ダラス・マーベリックス完全ガイド【2025】
テキサス州ダラスを本拠とするダラス・マーベリックス(DAL)。1980年の創設から2011年の初優勝、2024年のNBAファイナル進出、そして2025年の ドンチッチ電撃トレード まで、フランチャイズの歩みと現在地を一気読みで整理します。
クラブプロフィール
- 所属:NBA/ウェスタン・カンファレンス(サウスウェスト)
- アリーナ:アメリカン・エアラインズ・センター(ダラス)
- チームカラー:ロイヤルブルー/ネイビー/シルバー/ブラック
- オーナー:パトリック・デュモント、マーク・キューバン
- ヘッドコーチ:ジェイソン・キッド
- 優勝:1回(2011)/ファイナル:3回(2006, 2011, 2024)
歴史のハイライト
初期〜80年代の台頭
ブラックマン、アグワイアらで1987年に初の地区優勝。1988年は西決勝でレイカーズと激闘。
90年代の低迷と「トリプルJ」
ジム・ジャクソン/ジャマール・マッシュバーン/ジェイソン・キッドの トリプルJ 期は化学反応が噛み合わず、成績は停滞。
ノヴィツキー時代の到来
ドン・ネルソンがドラフト/トレード巧者ぶりを発揮しダーク・ノヴィツキーとスティーブ・ナッシュを確保。2000年代は常勝路線へ。2011年にはノヴィツキーを軸に初優勝(ファイナルMVP)。
ドンチッチの台頭と2024ファイナル
2018年にルカ・ドンチッチを獲得。2023-24はギャフォード&P.J.ワシントン加入で守備が向上し、ウエスト5位からファイナル進出。セルティックスに敗れるも快進撃を演じた。
衝撃のトレード(2025)
2025年2月、ドンチッチ+複数資産 ⇄ アンソニー・デイビス+指名権という歴史級の大型トレードが成立。フランチャイズは エリート守備×サイズ へ明確に舵切り。
現在の主力・注目人材(抜粋)
- アンソニー・デイビス:リム守備とスイッチ力で新生DALの柱。
- カイリー・アービング:クラッチ創造性はリーグ随一。終盤の得点源。
- デレック・ライブリーII/ダニエル・ギャフォード:リム走&プロテクトの二枚看板。
- クレイ・トンプソン:オフボール重視のストレッチ脅威。
- P.J.ワシントン:スイッチ対応の万能PF。6thロールで機動力を供給。
栄光とレジェンド
- 優勝:2011年(キッド/テリー/マリオン/チャンドラー/ノヴィツキー)
- 永久欠番:#12デレック・ハーパー/#15ブラッド・デイビス/#22ローランド・ブラックマン/#41ダーク・ノヴィツキー
- 殿堂:キッド、ナッシュ、ノヴィツキー、ほか
近年のポストシーズン(抜粋)
- 2021-22:西決勝進出(対GSW)
- 2023-24:ファイナル進出(対BOS)
編集後記:次章のテーマは 守備で勝つ
2010年代はオフェンス巧者の象徴だったDALが、2025年の再編で 守備アイデンティティ へ転換。AD+リムプロテクター群、ウィングの射程とスイッチ力、そこにカイリーのクラッチ創造性——ディフェンス起点の優勝モデルを築けるかが最大の見どころです。


