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宇都宮ブレックス、ジャスティン・ハーパーを電撃補強――ジェレット離脱で“勝ち筋”を再設計する緊急ロスター戦略【B1最新動向】

要約:インサイド再編で“勝ち筋”を上書き――宇都宮がジャスティン・ハーパーと契約合意

B1東地区の宇都宮ブレックスが、パワーフォワードのジャスティン・ハーパー(208cm/36歳)と2025–26シーズンの新規選手契約に合意した。
10月15日の千葉ジェッツ戦からベンチ登録が可能で、同日付けでグラント・ジェレットがインジュアリーリスト入り。負傷離脱によるビッグマンの空白を即時に埋める“点とリバウンドの二刀流”補強だ。
宇都宮はすでに東地区上位圏でのスタートダッシュを決めつつあり、直近のB1は10/15(水)〜10/19(日)にかけて連戦が続く。ローテーションの再構築は待ったなし――首位レースの第一コーナーで、宇都宮は「守備効率を落とさずに得点の底上げ」という難題に挑む。

プロフィール:ジャスティン・ハーパーとは誰か

  • 出身/年齢/体格:米国、36歳、208cm/108kgのPF
  • NBA実績:オーランド・マジックなどで22試合出場
  • Bリーグ経歴:2020–21京都→越谷→2024–25 FE名古屋(双方合意の解除で11/15発表、13試合で6.3得点/5.0リバウンド)→2025年8月から群馬の練習生
  • スキルセット:ピック&ポップの外角、トレイル3、ポストのフェイスアップ、DREBからの1stパス供給。サイズに見合うフィジカル・コンタクト耐性と、スペーシングを壊さないシュートセレクションが持ち味。

越谷時代には35得点の爆発試合も経験。いわゆる「ハイボリュームスコアラー」ではないが、ラインナップの穴をピンポイントで塞ぐ職人的即効性に長けるタイプだ。

補強の背景:ジェレット離脱で揺らぐ“攻守バランス”

宇都宮は同日、ビッグマングラント・ジェレットのインジュアリーリスト登録を公表。昨季の優勝に貢献した要のアウトサイドストレッチ&リムプロテクト資産を一時喪失する格好となった。
そこでクラブが描いたのは、「守備のアイデンティティは据え置き、攻撃の再現性を担保」というロスター再設計。ハーパーはハーフコートの停滞を“1本のポップ3”で解きほぐせる。一方で、ヘッジ後のDREB/スクランブル復帰など、宇都宮が標榜する連動守備に適応できるフットワークと判断力を持つ。

戦術適合:宇都宮オフェンスにおける3つの着地点

  1. ピック&ポップ拡張:ニュービルやガードの二次創出時、サイドピック→ショートロール→キックの一連に、ポップの射程を追加。タグに迷う相手に“守る幅”を広げさせる。
  2. トレイル3の脅威:セカンダリーブレイクでドラッグPNRの後列にハーパーを配置。リム→コーナー→トップの連続タッチで、弱サイドのクローズアウト距離を最大化。
  3. ハイポストのハブ化:ハイロー/フレアの呼吸合わせで、ショートハイポストにボールを預ける時間を設計。フェイスアップからのハンドオフ→ズームで二次連鎖を起動する。

これにより、「1stアクションが止まった後の速い2手目」が増え、ショットクオリティ(質)の平準化が期待できる。

守備面の見立て:落とさないためのKPI

  • DREB%:セカンドユニット時に+2.0ptの上積みを目標。1ポゼッションあたりの守備完了率が攻撃テンポに直結。
  • ポスト守備の助け合い:ハーパーの縦コンタクトに対し、ペリメータの“早い手”ダブル→ローテを完了する所要時間を短縮。
  • トランジションDF:外弾き後の最初の3歩。シュート後の遷移ルール(クラッシュ2/セーフ3)の徹底で被被弾率を抑止。

数値化された目標を試合ごとにレビューすることで、“補強効果の可視化”が進み、チーム全体の納得感が高まる。

直近日程とインパクト:千葉J戦(10/15)で“いきなり実装”の可能性

B1は10/15(水)に全体のミッドウィークゲームが組まれ、宇都宮は千葉ジェッツと激突。さらに10/18(金)〜10/19(土)にもリーグ全体で連戦が控える過密編成だ。
ハーパーが登録即日でプレータイムを得るなら、想定される導入は以下のミニマムパッケージ:

  1. ATO(タイムアウト明け)専用セットホーン→スプリット→ポップで1本目の3Pを設計。
  2. SLOB/BLOBのスペーサー役:インバウンズ後のズームDHOsからトップにオーバーラップ。
  3. セカンドユニット5分枠:疲労とファウルトラブルのブリッジ。5分×2シフトで守備ルールの学習コストを最小化。

即戦力の“痛点消し”に徹すれば、千葉のリム守備を引き剥がす副作用も期待できる。

類似の過去事例:緊急補強がシーズン軌道を変えたケース

  • 某年・宇都宮:前半にビッグマンの離脱→ストレッチPF導入でPNR→ポップの効率が上昇、クラッチ得点が復活。
  • 某年・川崎:スターのシュート不調期に、ハブ型PFを獲得してハンドオフ連鎖を増加。ペースは落とさずに効率だけ上げる設計転換に成功。

緊急補強の成否は、「役割の明確さ」と「時間の使い方」に集約される。ハーパー起用が“何をしないか”まで含めて明確であれば、チーム全体のミスは減る。

メディア/ファンの反応:即戦力×経験値への期待と、守備継承への不安

SNSでは「越谷での35点」「FE名古屋での粘り」「群馬での練習生という誠実な姿勢」など、経験値と人間性に裏打ちされた即効性への期待が高い。一方、「守備網の継承」は最大の論点だ。宇都宮の勝ち筋は守備からのトランジションにある。ハーパーが守備規律をどこまで短期で吸収できるか――ここが“補強のリターン”を左右する。

対千葉Jのポイント:3つの“先回り”で優位を作る

  1. 早期スイッチ狩りの準備:千葉のスイッチ/ICE対策として、ショートロール→コーナーを即共有。タグの遅れを突く。
  2. リム保護の二重底:ハーパーの縦壁にウイングのディグを重ねる。FGAを増やさず、で勝つ。
  3. ATOの最初の一手ホーン→フレア→バックで相手のスカウティングを1手上回る。この1本でベンチを温める。

年表:ハーパーの近年キャリアと宇都宮合流まで

  • 2020–21:京都でBリーグ参戦
  • 2022–24:越谷で2季(35点のキャリアハイ級試合)
  • 2024–25:FE名古屋で開幕→11/15双方合意解除(13試合6.3点/5.0板
  • 2025/8:群馬の練習生として活動
  • 2025/10/14:宇都宮と契約合意発表、10/15 千葉戦から登録可能

データ視点の仮説KPI(導入後10試合)

  • オンコートTS%(チーム):+1.5pt上昇
  • 2ndユニットORTG:リーグ平均±0→+2.0を目標
  • DREB%:+2.0pt(セカンドチャンス失点の削減)
  • PNP(ピック&ポップ)由来の3P試投比率:+5%

これらは“補強の価値”を説明できる数字で、シーズンの意思決定を支える根拠になる。

今後の展望:EASLや上位直接対決を見据えた“二層化ローテ”

国内リーグの過密日程に加え、EASLなど国際大会の負荷も加わる。宇都宮は「守備維持ユニット」と「得点上積みユニット」の二層化で戦うのが理想だ。
ハーパーは後者の“得点上積みユニットの起点”ズーム/ハンドオフ/ピック&ポップの連鎖をハブとして回し、ベンチ時間帯の停滞を一撃で断ち切る役割を担う。

編集部的まとめ:緊急補強は“足し算”ではなく“引き算”で考える

今回の合流の肝は、「やることを増やさない」ことだ。既存の強みを削らず、弱点だけを消す。ハーパーの強みはまさにそこで、最小の導入で最大の余白を生む
宇都宮が狙うべきは、「勝ち筋の再現性」の回復。ジェレット離脱の痛みを、ハーパーという“再現性の部品”で補う。千葉J戦は、その答え合わせの初日になる。

アクション喚起:ここを見てから語ろう(観戦チェック3点)

  1. ハーパーの初出場はどのタイミング?(第2Q中盤or第3Q頭の起用なら“設計導入”のサイン)
  2. 最初の3Pはセットから?(ATO/サイドラインから作られたなら“再現性狙い”)
  3. DREB後の1stパス(速攻のスイッチの切り替え速度を要チェック)

観るべき論点が揃えば、勝敗の理由が言語化できる。ハーパー×宇都宮の新バージョン、最初の答えはもうすぐ出る。

【3×3.EXE PREMIER 2025 PLAYOFFS】ブリスベンが頂点!メルボルンを破りオーストラリア勢が頂上決戦を制す|うめきた・ロートハートスクエア熱狂のDAY2レポート

うめきたの中心が3×3の舞台に——プレミアリーグの頂上決戦「PLAYOFFS 2025 DAY2」開催

2025年9月28日(日)、日本最高峰の3人制バスケットボールリーグ「3×3.EXE PREMIER 2025」はシーズン最終章を迎えた。
大阪・グラングリーン大阪「ロートハートスクエアうめきた」で行われた**PLAYOFFS 2025 DAY2**は、各国の代表クラブが集結する国際色豊かな決戦となった。

晴天の下、DJと観客の手拍子が響き渡る会場では、オーストラリア・ベトナム・タイ・ニュージーランド・日本の代表チームが火花を散らし、今季の“真の王者”を決める戦いが繰り広げられた。
最終的に、**BRISBANE 3X3.EXE(オーストラリア)**が**MELBOURNE MAGIC.EXE**との激戦を21−12で制し、2025シーズンの頂点に立った。

DAY2の結果:オーストラリア勢が圧倒的存在感を示す

DAY2の開幕は、午前11時の笛とともにスタート。日本勢、アジア勢、オセアニア勢が入り混じる国際トーナメント形式で、短時間ながら濃密な試合が続いた。

試合は全11ゲームに及び、予選ラウンドから決勝まで一気に駆け抜けるフォーマット。
DAY2の主な結果は以下の通り。

  • SHINAGAWA CITY.EXE 22−19 SAIGON HEAT.EXE
  • UTSUNOMIYA BREX.EXE 19−14 TOKYO DIME.EXE
  • HACHINOHE DIME.EXE 11−21 MINAKAMI TOWN.EXE
  • TOKYO VERDY.EXE 12−21 MELBOURNE MAGIC.EXE
  • ZETHREE ISHIKAWA.EXE 21−19 BREAKDOWN.EXE
  • RN SPORT.EXE 9−21 EPIC.EXE
  • BRISBANE 3X3.EXE 22−13 SHONAN SEASIDE.EXE
  • PRECISION.EXE 10−21 CT MONKEY.EXE
  • 準決勝:UTSUNOMIYA BREX.EXE 16−21 MELBOURNE MAGIC.EXE
  • 準決勝:ZETHREE ISHIKAWA.EXE 14−21 BRISBANE 3X3.EXE
  • 決勝:MELBOURNE MAGIC.EXE 12−21 BRISBANE 3X3.EXE

この日の主役となったのは、ブリスベンの高い完成度と組織力。
フィジカルの強さに加え、2ポイントシュートの精度、ディフェンスの強度、そしてゲームテンポの速さで他チームを圧倒した。
特に決勝戦では、ブリスベンが前半からリードを奪い、メルボルンを寄せつけずに優勝を決めた。

決勝戦レポート:ブリスベンがメルボルンを粉砕、21−12で戴冠

ファイナルカードは、オーストラリア勢同士の**BRISBANE 3X3.EXE vs MELBOURNE MAGIC.EXE**。
序盤からブリスベンがインサイドを支配し、リバウンドとセカンドチャンスで優位を築く。メルボルンは#24の鋭いドライブで反撃するも、ブリスベンの#3ガードが立て続けに2ポイントを沈め突き放す展開に。

中盤以降、ブリスベンは21点ルールに一歩も譲らず、終盤残り1分でフィニッシュブロー。
会場が歓声に包まれる中、選手たちはハグを交わし、優勝を実感した。

「この瞬間のために、すべてを注いできた。チームとしての結束が勝因」と、ブリスベンの主将は試合後にコメント。
オーストラリア勢が1−2フィニッシュを決めたことで、地域的な競争力の高さも印象づけた。

日本勢の奮闘:宇都宮ブレックスがベスト4進出

日本勢では**UTSUNOMIYA BREX.EXE**が唯一ベスト4に進出。
予選ではTOKYO DIME.EXEを19−14で下し、チームバランスの良さを見せつけた。
特に#6 岸川達輝のディフェンスリーダーシップ、#2 Julio de Assisのアタック力が光り、国際大会でも戦えるポテンシャルを証明した。

一方で、東京勢や神奈川勢は惜しくも初戦敗退。国内のトップクラブも、国際勢の高さとパワーに苦戦を強いられた。
それでも、プレミア所属クラブの多くが留学生や帰化選手を起用し、着実に世界基準に近づいていることが伺えた。

FIBA準拠ルールのスリルと“都市型バスケ”の魅力

今大会の会場である**グラングリーン大阪「ロートハートスクエアうめきた」**は、2024年に誕生した新商業エリア。
高層ビル群の合間に特設コートが設けられ、都市の真ん中でバスケが行われる“ストリート×エンタメ”の理想形が体現された。

観客は立ち見を含めて1000人を超え、試合ごとに歓声が沸き起こった。DJブースから流れるビートに合わせ、ファンが自然と手を叩き、まるでフェスのような雰囲気。
試合の合間には女子カテゴリーの試合も開催され、3×3カルチャーが“ジェンダーフリー”なスポーツイベントとして浸透している様子も印象的だった。

注目選手たちのパフォーマンス

DAY2では各チームが持ち味を発揮し、個性豊かなプレーが際立った。

– **Dai Shinada(ZETHREE ISHIKAWA.EXE)**:得点力とゲームメイクで観客を魅了。前日のMVPに続き安定したパフォーマンス。
– **Ryo Sugimoto(ZIGEXN UPDATERS.EXE)**:冷静な判断力とスリー精度で存在感を発揮。
– **Julio de Assis(UTSUNOMIYA BREX.EXE)**:日本代表経験を生かし、国際舞台でも堂々のリーダーシップ。
– **Vaughn McCall II(LEOVISTA.EXE)**:身体能力抜群のフィニッシャーとして会場を沸かせた。

各国選手の特徴が交錯する中、3×3特有の「テンポ」と「瞬発力」が際立った大会だった。

運営・環境面での進化:うめきたが示した“バスケ都市”の未来

グラングリーン大阪は、今後10年にわたり「スポーツ×都市文化」をテーマとする開発が進行中。
ロートハートスクエアのようなオープンスペースでのスポーツ開催は、まさに未来のスタンダードを示す取り組みだ。
観戦無料の形式により、普段バスケットに関心が薄い層も自然に足を止め、SNS上でも「#3x3EXE」「#うめきたバスケ」がトレンド入りした。

3×3はその特性上、音楽・映像・ファッションとの親和性が高く、都市型スポーツとしての可能性を最大限に発揮している。

次なる舞台へ:2026シーズンに向けた期待

PLAYOFFS 2025の終了により、今季の3×3.EXE PREMIERはすべての日程を終えた。
MVPおよび個人賞は後日発表予定だが、ブリスベンの統率力とメルボルンの完成度は来季も注目の的となるだろう。

日本勢も経験を糧に次シーズンへ備える。リーグ関係者は「2026年はより多くの国と地域を巻き込み、アジアから世界へ3×3カルチャーを発信する」と語っており、さらなるグローバル展開が期待される。

まとめ:3×3が描く“国境を超えるバスケットの未来”

ロートハートスクエアでの熱戦は、3×3.EXE PREMIERが単なるリーグ戦ではなく、“文化の交差点”であることを証明した。
都市空間を舞台に、国籍も言語も異なる選手たちがひとつのボールで繋がる——それこそが3×3の本質だ。

日本発の3×3リーグが国際的な舞台で存在感を放ち続ける中、来季はさらにエンタメ性・競技性・社会性を兼ね備えた新章が始まる。
うめきたの熱狂が、次の3×3時代を切り開く火種となった。

EASL2025–26シーズン全12チーム決定!日本勢は宇都宮・琉球・A東京が参戦、開幕日程も発表

東アジアスーパーリーグ(EASL)2025–26、全出場チームがついに確定

アジアを代表するバスケットボールクラブが競う国際大会「EASL(東アジアスーパーリーグ)」の2025–26シーズンに向け、出場する全12クラブが正式に発表された。8月4日、最後の1枠にフィリピン代表クラブ「メラルコ・ボルツ」が加わったことで、グループ構成や対戦日程が出揃い、日本からは宇都宮ブレックス、琉球ゴールデンキングス、アルバルク東京の3チームが参戦することが確定した。

日本からは3クラブが出場、Bリーグの勢力がEASLに集結


今回の日本勢は、Bリーグ2024–25王者の宇都宮ブレックスを筆頭に、昨シーズン好成績を収めた琉球ゴールデンキングスとアルバルク東京。いずれも国内トップクラスの実力を持ち、EASLにおいても優勝候補の筆頭として注目されている。

宇都宮は近年、堅守とトランジションバスケットを武器にBリーグでの存在感を強めており、琉球は外国籍選手との融合とホームアリーナの熱狂的な応援で知られる。アルバルク東京は戦術的完成度の高さと層の厚さで、安定した勝率を誇る常勝軍団だ。

それぞれが異なるバスケスタイルと強みを持つ日本勢が、アジアの強豪クラブとどのような戦いを見せるか注目が集まる。

出場全12クラブとグループ分け一覧

EASL2025–26は、以下の3グループに分かれて大会が開催される。

グループA

  • 宇都宮ブレックス(日本)
  • 台北富邦ブレーブス(台湾)
  • ソウルSKナイツ(韓国)
  • 香港イースタン(香港)

グループB

  • 琉球ゴールデンキングス(日本)
  • 桃園パウイアン・パイロッツ(台湾)
  • メラルコ・ボルツ(フィリピン)
  • マカオ・ブラックベアーズ(マカオ)

グループC

  • アルバルク東京(日本)
  • 昌原LGセイカーズ(韓国)
  • ニュータイペイ・キングス(台湾)
  • ザック・ブロンコス(モンゴル)

各グループでホーム&アウェーの総当たり戦が行われ、勝ち上がったチームはプレーオフステージに進出する予定だ。

日本勢の注目スケジュールと初戦カード

日本勢の初戦は10月8日から順次スタート。全クラブともにアジアの強豪としのぎを削る長い戦いが始まる。以下に、各チームのスケジュールを紹介する。

■宇都宮ブレックス

  • 10月8日:vs 台北富邦ブレーブス(アウェー)
  • 10月22日:vs ソウルSKナイツ(ホーム)
  • 12月17日:vs ソウルSKナイツ(アウェー)
  • 1月21日:vs 香港イースタン(ホーム)
  • 2月4日:vs 香港イースタン(アウェー)
  • 2月11日:vs 台北富邦ブレーブス(ホーム)

■琉球ゴールデンキングス

  • 10月8日:vs 桃園パウイアン・パイロッツ(アウェー)
  • 10月22日:vs メラルコ・ボルツ(ホーム)
  • 12月17日:vs マカオ・ブラックベアーズ(ホーム)
  • 1月21日:vs マカオ・ブラックベアーズ(アウェー)
  • 2月4日:vs 桃園パウイアン・パイロッツ(ホーム)
  • 2月11日:vs メラルコ・ボルツ(アウェー)

■アルバルク東京

  • 10月8日:vs ザック・ブロンコス(ホーム)
  • 10月22日:vs ニュータイペイ・キングス(アウェー)
  • 12月17日:vs 昌原LGセイカーズ(ホーム)
  • 1月21日:vs 昌原LGセイカーズ(アウェー)
  • 2月4日:vs ニュータイペイ・キングス(ホーム)
  • 2月11日:vs ザック・ブロンコス(アウェー)

注目チーム紹介:メラルコ・ボルツの挑戦

今大会で最後の出場枠を勝ち取ったメラルコ・ボルツは、フィリピンのプロリーグPBAを代表するクラブ。歴史あるPBAでは上位進出を繰り返しており、フィジカルコンタクトの強さと爆発力あるスコアリングが魅力だ。

2025–26シーズンでは琉球と2度の対戦が予定されており、フィリピン×日本というアジアバスケの頂上決戦とも言える注目カードになるだろう。

EASLの成長と、アジアバスケ界に与えるインパクト

EASLは2022年のプレ大会を経て本格始動した新興リーグだが、各国のトップクラブが一堂に会することで、アジアにおける“クラブチャンピオンシップ”として確固たる地位を築き始めている。

Bリーグ、PBA、KBL、SBLといった国内リーグの枠を超えて戦うことにより、選手のスキルアップ・戦術の高度化・ファン層の拡大が進んでおり、3×3との連携や人材流動化も加速する可能性がある。

特にGL3x3のような“エンタメ×競技”を志向するリーグにとって、EASLの動きは学びの多いプラットフォームとなるだろう。

まとめ:EASL2025–26の注目点と未来への展望

EASL2025–26は、アジアのクラブバスケを進化させる“実験場”であり、国際的な知名度向上やスポンサーシップの獲得など、様々な経済効果も期待されている。日本勢にとっては、国内リーグとは異なるスタイルのチームと相まみえる貴重な機会であり、チーム・個人の成長に直結する場だ。

GL3x3の観点から見ても、EASLを通じて生まれるスター選手や戦術的トレンドは、今後の3×3シーンにも影響を与えるだろう。クラブ単位での国際化が進む中、日本バスケの存在感をさらに高めるためにも、3チームの活躍から目が離せない。

青木ブレイクが宇都宮ブレックスに9年ぶり復帰!“原点回帰”でネイビーとイエローに再び袖を通す理由とは

青木ブレイク、9季ぶりに宇都宮ブレックスへ電撃復帰


2025年8月5日、B1リーグの宇都宮ブレックスがベテランフォワード・青木ブレイクとの2025–26シーズン契約合意を正式発表しました。青木にとっては実に9季ぶりとなる“古巣復帰”であり、かつて在籍したクラブに戻るというストーリーは多くのファンの胸を熱くさせています。

この復帰は単なる“ロスター補強”ではなく、青木自身のキャリアの原点への回帰であり、また宇都宮にとってもチームの文化や哲学を再確認する機会になると言えるでしょう。

青木ブレイクとは?プロキャリアを日本で歩んだ異色のパワーフォワード

青木ブレイクはアメリカ出身の202cm/100kgのパワーフォワード。2025年11月に32歳を迎えるベテラン選手です。2017年2月、当時の栃木ブレックス(現・宇都宮ブレックス)に加入し、日本でのプロキャリアをスタートさせました。

ルーキーイヤーの2017–18シーズンには富山グラウジーズへ期限付き移籍。以降、福岡(ライジングゼファー)、東京八王子(金沢武士団時代含む)、湘南ユナイテッドBC、豊田合成スコーピオンズ、徳島ガンバロウズなど、全国各地のチームで経験を積んできました。

B2や地域リーグ、さらには社会人チームも含めた広範なフィールドでプレーし続けたその歩みは、「日本のバスケ文化とともに生きてきた」とも言えるほど多岐にわたります。

プロとして“原点”の宇都宮へ…青木が語る想い

クラブの公式発表と同時に、青木ブレイクは以下のような想いを綴りました。

> 「かつて愛し、大切にしていた場所に戻ってこれる機会は人生において滅多にありません。私はまさにその幸運な一人です!」

> 「10年前、このチームには勝利の文化、家族的な雰囲気、そして素晴らしいファンベースがあることを私は感じました。それ以来、宇都宮に戻り、再びネイビーとイエローのユニフォームを着ることが私の夢でした。」

> 「新たなモチベーションとエネルギーを持って宇都宮に戻ります。元チームメイト、そして新しいチームメイトとともに、新たなスタートを切ることを楽しみにしています。」

これらのコメントからは、宇都宮というクラブが青木にとって単なる“チームのひとつ”ではなく、キャリアや人生における“心の拠り所”であったことが強く伝わってきます。

宇都宮ブレックスの2025–26ロスター状況

復帰を迎え入れる宇都宮ブレックスのロスターも充実しています。2025年8月5日時点での所属選手は以下の通りです:

– 田臥勇太(不動のベテラン司令塔)
– 比江島慎(日本代表のエーススコアラー)
– 小川敦也、遠藤祐亮、竹内公輔(中堅の安定感)
– 青木ブレイク(新加入)
– 高島紳司、渡邉裕規、石川裕大、星川開聖、鵤誠司(バランスの取れたローテーション)
– D.J・ニュービル、ギャビン・エドワーズ、グラント・ジェレット、アイザック・フォトゥ(強力な外国籍選手)

チームには豊富な経験とスキルを持つ選手が揃い、青木の復帰によって“厚み”と“結束”の両方が期待されます。

流浪のバスケ人生から再びB1の舞台へ

青木ブレイクはこの9年間、Bリーグの最前線から一歩離れたステージでも、腐らずにバスケに向き合い続けました。移籍を繰り返す中でも、常に「チームに貢献する姿勢」と「プレーへの情熱」を絶やさなかった点は、若手選手にとっても模範的です。

B3や地域クラブでの奮闘を重ねた彼の姿は、「再び上のステージへ戻る」という強い意志がなければ成し得なかった軌跡。まさに“叩き上げ”の象徴です。

このような選手が再びB1の舞台に立つことは、今後の日本バスケ全体にとっても重要な意味を持ちます。

過去の事例と比較:ベテランの復帰がもたらす価値

Bリーグでは、過去にもかつての在籍クラブに復帰したベテラン選手が何人かいます。たとえば、

– 篠山竜青(川崎→一時代表専念→川崎復帰)
– 桜木ジェイアール(アイシン→三河→アイシン)

など、元所属チームへの“原点回帰”は、チームに精神的な支柱をもたらすと同時に、ファンとの絆をより強固にします。

青木ブレイクの復帰も、この系譜に連なるものとして、宇都宮のカルチャー形成に貢献することが期待されています。

GL3x3への示唆:移籍と育成を超えた“循環型バスケ”へ

青木ブレイクのように、地域を転々としながらもプレーを続け、再びトップレベルに返り咲くケースは、3×3バスケにも大きなヒントを与えます。

GL3x3のような新興リーグにおいても、キャリア後期の選手を受け入れ、再び3×3から5人制へ戻る“循環型モデル”が成立すれば、より多くの選手にチャンスを提供できるでしょう。

また、青木のような多拠点経験者は、コミュニティ形成や若手育成でも貴重な存在。GL3x3においても、彼のような「広域経験+帰属意識」を持った選手の参入が期待されます。

まとめ:青木ブレイクが語る“夢の続き”を宇都宮で

青木ブレイクの宇都宮ブレックス復帰は、単なる“古巣復帰”ではありません。それは、選手人生をかけて歩んできた軌跡の結晶であり、「夢の続きをこの地で実現する」という強い意志の表れです。

9シーズンぶりにネイビーとイエローのユニフォームに袖を通す男は、宇都宮というクラブの歴史に、もう一度自らの名を刻みにきました。

今シーズンのブレックス、そして青木ブレイクのプレーに注目が集まる中、GL3x3でもこのような“人と文化に根ざしたバスケットボール”を追い求めていく意義が浮かび上がっています。

ジョシュ・スコットがB3岡山と契約!元宇都宮ブレックスの優勝ビッグマンが2季ぶりBリーグ復帰

ジョシュ・スコットがB3岡山に加入|2季ぶりのBリーグ復帰へ


2025年7月31日、B3リーグのトライフープ岡山は、元宇都宮ブレックスのジョシュ・スコットとの2025–26シーズンにおける新規選手契約を発表した。スコットのBリーグ復帰は、2022–23シーズンを最後に日本を離れて以来、2シーズンぶりとなる。

B1優勝経験を持つ実力派ビッグマンの加入により、トライフープ岡山の来季の注目度は一気に高まった。

スコットのキャリア|NCAAから世界を経て日本の頂点へ

ジョシュ・スコットは1992年アメリカ・コロラド州出身。身長210cm、体重114kgのパワーフォワード兼センターとして、NCAAディビジョン1の名門・コロラド大学で頭角を現した。大学卒業後は北マケドニア共和国のクラブでプロキャリアをスタートし、2017年に初来日。

以降、島根スサノオマジック、琉球ゴールデンキングス、宇都宮ブレックス、横浜ビー・コルセアーズといったB1クラブを渡り歩き、特に宇都宮在籍時の2021–22シーズンにはBリーグチャンピオンの立役者の一人として活躍した。

宇都宮ブレックスでの躍動|インサイド支配力が光った

スコットの代表的なシーズンとなった2021–22年、宇都宮ブレックスではレギュラーシーズン52試合中すべてに出場。平均11.4得点、7.6リバウンド、1.2ブロックを記録し、攻守にわたってチームの屋台骨を支えた。

プレーオフでもその存在感は際立ち、特にファイナルでは強豪琉球との激戦の中でペイントエリアを完全に制圧。彼のサイズとフィジカル、そして戦術理解度の高さが優勝への大きな推進力となった。

B3岡山への加入背景|優勝経験を地方クラブに還元

今回のトライフープ岡山加入は、B3クラブにとって極めて大きな補強となる。岡山は2024–25シーズン、B3プレーオフ進出を逃したものの、近年着実に組織力を高めてきており、スコットの加入はチームの天井を押し上げる存在となるだろう。

岡山は以前よりインサイドのリムプロテクターとフィジカルプレイヤーを補強ポイントとしており、スコットのサイズと経験はまさに理想的なピースと言える。

GL3x3視点|3×3でも活きる“知性あるビッグマン”のモデル

ジョシュ・スコットのような「サイズだけでなく、頭脳で守るビッグマン」は、3×3バスケットボールでも重要なモデルケースだ。特にスイッチディフェンスの局面では、サイズのミスマッチだけでなく、ポジショニングと状況判断力が試される。

GL3x3では、高さのある選手でも“スローではなく機動性と判断力を持つ”ことが求められており、スコットのような動けるインサイドプレイヤーが新たなスター像として注目されている。

選手コメント(※岡山公式より)

現在のところスコット本人からのコメントは発表されていないが、岡山側はプレスリリースで以下のように期待を寄せている。

「ジョシュ・スコット選手の経験と実績、そして日本バスケを熟知したインテリジェンスは、我々のチームに新たな推進力を与えてくれると信じています。地域のバスケ熱をさらに高める存在として大きな期待をしています」

Bリーグ全体の流れとスコット復帰の意義


現在、Bリーグ全体では『B.革新』と呼ばれる構造改革が進行中で、外国籍選手の役割やチーム編成方針にも変化が見られている。そんな中で、過去にリーグの頂点を経験したスコットのような選手が再び日本に戻ってくることは、リーグの競争力と魅力を高める意味でも大きな意義を持つ。

彼のような選手が、再び地方都市でプレーすることで地域バスケ文化への還元が生まれ、リーグ全体の底上げにもつながっていく。

まとめ|“B1優勝の柱”がB3で再起、岡山から再び頂点へ

ジョシュ・スコットのB3岡山加入は、単なる助っ人補強ではない。B1優勝経験を持つインテリジェントなビッグマンが、再び日本でのキャリアをスタートさせるという“再生と挑戦”の物語である。

トライフープ岡山の悲願であるB2昇格、そして地域からのバスケ文化醸成に向けて、スコットが果たす役割は計り知れない。GL3x3としても、こうした“復帰組”のストーリーが若手選手のロールモデルとなることを強く期待している。

📣GL3x3公式サイトでは、元B1スターや海外組の復帰情報も随時発信中。あなたも“次のステージ”に挑む選手たちの姿を追いかけてみてほしい。

宇都宮ブレックスが一挙14名と契約継続発表!田臥勇太&比江島慎らが新シーズンへ挑む

宇都宮ブレックスが2025-26シーズンに向け14名と契約継続

B1リーグ所属の宇都宮ブレックスは、2025年6月30日にチーム所属選手の契約状況を発表し、現役を引退した村岸航を除く14名との契約継続を明らかにした。これにより、2025-26シーズンに向けたチームの骨格が固まり、国内外のタイトル防衛に挑む態勢が整った。

今季、宇都宮は3年ぶりとなるBリーグ制覇を達成し、さらにアジア最高峰のクラブ大会『バスケットボールチャンピオンズリーグアジア2025(BCL Asia)』でも優勝。国内外で二冠を成し遂げた背景には、チーム全体の組織力と層の厚さがあった。

発表が遅れた背景と一斉発表の意義

シーズン終了後も契約更新の発表がなかなか行われなかったのは、宇都宮が国際大会を戦っていたためであり、選手の去就に関する情報が出揃うタイミングを見計らっていた。BCL Asiaの終了と新シーズン登録日を目前に控えた6月30日、ようやく全選手の動向が明らかとなった。

この一斉発表には、ファンや関係者に向けて「チーム一丸で戦い続ける」という強いメッセージが込められている。

田臥勇太、現役18年目の意気込み

44歳となる田臥勇太は、今季も宇都宮ブレックスの象徴としてプレーを継続。Bリーグ最年長選手でありながら、ベンチや練習での存在感は絶大だ。18シーズン目を迎える田臥は、クラブを通じて「大好きな仲間たちとバスケットができる喜びを胸に、また最高の景色を目指して戦い続けたい」とコメントを発表。自身の成長とチームへの貢献に意欲を見せている。

比江島慎「新たな歴史をともに」

宇都宮の日本人エースとして活躍し、2024-25シーズンにはベスト3ポイント成功率賞を受賞した比江島慎は、35歳のシーズンを目前にさらなる飛躍を誓った。「EASLや天皇杯などでも新たな歴史をつくりたい。ハードなスケジュールの中でも全力で戦います」と、複数の公式戦に向けて意欲を語っている。

比江島はニュービルと並びチームのダブルエースとして機能し、国内外の舞台で宇都宮を牽引してきた。来シーズンもその役割は健在だ。

若手選手の躍動とチームの層の厚さ

今回の契約継続には、高島紳司や小川敦也といった成長著しい若手選手の名も含まれている。特別指定枠の星川開聖、U22選手として登録される石川裕大など、将来の主力候補も順調に育成されており、チームの若返りと強化が同時に進んでいる。

このように、経験豊富なベテラン勢と勢いのある若手が共存する体制は、宇都宮ブレックスの強さの源である。

2025-26シーズン契約継続選手一覧

  • #0 田臥勇太
  • #6 比江島慎
  • #7 小川敦也
  • #9 遠藤祐亮
  • #10 竹内公輔
  • #12 高島紳司
  • #13 渡邉裕規
  • #15 石川裕大(U22枠)
  • #17 星川開聖(特別指定選手プロ契約)
  • #18 鵤誠司
  • #25 D.J・ニュービル
  • #33 ギャビン・エドワーズ
  • #34 グラント・ジェレット
  • #42 アイザック・フォトゥ

未来を見据えるブレックスの戦略

ブレックスはこの発表により、選手全員の契約を一気に公表することで、ファンやスポンサーに対して来季も「変わらぬ強さ」を維持するという安心感を与えた。田臥や比江島を筆頭に、新旧の融合が進む布陣で、再びリーグの頂点を狙う。

また、アジアリーグや天皇杯など複数の大会での戦いが待つ2025-26シーズンに向け、選手のモチベーションも高い。宇都宮ブレックスが次に描くストーリーは、さらなる進化と記録更新のシーズンになるだろう。

【Bリーグ/宇都宮ブレックス】最多優勝の名門が築いた歴史と強さの秘密

宇都宮ブレックスとは?Bリーグの象徴的存在へ

宇都宮ブレックスは、栃木県宇都宮市に本拠を構えるプロバスケットボールチームで、B.LEAGUEのB1東地区に所属しています。創設は2007年で、当初は「栃木ブレックス」として活動を開始。2019年から現在の「宇都宮ブレックス」に名称変更されました。

特徴的なのは、3度のB1リーグ優勝(2016-17、2021-22、2024-25)を誇り、2025年にはアジア最高峰のクラブ大会「BCLアジア」でも優勝を成し遂げた点です。クラブとしての完成度と勝負強さ、地域密着型の運営、そして「BREAK THROUGH」の理念が融合し、日本のバスケットボール界において最も成功したクラブの一つとされています。

クラブの理念とチーム名の由来:「BREX」に込められた想い

チーム名「BREX」は、“BREAK THROUGH”と“REX(ラテン語で王)”を組み合わせた造語です。これは「現状を打破し、バスケ界の王者を目指す」という強い意志を象徴しています。またチームカラーであるネイビーとイエローは、インディアナ・ペイサーズをリスペクトして選ばれており、NBAに学びながら日本のバスケに革新をもたらす姿勢が感じられます。

B.LEAGUE最多優勝クラブへの軌跡

2007年にJBL2へ参入したブレックスは、初年度で早くも優勝。翌年にはJBL昇格を果たし、2009-10シーズンには当時のJBLで初優勝を成し遂げました。その後もリーグ再編を経て、2016年にB.LEAGUEが発足すると、トーマス・ウィスマンHCのもと初代チャンピオンに。2021-22、2024-25にも栄冠を手にし、B1優勝回数でトップに立っています。

2024-25シーズンは、レギュラーシーズンで48勝12敗の堂々たる成績を残し、悲劇的なブラスウェルHCの急逝を乗り越えてチャンピオンに返り咲きました。

主力選手と注目の戦力構成(2025年現在)

2025年現在の宇都宮ブレックスは、ベテランから若手までバランスの取れたロスターを構築しています。MVPを2年連続受賞したD・J・ニュービルは攻守で絶対的なエースであり、日本代表経験もある比江島慎、司令塔・田臥勇太、堅実なガード鵤誠司らがチームの中核を成しています。

また、帰化選手として活躍するギャビン・エドワーズ、3ポイントシュートに定評のある村岸航、若手有望株の石川裕大や星川開聖といった将来性のある選手も揃っています。

地域密着と育成の強化:U15・U18・バスケ普及活動

宇都宮ブレックスの特徴は競技成績だけでなく、地域との関わりや育成面にもあります。U15・U18チームを設立し、地元選手の育成に注力。「BREX SMILE ACTION」や「キッズモチベーション・プロジェクト」などを通じて、小学校訪問やバスケ教室なども積極的に展開しています。

ブレックスアリーナ宇都宮では試合以外にも地域イベントが多く開催され、地元に根差した活動がクラブへの厚い支持を支えています。

3×3チーム「UTSUNOMIYA BREX.EXE」の存在

宇都宮ブレックスは5人制だけでなく、3×3バスケットボールにも参入。「UTSUNOMIYA BREX.EXE」として2015-16シーズンから活動を開始し、3×3.EXE PREMIERにも参戦しています。Bリーグの人気とノウハウを生かしたこの3×3チームは、GL3x3とも関連が深く、若手育成の場としても注目されています。

クラブを支える運営体制と収支の安定性

運営会社「株式会社栃木ブレックス」は、バスケットボール専門の経営体制を整えており、2021年度の売上は12億円を超える規模に成長。地域企業との連携も深く、ユニフォームスポンサーには栃木銀行やニチガスなどが名を連ねています。

この安定した経営基盤は、選手獲得、施設整備、地域活動のすべてを支える重要な土台となっています。

ブラスウェル前HCの遺志と新体制への展望

2024-25シーズン途中で急逝したケビン・ブラスウェルHCの後を受け、ジーコ・コロネルACがHC代行として指揮を執り、チームは逆境を乗り越えて優勝を果たしました。彼の采配とチームの団結力は多くのファンに感動を与えました。

今後はコロネル体制の下、さらなる戦力補強や若手起用が進むと予想され、BリーグとBCLアジアの二冠を超える“三冠”も視野に入るシーズンとなりそうです。

ファンとの絆とメディア露出

宇都宮ブレックスは地元テレビ局「とちぎテレビ」や「バスケットLIVE」を通じたメディア露出も多く、試合の放送・配信によってファン層を着実に拡大しています。また、チームマスコット「ブレッキー」や「ベリーちゃん」、公式チア「BREXY」など、エンタメ性を重視したファンイベントも人気です。

まとめ:宇都宮ブレックスの今後に注目!

B.LEAGUEを代表するクラブとして、その実績と地域貢献、育成への情熱を兼ね備えた宇都宮ブレックス。今後のBプレミア構想やアジア展開の中でも、その存在感はますます大きくなるでしょう。

「BREAK THROUGH」の理念のもと、次なるブレイクスルーに向けて走り続ける宇都宮ブレックスの戦いから、今後も目が離せません。

【3×3/UTSUNOMIYA BREX.EXE】日本一3度・世界へ挑む宇都宮発3×3バスケットボールチームの魅力と2025最新情報

UTSUNOMIYA BREX.EXEとは?チームの概要と理念


UTSUNOMIYA BREX.EXE(ウツノミヤ ブレックス エグゼ)は、栃木県宇都宮市を本拠地とする3人制バスケットボールチームです。母体となるBリーグの宇都宮ブレックスの理念を引き継ぎ、3×3という新しい形態の競技で世界に挑戦しています。チームカラーは鮮やかなイエローで、スローガンは「Break Through ~既成概念を打破し、スポーツ界、バスケ界、栃木に風穴をあける~」。地域に根ざしながら、世界最高峰の舞台を目指す姿勢が強く表れています。

2015年の参入以来、3×3.EXE PREMIERを主戦場として戦い続け、国内トップクラスの勝率を誇ります。累計成績は254試合210勝44敗、勝率82.68%と驚異的な数字を残しています。特に「KO勝ち」と呼ばれる21点先取での試合終了は176回、KO率は83.81%を誇り、その圧倒的な強さはリーグの中でも群を抜いています。

国内での実績:日本一3度の栄光


BREX.EXEは3×3.EXE PREMIERの頂点を何度も経験してきました。2016年と2019年に続き、2021年の「3×3.EXE PREMIER JAPAN PLAYOFFS」で優勝。3度目の日本一を手にしました。2021年の決勝トーナメントでは、エースの齊藤洋介選手がPLAYOFFS MVPに輝き、ベテランの存在感を示しました。

2021年のプレーオフは無観客開催でしたが、国内トップ16チームが集い熾烈な戦いを繰り広げました。決勝ではTRYHOOP OKAYAMA.EXEを下し、日本一を奪還。これによりBREX.EXEは、国内3×3シーンにおける常勝軍団としての地位を確固たるものにしました。

世界への挑戦:FIBA 3×3 World Tourでの存在感

国内にとどまらず、BREX.EXEは世界最高峰の大会「FIBA 3×3 World Tour」にも積極的に参戦しています。2019年にはサウジアラビアで開催されたマスターズで、日本のチームとして初めてベスト4に進出する快挙を達成。世界の強豪を相手に堂々と渡り合い、日本バスケ界に新たな可能性を示しました。

さらに2024年には、日本史上初めて2年連続で予選突破・決勝トーナメント進出を果たしています。セルビアの世界王者UBに敗れたものの、22-11と健闘し、世界と互角に渡り合える力を証明しました。

そして2025年、FIBA 3×3 World Tourの開幕戦「Utsunomiya Opener 2025」への出場が決定。開催都市枠での出場ながら、FIBAランキング37位のBREX.EXEが、世界ランキングTOP10のチームに挑みます。ホーム宇都宮での開催という追い風を受け、どこまで食い下がれるか注目が集まります。

2025シーズン所属選手と意気込み

2025シーズンのBREX.EXEには多彩なバックグラウンドを持つ選手が集結しました。ベテランから若手、国内選手から海外出身選手まで幅広く揃え、厚みのあるロスターを形成しています。

– #3 ヨバン・ツセビャック(オーストラリア出身)
– #7 飯島康夫(SNS総フォロワー300万人超/2年ぶり復帰)
– #8 荒優大(泥臭いプレーでチームに貢献)
– #11 齊藤洋介(40歳ベテラン、2021MVP)
– #13 グリフィン・ビュワー(209cmのサイズでゴール下を支配)
– #17 森山ロバート隼太(青森出身の新戦力)
– #24 仲西佑起(日本代表としても活躍)
– #33 クーリバリ・ソロモン(移籍加入/フィジカルとスピードが武器)
– #49 草野颯斗(193cmの若手ビッグマン)
– #66 ヒューゴ・ショター(フランス出身211cmの大型選手)

選手たちはそれぞれコメントを発表し、チームへの意気込みを語っています。特に齊藤洋介選手は「40歳となり役割が大きく変わる年」と位置づけ、経験をチームに還元する姿勢を強調しました。一方、若手のグリフィンやソロモンはエネルギッシュなプレーで新風を吹き込んでいます。

2025シーズンの躍動:Round.8での初優勝

2025年8月31日に青森県八戸市で開催された「3×3.EXE PREMIER 2025 MEN’S JAPAN Round.8」で、BREX.EXEは今季初のROUND優勝を果たしました。新体制で試行錯誤を続けてきたチームが、ようやく形になった瞬間でした。

中心となったのは日本代表の仲西佑起選手。さらにMVPを獲得したクーリバリ・ソロモン、アグレッシブな荒優大、ゴール下を支えたグリフィンと、全員が噛み合う理想的なチームバスケットを展開しました。特にソロモンは移籍後初のタイトル獲得に喜びを爆発。観客を大いに沸かせました。

この勝利は単なる1ラウンド優勝ではなく、チームが進化の過程にあることを示す象徴的な成果となりました。

地域と共に歩むチーム

UTSUNOMIYA BREX.EXEは、単なるスポーツチームにとどまらず、地域活性化の一翼を担っています。宇都宮市内では「3×3のまち宇都宮推進委員会」が中心となり、大会やイベントが開催され、二荒山神社参道など歴史的な場所を舞台に試合が繰り広げられています。スポーツと地域文化を融合させる取り組みは、全国的にも珍しく、宇都宮の新しい魅力として注目を集めています。

また、YouTube公式チャンネルやSNSを通じて国内外のファンと積極的に交流。飯島康夫選手のSNS総フォロワー数は300万人を超え、デジタル発信力も大きな武器となっています。

今後の展望と注目ポイント

2025シーズン、BREX.EXEには大きな注目が集まります。FIBAワールドツアーの開幕戦に出場し、世界のトップチームと対峙する姿は、日本の3×3ファンにとっても必見です。さらに国内リーグでもラウンド優勝を積み重ね、プレーオフでの4度目の日本一を目指しています。

ベテランと若手、国内外の多彩な選手が一体となり、勝利を目指す姿はまさに「Break Through」の精神そのもの。宇都宮から世界へ、BREX.EXEの挑戦はこれからも続きます。

まとめ

UTSUNOMIYA BREX.EXEは、国内外で結果を残してきた日本を代表する3×3バスケットボールチームです。3度の日本一、FIBAワールドツアーでの快挙、そして2025シーズンの新たな挑戦。すべてがこのチームの歴史と未来を形作っています。地域と共に歩み、世界に挑むBREX.EXEの戦いから、今後も目が離せません。