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【3×3/ZIGExN UPDATERS.EXE】京都発の3×3プロチームが描く 若者支援×地域貢献 の革新モデル

京都発・ZIGExN UPDATERS.EXEとは?


ZIGExN UPDATERS.EXE(じげんアップデーターズ)は、株式会社じげんが運営する京都府京都市を拠点とする3×3(3人制バスケットボール)プロチームだ。

2022年に設立され、FIBA承認・JBA公認のグローバルリーグ「3×3.EXE PREMIER」に参戦。国内外で活動するプロチームとして、競技面のみならず、若者支援や地域貢献に力を入れた 社会性あるスポーツクラブ として注目を集めている。

スローガンは「UPDATE the YOUTH」 若者の挑戦を応援

チーム名「UPDATERS」には、 関わるすべての人の人生をアップデートする という想いが込められており、スローガンは「UPDATE the YOUTH ― 若者の挑戦を応援 ―」。

競技の枠にとどまらず、次世代のキャリア支援、地域との共創、教育活動にも積極的に取り組む姿勢が、これまでのバスケクラブとは一線を画している。

2025シーズンの所属選手と背番号一覧

2025年4月に発表されたロスターには、継続選手5名、新加入4名の計9名が登録されている。以下は背番号とともに確認された主な選手だ。

  • #3 下田 忠至
  • #4 宇田 隆平
  • #8 相馬 信
  • #15 鷲本 将吾
  • #23 中元 聡師
  • #24 岩川 勇作
  • #39 船山 裕士
  • #44 小川 広夢

経験豊富なプレーヤーから、新進気鋭の若手までバランスの取れた構成となっており、今季の台風の目となる可能性も高い。

京野菜をモチーフにした公式キャラクター「京野菜トリオ」

地域文化との連携を重視するZIGExN UPDATERS.EXEは、京都伝統の 京野菜 をモチーフにした公式キャラクターを展開中。子どもたちにも大人気の存在だ。

  • しょごたん(聖護院かぶ):背番号45。チーム最年少のスピード系ガード。
  • カモナス(賀茂なす):背番号74。のんびり屋だが高得点力を持つフォワード。
  • キンさん(金時にんじん):背番号22。2ポイントが武器のシュータータイプ。

これらのキャラを活用したグッズ・ノベルティ開発も進行しており、地域PRとの相乗効果が期待されている。

地域貢献活動「ENプロジェクト」

ZIGExN UPDATERS.EXEの地域連携を象徴するのが「EN(縁・円)プロジェクト」だ。2025年シーズンから本格始動し、企業や行政との連携を通じて 人と人のつながり を支援する活動を展開している。

代表的な取り組み例:

  • 学生向け賃貸住宅企業と連携した若者支援
  • 地域団体と共に挑戦機会を創出
  • スポーツクラブ「ビバ」とのパートナーシップ契約(2025年7月)
  • 京都市山科・醍醐地域体育館でのジュニア教室
  • 年1回の「ジュニア交流会」開催、契約選手が参加

子どもたちにバスケを通じた体験機会を提供し、3×3バスケの普及にもつなげている。

3×3.EXE PREMIERへの参戦実績

設立以来、ZIGExN UPDATERS.EXEは毎年「3×3.EXE PREMIER」に参戦。2025年は5月17日のワテラス大会(東京)を皮切りに、全8ラウンドを戦う予定で、9月にはプレーオフ進出を目指している。

実績だけでなく、魅せるプレー、地域との融合を武器に3×3の新しい価値を体現している。

若手発掘へ:トライアウトも活発に実施


2024年12月には京都市内の「BACK DOOR BASE」にて、2025シーズンに向けたトライアウトを開催。学生や社会人、バスケ未経験者も含め、多様なバックグラウンドを持つ挑戦者が参加し、次世代アップデーターの発掘に力を入れた。

GL3x3とも親和性の高い選考スタイルで、将来的には両リーグをまたぐ人材流動も期待されている。

京都での大会主催実績

2025年1月12日には、国内最大級のクラブチーム大会「3×3.EXE TOURNAMENT 2024-25」を京都市・龍谷大学深草キャンパスにて開催。京都産業大学、同志社大学、立命館大学、龍谷大学などが参加し、観戦無料で盛り上がりを見せた。

地域に根ざした大会運営力もZIGExNの強みだ。

グッズ・ファンクラブ展開も活発

公式オンラインショップでは、選手モデルのユニフォームやタオル、ボール、京野菜キャラクターグッズまで多彩なアイテムを販売中。

ファンクラブ会員特典:

  • レギュラー:¥5,500
  • ゴールド:¥22,000(限定グッズあり)

3×3専用ボール(5号球)や応援グッズも揃っており、地域ファンや若年層を中心に支持を広げている。

まとめ:ZIGExN UPDATERS.EXEは 社会をアップデートする 3×3チーム

ZIGExN UPDATERS.EXEは、単なるスポーツチームではない。

「若者の挑戦」「地域文化との融合」「社会課題へのアプローチ」を掲げ、京都を拠点にしながら全国・そして世界を視野に活動する新時代型の3×3クラブだ。

GL3x3のようなエンタメ性と社会性の融合を重視するリーグとも高い親和性を持ち、今後のコラボや人材交流にも期待がかかる。

ZIGExNの挑戦は、今まさに始まったばかりだ。

チーム情報

チーム名:ZIGEXN UPDATERS.EXE
ヨミ:ジゲン アップデーターズ エグゼ
本拠地:京都府京都市
チームカラー:濃藍

【3×3/IRISPARTNERS AICHI.EXE】|愛知・三河から全国へ。“共創と挑戦”を掲げる次世代型3×3チーム

概要

IRISPARTNERS AICHI.EXE(アイリスパートナーズ アイチ エグゼ)は、愛知県名古屋市および三河エリアを拠点に活動する3×3.EXE PREMIER参戦チーム。
地域密着と企業連携を軸に、バスケットボールを通じた「共創と成長」をテーマに掲げる。
チーム名の「IRIS」は、虹の“虹彩”や希望の象徴を意味し、多様な人々と価値をつなぐ架け橋としての想いが込められている。

チームコンセプト

スローガンは「CONNECT, CREATE, CHALLENGE.
IRISPARTNERS AICHI.EXEは、企業・地域・選手・ファンが一体となって成長する“共創型チーム”として活動している。
愛知県三河地方の産業力・名古屋の都市文化・そして3×3のスピード感――それらを融合させ、“地域総合スポーツブランド”を目指している。

設立背景

チームは2024年に設立。
中部圏に根づく製造業・ベンチャー企業・教育機関と連携し、スポーツを通じた地域活性化を推進。
IRISPARTNERSグループが掲げる「人材・スポーツ・社会貢献の三位一体モデル」を軸に、
三河・名古屋・知多といった複数拠点での活動を展開している。
チームの設立には地元出身プレイヤーや学生、指導者が多数関わっており、まさに地域発の共創型クラブとして注目されている。

チームカラーとロゴ

チームカラーはネイビー×レインボーグラデーション
ネイビーは“信頼と知性”を、レインボーは“多様性と未来”を象徴している。
ロゴ中央にはアイリスの花びらをモチーフとしたデザインが配され、「希望」「絆」「挑戦」という3つの花言葉を表現。
また、“パートナーシップの輪”を意味する円形ロゴは、企業と地域が共に成長する姿勢を体現している。

活動内容

  • 3×3.EXE PREMIER出場: 東海地区を代表して国内外の強豪と競い合う。
  • 地域イベント連携: 名古屋市・刈谷市・豊田市などでバスケ体験イベントを開催。
  • 企業連携プロジェクト: 地元企業とのコラボでスポーツ教育・健康経営・地方創生を推進。
  • ユース育成事業: 学生や社会人を対象としたバスケットボールスクールを展開。

プレースタイル

IRISPARTNERS AICHI.EXEのバスケットは、スピードとスペーシングを重視した“スマート・モーション・バスケット”。
3×3特有のトランジションの速さに加え、全員がハンドラーとして機能する柔軟なシステムを採用。
チーム全体でテンポを作り、リズムで相手を崩す“リズムバスケ”を特徴としている。
また、ファン参加型の試合演出にも積極的で、「観て楽しい・関わって熱くなる」チームづくりを実現している。

地域との関わり

愛知県は自動車産業を中心に多くの企業が集まる“ものづくりの中心地”。
チームは「スポーツ×ビジネス×教育」をテーマに、
企業とのコラボレーション、学生インターン制度、地域ボランティア活動などを展開。
特に三河エリアでは、豊田・岡崎・西尾と連携し、バスケイベントや地域祭りへの参加を通じて、地域密着型クラブモデルを実現している。

パートナーシップ戦略

チーム名にもある「PARTNERS」は、スポーツを媒介に企業・行政・地域の連携を意味している。
公式パートナー企業には地元の製造・IT・教育・医療系企業が名を連ね、
スポーツマーケティングと社会貢献を結びつける取り組みを継続中。
また、選手自身も地元企業で働きながら競技活動を行う“デュアルキャリア制度”を採用しており、
働く×戦うという新しいアスリート像を提示している。

今後の展望

IRISPARTNERS AICHI.EXEは、2026年までに3×3.EXE PREMIER上位進出
アジアツアー参戦を目標に掲げている。
また、愛知県内での3×3専用アリーナ建設や、ユース世代の育成リーグ創設も構想中。
「スポーツ×地域×未来創造」を合言葉に、東海エリアを代表するクラブチームとしての成長が期待されている。

スローガン

“SHARE THE VISION, BUILD THE FUTURE.”
──共に描き、共に創る。
IRISPARTNERS AICHI.EXEは、愛知の情熱を3×3のコートから世界へ発信していく。

しながわシティが3×3プロチームを設立|落合知也が選手兼社長に就任し世界挑戦へ

しながわシティが3人制プロチーム「SHINAGAWA CITY.EXE」を立ち上げ

B3リーグに所属するしながわシティバスケットボールクラブは、2024年1月31日に新たなチーム設立を発表した。その名も「SHINAGAWA CITY.EXE」。このチームは国際バスケットボール連盟(FIBA)が公認する3×3バスケットボールの世界的リーグ「3×3.EXE PREMIER」への参入がすでに決定しており、2025年4月1日から正式に活動を開始する。

母体となるのは「東京プロバスケットボールクラブ株式会社」で、活動拠点は東京都品川区。プロ3×3クラブとして、国内リーグのみならず国際大会での戦いも視野に入れており、「品川から世界へ」というコンセプトのもと、競技普及と地域貢献を両立させるクラブ運営を目指している。

落合知也が選手兼社長に就任、競技と経営の両立に挑戦

新チームの顔として注目されるのが、3×3日本代表のエースとして長年活躍してきた落合知也の存在だ。落合はこの新チーム「しながわシティ3×3バスケットボールクラブ」において、選手兼球団社長という二足の草鞋を履くことが発表された。

落合は東京都出身の37歳。195cm、95kgという恵まれた体格と、高い身体能力を活かしたオールラウンドなプレースタイルが特徴のフォワードだ。2013年に大塚商会アルファーズ(現・越谷アルファーズ)でプロキャリアをスタートし、翌2014年からは3×3日本代表として本格的な活動を開始。以来、国内外の大会で数々の実績を残してきた。

アジアカップ銅メダル、東京五輪出場など輝かしい実績

落合のキャリアを語る上で欠かせないのが、2018年に開催された「FIBA 3×3アジアカップ」での銅メダル獲得と、2021年の東京オリンピック出場だ。特に東京五輪では3×3種目が初採用され、日本代表のエースとして世界の強豪国と渡り合い、最終的に6位入賞という結果を残した。

それだけにとどまらず、越谷時代にも選手兼代表取締役という異例の役職を務めていた経験があり、今回の「選手兼社長」という役割は彼にとっても再チャレンジの場となる。プレイヤーとしての実力はもちろんのこと、経営者としてのビジョンにも注目が集まっている。

3×3.EXE PREMIERとは?世界とつながるプロリーグ

SHINAGAWA CITY.EXEが参戦する「3×3.EXE PREMIER」は、FIBAが公式に承認した3人制バスケットボールの国際リーグ。アジア、オセアニア、ヨーロッパなど複数の地域をまたいで開催されており、FIBAランキングポイントを獲得できる数少ない大会の一つだ。

プロ化された3×3チームが世界中から参加し、グローバルな競技力の向上と3×3文化の発展を目的としている。日本からも複数の強豪クラブが参戦しており、しながわシティの参入はこのリーグ全体にも新たな風を吹き込む可能性がある。

落合社長が語るチームへの想いと地域への誓い

今回の発表にあたり、落合はクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。

このたび東京プロバスケットボールクラブ株式会社を母体とし、しながわシティ3×3バスケットボールクラブを立ち上げ、2025年4月1日からチーム始動のお知らせ申し上げます。本チームは、品川区を拠点とし海外へ挑戦しながら、国内リーグや様々な大会にも挑戦していきます。活動を通して、地域の活性化や夢に向かって走る子供たちを応援し、日本の3×3界の発展や競技レベル向上に貢献出来ることを願っております。しながわシティから世界へ、日本を代表する選手の輩出に向けて、チーム一同誠心誠意努力する所存です。

このコメントからは、単なるプロチーム設立という枠を超え、地域との共生、若年層の育成、日本代表輩出といった多角的な目標が読み取れる。競技者であり、地域のリーダーでもある落合がどのようなビジョンを実現していくのか、注目が集まる。

地域密着型の3×3モデルがもたらす波及効果

3×3はコートの設営が比較的簡易で、街中の公共空間を活用したイベント開催とも相性が良い。そのため、しながわシティのように地域に根差したクラブ運営は、地元商店街や自治体、教育機関との連携を通じて、スポーツによるまちづくりの起点となる可能性がある。実際、品川区内の小中学校や地域施設でのクリニック実施も構想に含まれており、若年層の育成にも力が入れられている。

活動開始は2025年4月から、今後の動向にも注目

SHINAGAWA CITY.EXEは、2025年4月1日から正式に活動を開始する予定。今後、ロスター発表、スポンサー契約、地域イベントなどの情報も随時公開されていく見通しだ。選手としての落合知也のパフォーマンスに加え、組織運営者としての手腕にも期待が集まる。

プロバスケットボールクラブが新たに3×3部門を立ち上げるケースは徐々に増えており、今回のしながわシティの取り組みはその最前線と言える。地域密着とグローバル志向を融合させたこのクラブが、どのようにしてファンの心をつかみ、国際的な舞台で存在感を発揮していくのか、今後の展開から目が離せない。

安藤誓哉が横浜BCへ移籍|島根主力残留や各地の契約発表も

安藤誓哉の新天地が横浜ビー・コルセアーズに決定

2024-25シーズンを終えたBリーグにおいて、5月19日は複数のクラブが2025-26シーズンに向けた契約情報を公開。その中でも最も注目を集めたのが、日本代表歴を持つ司令塔・安藤誓哉の移籍先発表だった。島根スサノオマジックから自由契約となっていた安藤は、横浜ビー・コルセアーズとの契約を締結。「自分の持つすべての力を新天地で出し切りたい」と語り、新たな挑戦へ決意を見せた。

島根の外国籍3選手が契約継続、来季の戦力も安定

島根スサノオマジックからは、今季のCS(チャンピオンシップ)出場を支えた外国籍3選手の契約継続が発表された。ニック・ケイ(オーストラリア代表)、コティ・クラーク(多彩なスキルを持つフォワード)、ジェームズ・マイケル・マカドゥ(元NBA選手)の3名は、攻守両面で高い貢献度を発揮。彼らの残留により、島根は来季も安定した戦力を保持することとなる。

各地で契約継続が続々、大阪・川崎・茨城のガード陣も残留

日本人選手の契約更新も多く発表された。大阪エヴェッサでは木下誠が、川崎ブレイブサンダースでは飯田遼が来季も契約を継続。茨城ロボッツではアキレス腱断裂からの復帰を目指す長谷川暢が、「応援してくださる皆さまにコートで恩返ししたい」とコメントを発表し、再起への意欲を見せた。

奈良・岐阜・立川・しながわシティなどB2・B3リーグの契約動向

B2・B3のクラブでも動きが相次いだ。奈良からは古牧昌也、石井峻平、中谷衿夢の3選手が契約継続を発表。岐阜スゥープスでは荒川凌矢が、立川ダイスではアンドリュー・フィッツジェラルドがチームに残ることが決定している。

また、しながわシティでは尾形界龍、堀内星夜、小宮優大の3選手が引き続き契約継続に合意。SR渋谷のU22枠では大森康瑛が契約継続となり、若手の成長も期待される。

移籍・契約満了も発表、小川翔矢が福島へ

この日は安藤の移籍以外にも、金沢武士団の小川翔矢が福島ファイヤーボンズへ加入することが決定。また、ベルテックス静岡の新川敬大は契約満了となり、自由交渉選手リストに登録された。次なる所属先に注目が集まる。

ヘッドコーチ人事:継続と刷新が交錯

指導者に関しても複数の動きがあった。広島ドラゴンフライズは朝山正悟ヘッドコーチと、茨城ロボッツはクリス・ホルムHCとの契約継続を発表。さらに岩手ビッグブルズでも鈴木裕紀HCの体制が続くこととなった。

山口パッツファイブ、新指揮官に枝折康孝氏を招聘

一方、山口パッツファイブでは豊浦高校(山口県)の指導者として活躍してきた枝折康孝氏がヘッドコーチに就任。枝折氏は佐々木隆成(三遠ネオフェニックス)、中村功平(茨城ロボッツ)などを育てた実績を持つ育成型指導者として知られる。B3クラブでの手腕に期待がかかる。

また、山口でGM兼スキルコーチを務めていた鮫島和人氏は、鹿児島レブナイズへ移籍することも発表された。

5月19日発表のBリーグ契約情報一覧

  • 【移籍】
    安藤誓哉(島根 → 横浜BC)
    小川翔矢(金沢 → 福島)
  • 【自由交渉選手リスト登録】
    新川敬大(静岡/契約満了)
  • 【契約継続】
    ニック・ケイ、コティ・クラーク、J・M・マカドゥ(島根)
    飯田遼(川崎)、長谷川暢(茨城)、木下誠(大阪)
    古牧昌也、石井峻平、中谷衿夢(奈良)
    荒川凌矢(岐阜)、アンドリュー・フィッツジェラルド(立川)
    尾形界龍、堀内星夜、小宮優大(しながわシティ)
    大森康瑛(SR渋谷/U22枠)
  • 【コーチ・スタッフ】
    朝山正悟HC(広島/継続)
    クリス・ホルムHC(茨城/継続)
    鈴木裕紀HC(岩手/継続)
    枝折康孝HC(山口/新任)
    鮫島和人GM兼SC(山口 → 鹿児島)

若手選手の台頭とリーグの未来

今回の契約情報では、若手選手の契約継続が目立ち、Bリーグ全体で次世代の育成に力を入れている様子がうかがえる。特にU22枠で継続契約となった大森康瑛(SR渋谷)は、スピードとゲームメイク力に定評があり、今後のリーグでのブレイクが期待される存在だ。

また、しながわシティの尾形界龍、堀内星夜、小宮優大といった若手ガード陣の契約継続も、クラブの長期的なチームビルディング戦略の一環だろう。彼らはB2昇格を見据えるチームの中核を担うことになる。

国際経験豊富な選手たちの存在感

外国籍選手の契約継続では、特に島根のニック・ケイが注目される。オーストラリア代表として国際大会でも活躍してきた彼の経験は、チーム全体に安定感をもたらす要素だ。若手日本人選手にとっても、国際水準のスキルと意識に触れる貴重な機会となる。

同様に、J・M・マカドゥのような元NBA選手のプレゼンスは、リーグの競技レベルやマーケティング価値を引き上げる意味でも大きい。Bリーグが世界から注目される存在となるためにも、こうした選手の継続は重要だ。

新シーズンへ向けて動き始めたBリーグ各クラブ

2025-26シーズンの開幕に向けて、各クラブのロスター構築が着々と進んでいる。今回発表された契約更新や移籍、指導者人事はその一部にすぎず、今後さらに多くの選手・コーチの動向が明らかになるだろう。

オフシーズンの補強や再編は、次のシーズンの成績に直結する要素。ファンにとっては、これからの発表からも目が離せない時間が続くことになる。

【3×3/YAIZU CITY UNITED.EXE】(ヤイヅシティ・ユナイテッド・エグゼ)完全ガイド|焼津から世界へ、“港町の情熱”を掲げる3×3クラブ

チーム概要

YAIZU CITY UNITED.EXE(ヤイヅシティ・ユナイテッド・エグゼ)は、静岡県焼津市を拠点とする3×3プロバスケットボールチームである。3×3.EXE PREMIERに所属し、「港町・焼津」ならではの地域性と情熱を軸に、“地域一体”を意味する「UNITED」をチーム名に掲げている。チームカラーはネイビーブルー×オレンジで、海と夕陽を象徴する配色が採用されている。

クラブ理念は「From the Port to the World(港から世界へ)」。地域の文化・人・想いをひとつに束ね、3×3を通じて世界へ挑戦するチームとして、焼津の新たなスポーツシンボルとなりつつある。

設立の背景

YAIZU CITY UNITED.EXEは、焼津市内の若手経営者とスポーツ関係者の協働によって2020年代半ばに創設された。港町として発展してきた焼津の活力をスポーツの形で表現することを目的に、「地域密着・社会連携・エンタメ発信」の三本柱を掲げるプロジェクトとしてスタートした。

チームは、地域の子どもたちが3×3という新しい競技を通じて世界を目指せる環境をつくることをビジョンに掲げ、設立当初から学校・企業・行政との連携を積極的に行っている。2025年には、焼津市内で初となる3×3特化型イベント「YAIZU STREET JAM」を開催し、地元商店街とのコラボで大きな話題を呼んだ。

チーム名とアイデンティティ

チーム名の「UNITED」は、“地域・選手・ファン・企業”が一体となることを意味している。焼津港の漁師文化や海の絆を象徴に、「結束」と「挑戦」をチームの根幹に据えている。また、焼津市のシンボルカラーを取り入れたユニフォームデザインは、地元企業とコラボして制作されており、地域経済とスポーツの融合を体現している。

ロゴ中央の波紋モチーフには、「挑戦が世界へ広がっていく」というメッセージが込められている。

プレースタイルと戦術

YAIZU CITY UNITED.EXEのプレースタイルは、「Solid Defense & Fast Break」を軸とする。守備から速攻へとつなぐ展開を得意とし、フィジカルとスピードを兼ね備えた攻守一体型の戦術を採用している。1on1に強い選手が多く、ショットクロック12秒の短い3×3の展開においても判断スピードと連動性の高さが際立つ。

チームはゾーン的な守備ではなく、全員でスイッチしながら守る“動的ディフェンス”を徹底しており、リーグ内でも屈指の守備力を誇る。攻撃ではピック&ロールよりもハンドオフとカッティングを多用し、フリーフローオフェンスで相手を翻弄する。

選手構成

チームは、静岡県内外から集まった精鋭で構成されている。元Bリーガー、大学強豪校出身者、そして地元ストリート出身プレイヤーなど、個性豊かなメンバーが在籍。キャプテンは静岡出身で、地域活動にも積極的に参加するリーダーシップの持ち主。全員が「地元代表」の意識を持ってプレーしている点が特徴である。

また、クラブはユース育成プログラム「YAIZU UNITED NEXT」を立ち上げ、地元中高生を対象にした3×3クリニックやスキルキャンプを定期開催している。次世代の選手を地域から輩出する仕組みづくりが進んでいる。

地域連携と社会貢献

YAIZU CITY UNITED.EXEは、地域のイベントや商店街との協働を通じて、焼津市の活性化に貢献している。焼津港まつりや焼津みなとマラソンなど地元行事への参加、バスケットボール教室、子ども食堂支援など、社会活動を通じて“スポーツが街を元気にする”取り組みを実践している。

また、地元企業とのスポンサーシップも積極的で、漁業関連企業や食品メーカーなどがチームパートナーとして協賛。スポーツによる地域産業連携のモデルケースとして注目を集めている。

カルチャーとブランディング

チームは「海と街と人をつなぐスポーツカルチャー」をコンセプトに、音楽やアートとの融合にも力を入れている。試合では地元DJによる演出や、焼津の高校生ダンスチームとのコラボパフォーマンスを実施。会場全体が“港フェス”のような雰囲気を作り出す演出が特徴だ。

また、ユニフォームやチームグッズは静岡のデザイナーと協働で制作され、地域限定アイテムとして販売。バスケットボールを通じたファッション・ライフスタイルの発信にも成功している。

リーグ戦での戦績と特徴

3×3.EXE PREMIER参戦以降、YAIZU CITY UNITED.EXEは安定した成績を残しており、初年度から複数ラウンドで上位進出。特に終盤のクラッチタイムでの強さが際立ち、チーム全体の勝負勘と集中力が評価されている。

また、プレイヤー個々のスキルだけでなく、戦術理解・チームワークの高さが強みであり、「地方発・全国級チーム」として3×3界で存在感を放っている。

今後の展望

チームは今後、「地域×国際×育成」をテーマに活動を拡大していく方針を示している。アジア圏の3×3クラブとの交流戦開催、海外選手の加入、静岡県内での3×3コート整備プ

【3×3/TARUI RAZORBACKS.EXE】完全ガイド|岐阜・垂井から全国へ──地方発3×3クラブが切り拓く“牙を持つ挑戦”

チーム概要

TARUI RAZORBACKS.EXE(タルイ レイザーバックス エグゼ)は、岐阜県垂井町を拠点に活動する3人制プロバスケットボールチームで、3×3.EXE PREMIERに所属している。チーム名の「RAZORBACKS」は“イノシシ”を意味し、地域の象徴である山間の自然や野性味を反映。地方から全国、そして世界を目指す“牙を持つクラブ”として注目されている。

岐阜県西部の歴史ある町・垂井町をホームとし、地元企業や学校、行政と連携しながら地域密着型のクラブ運営を展開。チームスローガンは「GRIND THE GAME」(ひたむきに、噛み砕くように挑む)。小規模自治体から生まれた全国型プロクラブとして、地方創生とスポーツ文化の融合を体現している。

チーム理念と目標

TARUI RAZORBACKS.EXEの理念は、「地域の力で、世界に牙を立てる」。都市型チームが多い3×3界において、地方クラブとしての意義を強調し、バスケットボールを通じて“地域の誇り”を発信することを目的としている。

運営母体は地域スポーツ推進団体「RAZOR PROJECT」。選手・スタッフは地元出身者を中心に構成され、垂井町をはじめとした岐阜県西濃エリアでの普及活動にも積極的。地域イベントや学校訪問を通じて、次世代のバスケットボールプレイヤー育成にも貢献している。

プレースタイルと戦術的特徴

チームの戦術コンセプトは「ハードディフェンス&クイックオフェンス」。3×3特有の短いショットクロック(12秒)に適応し、スピードと強度を両立した戦い方を貫く。

  • オフェンス:ピック&ポップ、DHO(ドリブル・ハンドオフ)を軸にした2メン・アクションを展開。フィニッシュの選択肢が多く、リズムのあるアタックが特徴。
  • ディフェンス:相手ボール保持者へのプレッシャーを徹底し、ポジショニングとスイッチを駆使した“噛みつく守備”を志向。
  • トランジション:ディフェンスリバウンド後の3秒攻撃を意識し、ポゼッションの切り替えで一気に主導権を奪う。

試合展開の速さに加え、身体のぶつかり合いを恐れないタフネスがチームのアイデンティティ。チーム名の“RAZORBACKS”が象徴するように、どんな相手にも牙を向けて戦う姿勢を貫いている。

チーム構成

TARUI RAZORBACKS.EXEは、岐阜県内外の選手を中心に、大学・実業団・ストリート出身の多様なプレイヤーが集結している。選手たちは3×3経験に加え、5人制の戦術理解にも優れ、チーム全体でバランスの取れた構成となっている。

  • キャプテン:地元・西濃地区出身のベテランリーダー。試合中の指示と精神的支柱としての存在感が大きい。
  • スコアラー:ドライブ力とアウトサイドシュートを併せ持つ攻撃型ガード。クラッチタイムの勝負強さが魅力。
  • ディフェンススペシャリスト:フィジカルで相手のリズムを崩す守備職人。リバウンドでも貢献度が高い。
  • ユーティリティプレイヤー:ポジションレスで戦える万能型。スクリーンとキックアウトを繰り返す組織プレーに強い。

戦績と歩み

2024年に3×3.EXE PREMIERへ新規参入。初年度からフィジカルバスケットを武器に存在感を示し、地方チームとして異例のベスト8進出を達成。2025シーズンでは経験値を積み重ね、チーム全体の成熟度が向上した。

また、地元開催イベント「RAZOR JAM TARUI」を立ち上げ、3×3大会と音楽・屋台を組み合わせた地域密着型フェスを実現。垂井町を「地方×3×3カルチャーの拠点」として位置づける取り組みが話題となっている。

地域活動と育成

RAZORBACKS.EXEは、垂井町立小中学校や地元クラブチームとの連携を強化し、子どもたちへのバスケットボール指導を行っている。また、社会人・大学生プレイヤー向けにオープンジムを開催し、競技力と交流の場を提供。地域社会全体が“バスケ文化”を共有できる環境を築いている。

さらに、女性・ユースカテゴリー向けの3×3育成プログラムも新設され、岐阜全域での競技人口拡大に寄与している。

カルチャーとデザイン

チームロゴは、赤と黒を基調にした“突進するイノシシ”のシルエット。野性・スピード・誇りを表現し、ユニフォームには岐阜県の伝統文様と木曽川の流れをイメージしたデザインを採用している。
試合会場では地元バンドによるライブ演奏や、岐阜特産品を扱うブースも出展され、スポーツと地域文化をつなぐイベントとして地域ファンに定着しつつある。

今後の展望

TARUI RAZORBACKS.EXEは、今後3×3.EXE PREMIERでの上位進出と同時に、岐阜県初のFIBA 3×3国際大会出場を視野に入れている。
また、地域に根ざしたプロクラブとして、垂井町を中心に“スポーツによる地方活性モデル”を確立することも目標の一つだ。

地元に根差しながらも視線は世界へ。
その戦い方は、静かな町から響く野性の鼓動。TARUI RAZORBACKS.EXEは、3×3界に新たな地方旋風を巻き起こす存在として、確実に進化を続けている。

【3×3/UENOHARA SUNRISE.EXE】|山梨・上野原から昇る、新世代の3×3チーム

UENOHARA SUNRISE.EXE|上野原サンライズ・エグゼ

チーム概要

UENOHARA SUNRISE.EXE(上野原サンライズ・エグゼ)は、山梨県上野原市を拠点とする3×3バスケットボールチームであり、「3×3.EXE PREMIER」に参戦する地域密着型クラブである。自然豊かな上野原市から“新しい太陽=サンライズ”の名を掲げ、地域の希望と挑戦を象徴する存在として誕生した。

チーム理念

チーム名の「SUNRISE」は、“新たな一日を切り拓く情熱”を意味する。プレーする選手一人ひとりが、地域の若者や子どもたちのロールモデルとなることを使命とし、「挑戦・誠実・継続」をキーワードに活動している。また、バスケットボールを通じて上野原の地域活性化を推進し、スポーツによるまちづくりを目指している。

拠点と活動エリア

ホームコートは上野原市スポーツ公園および市内体育館を中心に設定。市民参加型のクリニックや交流イベントを定期的に開催し、地域の子どもたちと共にバスケットボール文化の根付きを目指す。特に週末には「SUNRISE COURT PROJECT」と題した屋外コート清掃・リペイント活動を行っており、地域愛と環境意識を両立させた取り組みが注目を集めている。

チームカラーとロゴ

チームカラーはサンオレンジとネイビーブルー。朝日をイメージしたグラデーションが特徴的で、ロゴには上野原市の山並みをモチーフとしたデザインが採用されている。エネルギーと希望、そして地域の自然との調和を象徴している。

主な所属選手

  • #4 佐藤 光(キャプテン/フォワード)— 上野原出身。力強いフィジカルとリーダーシップでチームをけん引。
  • #8 山口 凌(ガード)— スピードとアジリティに優れ、トランジションの要。
  • #11 渡辺 悠真(センター)— 高いリバウンド力とスクリーンプレーで存在感を発揮。
  • #22 松永 優斗(ウィング)— 外角シュートとディフェンスでバランスの取れた万能型。

プレースタイル

UENOHARA SUNRISE.EXEは「速く・強く・粘り強く」をテーマに、ハイテンポな展開とハードなディフェンスを特徴とする。3×3特有の短時間勝負において、切り替えと集中力を武器に試合を支配するスタイルを確立。特にピック&ポップやドライブ&キックの連携に長け、チーム全体でオープンシュートを生み出すシステマティックな戦術を展開している。

地域との連携

上野原市教育委員会や地域企業との連携も積極的で、地元小中学校への出張クリニックやスポーツイベントでのデモンストレーションを実施。さらに、地元産品とのコラボ企画や観光プロモーションにも協力し、「地域とともに成長するチーム」として支持を拡大している。

主な戦績

  • 2023年:3×3.EXE PREMIER デビューシーズン参戦
  • 2024年:中部カンファレンス第3位
  • 2025年:シーズンベスト4進出、クラブ史上初の全国大会出場

今後の展望

チームは「山梨から全国へ、そして世界へ」を合言葉に、地域スポーツの新たな可能性を探る。将来的にはジュニアチームや女子チームの立ち上げも構想されており、3×3文化を中心とした総合型クラブへの進化を目指している。

関連リンク

【3×3/ZETHREE ISHIKAWA.EXE】(ゼスリー イシカワ エグゼ)|北陸・石川から世界へ挑む3×3クラブの原動力

チーム概要

ZETHREE ISHIKAWA.EXE(ゼスリー イシカワ エグゼ)は、石川県を拠点に活動するプロ3×3バスケットボールチームで、3×3.EXE PREMIERに所属している。運営母体は、金沢市を中心にスポーツイベントやアパレル事業を展開する「株式会社ZETHREE」。地域に根ざしながらも、世界を見据えたチームビジョンを掲げ、北陸地方における3×3文化の普及を牽引している。

設立と背景

チームは2017年に創設され、北陸初の3×3.EXE PREMIER参戦チームとして注目を集めた。
「石川から世界へ」をスローガンに、スポーツを通じた地域振興と次世代育成を目的に活動を展開。バスケットボールを“競技”としてだけでなく“文化”として捉え、アパレル・イベント・教育を横断するクラブモデルを確立している。

チーム名「ZETHREE(ゼスリー)」は、“Zero to Three”の略であり、「ゼロから3ポイントまで=挑戦のプロセス」を象徴する造語。努力・挑戦・継続を通じてゴールを掴むという哲学が込められている。

チーム理念とビジョン

ZETHREE ISHIKAWA.EXEは「バスケットで街を照らす」をミッションとして掲げ、石川県内の地域イベント・教育機関・企業と連携し、スポーツが地域に根付く社会づくりを推進している。
チームは単なる競技団体ではなく、地域の若者・企業・行政をつなぐ「ローカル・イノベーション・プラットフォーム」として機能している。

また、バスケットを通じて“夢を描ける環境づくり”をテーマに掲げ、小中高生を対象としたクリニックや、女性プレイヤー支援プロジェクトなども積極的に行っている。

3×3.EXE PREMIERでの戦績

リーグ参入以降、ZETHREE ISHIKAWA.EXEは安定した戦績を残しており、北陸・中部カンファレンスで常に上位争いを展開。堅守速攻を軸としたチームスタイルで知られ、リバウンドから速い展開へのトランジション、ピック&ポップを多用したモダンな3×3スタイルを確立している。

チームには大学・実業団出身の選手が多く、経験と若さのバランスが取れたロスター構成が特徴。2020年代以降は海外大会やエキシビションマッチへの参加も積極的に進め、国際舞台へのステップアップを目指している。

主な所属選手・スタッフ

  • ヘッドコーチ: 北陸地域での育成経験豊富な指導者が戦術を統括。
  • キャプテン: チーム創設期から在籍するベテラン選手がリーダーシップを発揮。
  • 運営責任者: 株式会社ZETHREE代表・スタッフがマーケティングや地域連携を担当。

チームは「選手×スタッフ×ファン」の三位一体で成長する運営モデルを掲げ、コミュニティベースのクラブ運営を実践している。

地域活動と社会貢献

ZETHREE ISHIKAWA.EXEは、石川県内外でバスケットボール教室や地域清掃活動を展開。特に金沢市の中心部や能登地方で開催される「ZETHREE STREET CUP」では、3×3の魅力を市民に広めると同時に、地元企業とのコラボレーションを実現している。

また、能登半島地震の復興支援イベントなど、地域課題と連携した社会貢献活動も積極的に行っており、スポーツによる地域再生の旗手として高い評価を得ている。

カルチャーとブランド戦略

「ZETHREE」はアパレルブランドとしても展開しており、チームウェア・ストリートファッション・スポーツギアを融合させたデザインで全国的な人気を獲得。
バスケ×ファッション×地域という三軸のブランディングにより、若年層への発信力を強めている。

また、SNSやYouTubeでの発信にも力を入れており、チームドキュメンタリーや練習風景などを通じて“地方からでも世界に届く”メッセージを発信している。

戦術とプレースタイル

戦術的には「ディフェンスからオフェンスへ」を重視。ハーフコートでの1on1対応力と、ピックプレーの読み合いに強みを持つ。
オフェンスではスペーシングを広く取り、ドライブ・キックアウト・3Pを中心とした“スキルベース型”の攻撃スタイルを採用している。

また、3×3特有の12秒ショットクロックへの対応力が高く、試合のテンポをコントロールするゲームIQの高さも際立っている。

今後の展望

ZETHREE ISHIKAWA.EXEは、3×3.EXE PREMIERでの優勝を目標に掲げると同時に、北陸全体の3×3普及にも力を注いでいる。
将来的には、自社主催の国際大会開催や、女子3×3チーム「ZETHREE ISHIKAWA LADIES.EXE」の設立も視野に入れており、地域密着型クラブの進化形を目指している。

「地方から世界へ挑戦する」という理念のもと、石川県発のスポーツカルチャーとして、ZETHREE ISHIKAWA.EXEの歩みはこれからも続く。

まとめ

ZETHREE ISHIKAWA.EXEは、北陸の地に根を張りながらも世界を見据える“挑戦の象徴”である。
地方都市発のクラブとして、地域活性化・ファッション・競技力を融合させた新しい3×3の形を提示し続けている。
その挑戦は、単なるスポーツを超えて「地方創生×カルチャー×スポーツ」の未来を切り拓く原動力となっている。

【3×3/SANJO BEATERS.EXE】|新潟・三条発。“ものづくりの街”が生んだ情熱系3×3チーム

概要

SANJO BEATERS.EXE(サンジョウ ビーターズ エグゼ)は、新潟県三条市を拠点とする3×3.EXE PREMIER参加チーム。
チーム名「BEATERS」は、“打つ・鍛える”を意味する英語「Beat」や「Beater(鍛冶職人)」に由来し、「情熱と技術で未来を打ち出す」という意味が込められている。
金属加工で知られる三条市の“ものづくり精神”をそのままバスケットボールに投影したチームだ。

チームコンセプト

スローガンは「HIT THE GROUND, MAKE THE FUTURE.(地に根ざし、未来を鍛える)」
SANJO BEATERS.EXEは、地域に根ざしたクラブチームとして、3×3を通じて“ものづくりのまち”の誇りを全国へ発信している。
スピードとフィジカル、そして泥臭さを武器にした“ハードワーク・バスケット”が特徴で、三条市民の粘り強さを体現するプレースタイルが魅力だ。

設立背景

三条市は古くから金物や刃物、金属加工などの“ものづくり文化”で知られ、技術と誇りを受け継いできた街。
そんな地元企業の支援と若手バスケットボーラーの想いが重なり、2024年にSANJO BEATERS.EXEが発足
「職人魂×スポーツ魂」という独自のテーマのもと、地域の産業とスポーツを融合したチーム運営を展開している。

チームカラーとロゴ

チームカラーはアイアンブラック×ブレイズオレンジ
金属の力強さと、火花のような情熱を象徴している。
ロゴには槌(ハンマー)とバスケットボールを組み合わせたシンボルを採用し、「叩き上げ」「鍛える」という意味をビジュアルで表現している。

活動内容

  • 3×3.EXE PREMIER参戦: 新潟県代表として全国各地の強豪クラブと対戦。
  • 地域イベント連携: 三条鍛冶道場や地元フェスティバルと連携し、バスケ体験やデモンストレーションを実施。
  • ジュニア育成: 地域の中学校・高校へのクリニックや、U15育成プログラムを展開。
  • ものづくりコラボ: 地元メーカーと共同でバスケットボール用品やグッズの開発を行う。

プレースタイル

チームは「ディフェンスから流れを作る」ことを最重視。
リバウンド、ルーズボール、スクリーンなど地味ながら確実なプレーを積み重ね、最後は高確率のフィニッシュに繋げる。
攻守において「鍛え抜かれた基礎技術」が特徴で、3×3の短時間決戦においても冷静かつ粘り強いゲーム運びを見せる。

地域との連携

SANJO BEATERS.EXEは、「スポーツを通じて地域産業を発信する」ことをミッションに掲げる。
地元企業とのスポンサー連携はもちろん、職人たちの技術を活かした特製メダル・コート備品などの製作も実施。
また、三条市・燕市・長岡市など県央地域の子どもたちを対象にしたイベントを開催し、“地域ぐるみのチーム文化”を形成している。

三条という街とチームの共鳴

「職人の街」と呼ばれる三条は、“挑戦・努力・継続”を誇りとする文化が根づいている。
その精神をバスケットボールに置き換えたのがBEATERSであり、
プレイヤーたちは「勝利よりも成長」「結果よりも過程」を大切に日々の練習に打ち込む。
地元高校・企業との共同トレーニングも行い、地域全体でチームを育てるスタイルを確立している。

今後の展望

SANJO BEATERS.EXEは、2026年までに3×3.EXE PREMIERプレーオフ進出を目指すと同時に、
三条市発の「スポーツ×ものづくり」ブランドとして全国展開を視野に入れている。
さらに、海外との交流試合やクラフトマンコラボを通じて、“MADE IN SANJO”の名を世界に広めていく計画も進行中だ。

スローガン

“FORGED IN FIRE, UNITED IN SPIRIT.”
──火の中で鍛えられ、心でつながる。
SANJO BEATERS.EXEは、三条の魂をバスケットボールで打ち鳴らす。

【3×3/SPINNERS.EXE】(スピナーズ・エグゼ)完全ガイド|神奈川・伊勢原発、“つながり”を象徴する回転するバスケットボール文化

チーム概要

SPINNERS.EXE(スピナーズ・エグゼ)は、神奈川県伊勢原市・厚木市・秦野市エリアを拠点とする3×3プロバスケットボールチームである。3×3.EXE PREMIERに所属し、「地域に根ざすバスケ文化のスピン(回転)」をテーマに掲げ、プレー・地域活動・カルチャーを循環させながら成長を続けている。

チーム名の「SPINNERS」は、バスケットボールのスピン(回転)と、コミュニティの連鎖・つながりを表現している。地元神奈川のエネルギーを原動力に、プレイヤーとファンが一体となって“回り続けるバスケットボール文化”を創造するクラブだ。

チームコンセプト

スローガンは「Keep Spinning, Keep Growing.」。試合でも日常でも、止まることなく挑戦し続ける姿勢を表現している。神奈川西部エリア(伊勢原・厚木・秦野)を中心に活動し、地域密着型の運営とプロ意識を両立している点が特徴だ。

SPINNERS.EXEは、「競技としての強さ」と「地域社会への貢献」を両立するチームづくりを目指しており、地元企業や学校、行政と連携しながらスポーツを軸にした街づくりを推進している。

設立の背景と地域との関係

SPINNERS.EXEは、神奈川中央部における3×3の普及を目的として2020年代前半に設立された。伊勢原市・厚木市・秦野市は神奈川県内でもバスケットボールが盛んな地域であり、ジュニアから社会人まで幅広い層が競技に親しんでいる。その中で、地域の若手プレイヤーがプロレベルの3×3を間近に体感できる場を作ることがチーム設立のきっかけとなった。

設立当初から地域の体育館や商業施設でクリニック・交流イベントを開催し、「3×3を街の風景にする」という理念を掲げて活動。ホームエリアを3市にまたがる形で展開しているのも、地域全体を一つの“スピン軸”として捉えるチームの哲学を反映している。

チームカラーとロゴデザイン

チームカラーはネイビー×オレンジ。ネイビーは挑戦と信頼を、オレンジはエネルギーと創造を象徴する。ロゴには回転するバスケットボールと炎をイメージしたスパイラルが描かれ、「情熱を持って絶えず動き続けるチーム」というメッセージが込められている。

プレースタイルと戦術

SPINNERS.EXEのプレースタイルは、俊敏なボールムーブとリズミカルなオフェンスが特徴である。ピック&ポップを軸にした外角攻撃を得意とし、1on1からのキックアウト、そして3Pライン外でのスペーシングの正確さが光る。チーム全体の平均身長はリーグ平均よりやや低いが、その分スピードと連動性で上回る。

ディフェンスでは積極的なスイッチを多用し、ショットクロック12秒の中で相手に自由な判断を許さない。特に、トランジションからの速攻とペイントアタックはリーグでも高い評価を得ており、リズムを奪う展開を得意とする。

主要選手と構成

チームは経験豊富な3×3専業プレイヤーに加え、Bリーグ・実業団出身選手、大学強豪校出身者など多彩なバックグラウンドを持つメンバーで構成されている。中でも、神奈川県内出身の選手が多く、「地元で戦う誇り」がチーム全体の原動力となっている。

コーチングスタッフには、神奈川県内の高校・クラブチームで指導実績を持つ指導者が加わり、選手育成・戦術設計の両面を支える体制が整えられている。

地域貢献と育成活動

SPINNERS.EXEは、地域の子どもたちへのバスケットボールクリニックや学校訪問を定期的に実施している。伊勢原市体育協会や厚木市スポーツ推進委員会と連携したイベントでは、3×3体験会や親子バスケ教室を開催。秦野市の公園では、フリースロー大会や地域清掃活動も行い、「地域で愛されるチーム」づくりを進めている。

また、ジュニア育成プロジェクト「SPINNERS YOUTH」も立ち上げ、将来的に3×3ユースリーグへの参戦を目指している。

メディア・カルチャー展開

SPINNERS.EXEは、SNS(Instagram・YouTube)での情報発信にも積極的だ。選手の日常やトレーニング、試合の裏側を公開し、ファンとの双方向コミュニケーションを重視している。さらに、地元ブランドとのコラボウェアや、音楽フェスとのコラボイベントも開催し、スポーツ×カルチャーのハイブリッド型チームとして注目を集めている。

リーグ戦での歩み

3×3.EXE PREMIER参戦以降、SPINNERS.EXEは着実に成績を伸ばしつつある。シーズン中盤では複数ラウンドでベスト4入りを果たし、総得点ランキングでも上位に位置。特に、クラッチタイムでの冷静な試合運びとリーダーシップがチームの強みとなっている。

チームは「勝つことよりも、地元に誇れる戦いを」をモットーに、地道に戦力強化を進めており、若手選手の成長も著しい。

今後の展望

今後、SPINNERS.EXEは「神奈川から世界へ」を合言葉に、国内外の3×3大会への出場を視野に入れている。また、伊勢原・厚木・秦野エリアでのホームコート整備や、地域スポンサーとの連携強化を計画中。地域の企業と共に“地域資本で支えるプロクラブ”としての基盤を固めていく方針だ。

さらに、地元中学・高校との連携によるユース育成と、バスケットボールを通じたキャリア支援にも取り組み、神奈川県西部におけるスポーツ文化発展の中核を担っていくと見られる。

まとめ

SPINNERS.EXEは、神奈川・伊勢原から生まれた「回り続ける挑戦者」だ。地元に根ざしながらも、スピードと創造性で全国へ、そして世界へと回転を続ける。
バスケットボールを“街の文化”として広げる——その理念のもと、SPINNERS.EXEはこれからも止まらないスピンで日本の3×3シーンを彩っていく。