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【NBA/サクラメント・キングス】完全ガイド【2025-26最新版】— 歴史・主力・成績・豆知識

基本情報

  • チーム名:サクラメント・キングス(Sacramento Kings)
  • 略称:SAC / カンファレンス:ウェスト / ディビジョン:パシフィック
  • 創設:1923年(ロチェスター・シーグラムとして)
  • 本拠地:カリフォルニア州サクラメント
  • アリーナ:ゴールデン1センター
  • カラー:パープル/スレートグレー/ブラック
  • オーナー:ヴィヴェク・ラナディベ / 社長:ジョン・ラインハート
  • GM:モンテ・マクネア / HC:マイク・ブラウン
  • Gリーグ:ストックトン・キングス
  • 優勝:1回(1951/ロチェスター・ロイヤルズ)
  • ディビジョン優勝:6回(1949, 1952, 1979, 2002, 2003, 2023)

歴史ダイジェスト

  • ロチェスター時代:1945年NBL参入、1951年にNBA優勝(当時ロチェスター・ロイヤルズ)。
  • シンシナティ時代:オスカー・ロバートソン&ジェリー・ルーカスで60年代に躍進。
  • カンザスシティ時代:「キングス」へ改称。ネイト・アーチボルドらが活躍。
  • サクラメント時代:1985年移転。アデルマン政権(1998–2006)でC・ウェバー、ディバッツ、ペジャ、ビビーらと黄金期を築き、2002年はリーグ最高勝率。
  • 長期低迷〜脱却:2010年代は苦戦も、2022-23に17年ぶりプレーオフ。

2025-26の注目ポイント

  • 中核:ドマンタス・サボニス(ハブ&リバウンド)、キーガン・マレー(3&D+サイズ)、マリーク・モンク(6thの得点力)。
  • 補強・戦力:ザック・ラビーン、デマー・デローザン、ラッセル・ウェストブルックらスコアラー/ハンドラー陣の厚み。
  • 勝ち筋:サボニス起点のDHOs、外角火力、セカンドユニットでの継続加点。

主な現行ローテ(抜粋)

  • ガード/ウイング:ザック・ラビーン、デマー・デローザン、マリーク・モンク、キーオン・エリス、デビン・カーター、デニス・シュルーダー
  • フォワード/ビッグ:キーガン・マレー、ドマンタス・サボニス、ダリオ・サリッチ、ドリュー・ユーバンクス、マクシーム・レイノー
  • ※ 2025年10月時点のロスター情報をもとに再構成

シーズン成績ハイライト

  • 通算RS:2,700勝 3,220敗(勝率.456)
  • プレーオフ通算:76勝 109敗(勝率.411)/優勝1回(1951)
  • 象徴的シーズン:2001-02(61勝・西決勝)、2022-23(17年ぶりPO)。

栄誉

  • 永久欠番:1(アーチボルド)、2(リッチモンド)、4(クリス・ウェバー)、6(ファン)、11、12(モーリス・ストークス)、14(オスカー・ロバートソン)、16(ペジャ)、21(ディバッツ)、27(トゥィマン)、44(サム・レイシー)ほか
  • 殿堂入り(抜粋):オスカー・ロバートソン、ジェリー・ルーカス、ネイト・アーチボルド、クリス・ウェバー、ブラデ・ディバッツ、ヴィンス・カーター ほか

まとめ

キングスはハーフコートでの連携創出(サボニス軸)×シューター&ドライバーの厚みで西の台風の目に。
守備強度と終盤のショットクリエイトを高水準で両立できれば、上位定着と上振れの可能性は十分。

マイク・ブラウンがニックス新HCに就任|4度の優勝経験を持つ名将が名門復活を託される

名将マイク・ブラウン、ニューヨーク・ニックス新HCに正式就任

2025年7月8日(日本時間)。ニューヨーク・ニックスは、トム・シボドー前ヘッドコーチの後任として、マイク・ブラウン氏を新たな指揮官に迎え入れたことを正式に発表した。近年プレーオフ進出の常連となりつつあるニックスにとって、さらなる飛躍を目指す体制変更の一環であり、注目を集めている。

チャンピオンシップ4度経験の 勝者の哲学

ブラウン氏は、アシスタントコーチとして過去4度のNBA優勝を経験している名将だ。2003年にはサンアントニオ・スパーズで、2017、2018、2022年にはゴールデンステイト・ウォリアーズで優勝メンバーとしてベンチに立った。これらの経験を通して、優勝に必要な要素を熟知している点が最大の魅力だ。

ニックスのバスケットボール運営部代表レオン・ローズ氏も、「マイクはこのスポーツにおいて大舞台で何度もコーチしてきました。彼が我々の組織へチャンピオンシップの経歴を持ち込むことになります」と新体制への期待を語った。

復活請負人 としてのキャリアと実績

マイク・ブラウンは55歳。ヘッドコーチとしてはクリーブランド・キャバリアーズ(2005〜2010, 2013)、ロサンゼルス・レイカーズ(2011〜2012)、サクラメント・キングス(2022〜2024)で采配を振るった。

とくに注目すべきは、キャブス時代にレブロン・ジェームズを擁してプレーオフ常連へと導き、2008-09シーズンにはリーグ最優秀コーチ賞(COY)を受賞。さらに2022-23シーズンには、サクラメント・キングスを実に17年ぶりのプレーオフ進出へと牽引し、自身2度目のCOYを獲得した。

通算成績と勝率から見える 勝てるコーチ

これまでのヘッドコーチとしての通算成績は、レギュラーシーズン758試合で454勝304敗(勝率59.9%)、プレーオフでは90試合で50勝40敗(勝率55.6%)と、どのチームでも安定した結果を残している。

特にプレーオフでの勝率は半数を上回っており、大舞台での采配力が光る。ニックスが狙う「1973年以来となるリーグ制覇」を実現するには、まさにうってつけの人物といえる。

シボドー体制からの転換とロスターの刷新

前任のトム・シボドーHCは、ディフェンスに軸を置いた堅実なバスケットで近年のニックスを再建した功績を持つが、戦術面での柔軟性を欠くという批判もあった。

その点、ブラウンはスモールボール、3P重視、ボールムーブ重視といった現代バスケへの適応力に長けており、若手とベテランを融合させる育成型のコーチングも高く評価されている。

今オフには、ガードのジョーダン・クラークソン(前ジャズ)や、フォワードのガーション・ヤブセレ(前レアル・マドリード)を獲得し、ジェイレン・ブランソン、カール・アンソニー・タウンズ、ミケル・ブリッジズら既存主力との相乗効果が期待される。

2024-25シーズン:カンファレンス・ファイナル進出の背景

2024-25シーズンのニックスは、東カンファレンスで快進撃を見せた。ブランソンとタウンズを中心に、OG・アヌノビー、ミケル・ブリッジズ、ジョシュ・ハートらが高い守備力と機動力を発揮。チームは2000年以降で初めてカンファレンス・ファイナルに進出する快挙を達成していた。

その一方で、ファイナル進出はならず、あと一歩のところで涙を飲んだ。新指揮官ブラウンの就任は、「優勝へのラストピース」としての意味合いを持っている。

ファンとメディアの反応:「ついに勝てるチームになる」

今回のブラウン招聘について、現地ニューヨークメディアやNBAファンからは好意的な反応が相次いでいる。SNSでは「ようやくニックスにも勝者のメンタリティが入る」「カンファレンスファイナル以上を狙える」といった声が広がっている。

また、ブラウンはこれまでにも選手からの信頼が厚く、特にディフェンス意識の浸透や若手の育成に実績があることから、ドラフト加入の若手やロールプレイヤーにも良い影響が期待される。

今後の展望:50年ぶりのタイトル奪還へ

1973年を最後にリーグ優勝から遠ざかっているニックスにとって、今がまさに 勝負の時 である。主力の成長と補強、そしてブラウン新HCの采配が噛み合えば、2025-26シーズンは東の覇権を争う存在になるだろう。

また、ブラウンがもたらす戦術の多様性と、戦力の底上げは、長期的な強豪チームとしての基盤づくりにもつながる。今後数年のニックスからは目が離せない。

まとめ:マイク・ブラウンの加入が意味するもの

優勝経験と実績を兼ね備えたマイク・ブラウンの就任は、ニックスにとって次なるステージへの大きな一歩だ。ブランソンやタウンズを軸としたロスターの成熟度に、勝利へのメンタリティと戦術的修正力が加わることで、ファンが待ち望む「タイトル奪還」も現実味を帯びてくる。

2025-26シーズン、ブラウンHCの手腕が試される時がいよいよ訪れる。

【NBA】マイク・ブラウンがニックス新HC就任へ!シボドー前HCの後任探し難航も名将招聘で決着

マイク・ブラウンがニューヨーク・ニックス新HCに就任予定

2025年7月3日(米国時間2日)、ニューヨーク・ニックスが新たなヘッドコーチ(HC)としてマイク・ブラウン氏との契約に向けて合意に達したと、米スポーツ専門メディア『ESPN』が報じました。ブラウン氏は、長年にわたりNBAの複数球団で指揮を執ってきた経験豊富な指導者です。

シボドー前HCの退任と後任探しの難航

昨季のニックスは、「NBAプレーオフ2025」にて2000年以来初となるカンファレンス・ファイナル進出を果たしたものの、インディアナ・ペイサーズに敗れてシーズンを終了しました。この結果を受けて、トム・シボドー前HCは5年の任期を経て退任。その後、チームはジェイソン・キッド(マーベリックス)を含む複数の現役HCに打診しましたが、断られるなど後任探しは難航していました。

マイク・ブラウンとは何者か?

55歳のマイク・ブラウン氏は、これまでクリーブランド・キャバリアーズ、ロサンゼルス・レイカーズ、サクラメント・キングスなどでHCを歴任。また、ワシントン・ウィザーズ、サンアントニオ・スパーズ、インディアナ・ペイサーズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズではアシスタントコーチとしても活躍してきました。

HCとしての通算成績は758試合で454勝304敗、勝率はおよそ60%。キャバリアーズおよびキングスではNBA最優秀コーチ賞を受賞するなど、その実績は折り紙付きです。

ニックスが求める新体制への鍵

2シーズン連続で50勝以上を記録している現在のニックスには、ジェイレン・ブランソン、カール・アンソニー・タウンズというオールスター級のタレントを擁しています。さらに、OG・アヌノビー、ミケル・ブリッジズ、ジョシュ・ハートという堅実なスターティングメンバーがチームの土台を支えています。

今オフシーズンでは、フリーエージェント(FA)市場でフォワードのガーション・ヤブセレ、ガードのジョーダン・クラークソンと契約合意に至ったとされており、チーム力のさらなる強化が進められています。

求められるリーダーシップと戦術再構築

ブラウン新HCには、タレント集団をまとめ上げ、戦術的な再構築を進める手腕が求められます。これまでの実績や選手とのコミュニケーション能力の高さからも、選手の個性を最大限に引き出すマネジメントスタイルが期待されます。

特にオフェンスにおいては、ブランソンとタウンズを中心に、スペーシングとパスワークを軸とした新たなシステムが構築される可能性が高いと見られています。

ブラウン新体制に寄せられる期待

ニックスは長らくタイトルから遠ざかっており、優勝争いに名乗りを上げるためには、安定したHCの存在が不可欠です。マイク・ブラウンの招聘は、その布石として極めて重要な意味を持ちます。

2025-26シーズンへ向けて、ニックスが再び東カンファレンスの強豪として立ちはだかる存在となるのか。注目の新体制は間もなく始動を迎えます。