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【NBA/ロサンゼルス・レイカーズ】完全ガイド:ミネアポリス王朝からショータイム、コービー時代、レブロン&ルカの現在まで

ロサンゼルス・レイカーズとは

ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)は、カリフォルニア州ロサンゼルスを本拠とするNBA屈指の名門。ウェスタン・カンファレンス、パシフィック・ディビジョン所属。ホームはクリプト・ドットコム・アリーナ、チームカラーはパープル&ゴールド。フランチャイズ通算17度の優勝を誇り、NBA史に幾度も黄金期を築いてきた。


年表ダイジェスト

  • 1947–60:ミネアポリス王朝 — ジョージ・マイカンを中心に6年で5度制覇、黎明期の覇者に。
  • 1960–79:LA移転と下地づくり — エルジン・ベイラー、ジェリー・ウェスト、ウィルト・チェンバレンで常勝も、宿敵セルティックスの壁。
  • 1979–91:「ショータイム」 — マジック&カリーム、ライリーHCの高速トランジションで80年代に5度優勝
  • 1996–2004:シャック&コービー — フィル・ジャクソンの三角攻撃で2000–02の3連覇
  • 2008–10:コービー&ガソル — 2009・2010に連覇、名門復活。
  • 2018–20:レブロン加入→AD合流 — バブル期の2020年にフランチャイズ17回目の優勝
  • 2023–24:インシーズン・トーナメント初代王者 — レブロンが大会MVP。
  • 2024–: HCJ・J・レディック就任。2025年には大型トレードでルカ・ドンチッチが加入と報じられ、新章へ。

現在の見どころ(2025-26想定)

  • デュアルエンジン:レブロン・ジェームズのゲームコントロールとルカ・ドンチッチのショットクリエイト/P&R運用。
  • サイズ&機動:ディアンドレ・エイトン、ジャクソン・ヘイズのリム周り、八村塁のミドル&ポスト。
  • 厚みあるガード陣:オースティン・リーブスの2ndクリエイター力、マーカス・スマートのディフェンス&勝負勘。
  • ロールプレイヤーの最適化:バンダービルト、クレバーらがスペーシングとスイッチに貢献。

フランチャイズを形作ったレジェンド

  • ミネアポリス時代:ジョージ・マイカン、ジム・ポラード、ヴァーン・ミッケルセン。
  • ショータイム:マジック・ジョンソン、カリーム・アブドゥル=ジャバー、ジェームズ・ウォージー。
  • 2000年代王朝:シャキール・オニール、コービー・ブライアント、デレック・フィッシャー。
  • 2009–10:コービー・ブライアント、パウ・ガソル、ラマー・オドム。
  • 現代:レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス(~2025)、ルカ・ドンチッチ、八村塁。

主要トピック

ライバル関係

1950~60年代のセルティックス、1980年代のセルティックス/シクサーズ、2000年代のスパーズ/キングス、近年はナゲッツなど、時代ごとに頂点を争う好敵手が存在。

記録と勲章

  • 通算優勝:17回(NBA最多級)
  • 連勝:33連勝(北米4大スポーツ最長記録)
  • 殿堂入り:選手・コーチ・貢献者を多数輩出(ウェスト、マジック、カリーム、シャック、コービー、ガソルほか)
  • 永久欠番:8/24(コービー)32(マジック)33(カリーム)34(シャック)16(ガソル)99(マイカン)など。

基本データ

  • 本拠地:ロサンゼルス(クリプト・ドットコム・アリーナ)
  • 所属:ウェスタン・カンファレンス/パシフィック・ディビジョン
  • カラー:パープル、ゴールド、ブラック
  • オーナー:ジーニー・バス(バス・ファミリー・トラスト)
  • GM:ロブ・ペリンカ / HC:J・J・レディック

まとめ

ミネアポリス王朝、ショータイム、シャック&コービー、コービー&ガソル、レブロン&ADと続いた「勝つ文化」は、2025年のレブロン&ルカ体制で新章へ。名門の矜持を胸に、常に優勝を現実的な目標としてシーズンに挑む。

映画『With the 8th Pick…』始動!コービー・ブライアントを指名しなかったNBAチームの もしも の物語

コービー・ブライアントの ドラフト裏側 が映画に!『With the 8th Pick…』製作決定

NBA史上屈指のスーパースター、コービー・ブライアント。彼がロサンゼルス・レイカーズのユニフォームに袖を通すまでのドラマは、これまで何度も語られてきた。しかし今回、アメリカの大手映画会社ワーナー・ブラザースが製作を始めた新作映画『With the 8th Pick…』は、これまでとは全く異なる視点からコービーの運命を描こうとしている。

本作は、1996年のNBAドラフトで コービーを指名しなかったチーム 、すなわちニュージャージー・ネッツ(現ブルックリン・ネッツ)と当時のGMジョン・ナッシュの決断に焦点を当てた、まさに「もう一つの運命」の物語だ。

タイトルの意味:「With the 8th Pick…」に込められた皮肉

本作のタイトル「With the 8th Pick…」は、NBAドラフトの場面でコミッショナーが発する指名発表のフレーズを引用したもの。1996年のNBAドラフトでは、1位にアレン・アイバーソン(シクサーズ)、5位にレイ・アレン(バックス)など、後のスター選手たちが名を連ねた中で、8位指名を持っていたのがネッツだった。

彼らが選んだのは、ビラノバ大学出身のケリー・キトルズ。そしてその5つ後、13位でシャーロット・ホーネッツに指名されたのが、当時17歳の高校生──コービー・ブライアントだった。

キトルズのキャリアは決して悪くなかったが、結果的に 8位でコービーを指名しなかった選択 は、ネッツの歴史に残る大きな分岐点となった。

焦点はGMジョン・ナッシュ── 指名寸前 の葛藤

映画『With the 8th Pick…』は、コービーの栄光を描くのではなく、「なぜあのとき彼を指名しなかったのか?」というチームフロントの葛藤を主軸に構成されている。脚本を手がけたのはアレックス・ソーンとギャビン・ヨハンセンのコンビ。

舞台となるのは、1996年のドラフト当日。ネッツのGMだったジョン・ナッシュは、エージェントやスカウト、オーナーと意見をぶつけながら、指名直前までコービーを指名するか否かで揺れていたと言われている。

この作品は、そうした「裏側の選択とプレッシャー」「未来を変えた一瞬」をスリリングに描くものとなるだろう。

マネーボール や AIR の系譜──スポーツ映画の進化系

関係者によれば、『With the 8th Pick…』は、野球界の分析革命を描いたブラッド・ピット主演の映画『マネーボール』や、ナイキとマイケル・ジョーダンの契約誕生を描いた『AIR/エア』のような、 スポーツの裏側 に焦点を当てた知的な作品になるという。

観客は単なる試合映像やスーパープレイではなく、「人間ドラマ」「選択の重み」「後悔と希望」といった深いテーマを通じて、NBAの世界を新たな視点で体感することができる。

このアプローチは、近年のスポーツ映画トレンドでもあり、GL3x3のようなバスケリーグにとっても、自身の物語性をどう魅せるかというヒントになる。

1996年NBAドラフト:歴史を変えたスターたち

1996年のNBAドラフトは、「史上最も豊作な年」の一つとして知られている。以下はその上位指名選手たちの一部だ。

  • 1位:アレン・アイバーソン(シクサーズ)
  • 4位:ステフォン・マーブリー(バックス→ウルブズ)
  • 5位:レイ・アレン(ウルブズ→バックス)
  • 13位:コービー・ブライアント(ホーネッツ→レイカーズ)
  • 15位:スティーブ・ナッシュ(サンズ)
  • 17位:ジェーメイン・オニール

この年はのちの殿堂入り選手が多数誕生しており、なかでも高校生でNBAに飛び込んだコービーの存在は特異でした。ネッツがもし彼を指名していたら──そんな仮定をもとに描かれる物語は、バスケファンにとって非常に興味深いものとなるでしょう。

GL3x3視点:意思決定とスカウティングの物語性

GL3x3でも、プレイヤーの選考やドラフト、チームビルディングが進む中で、「誰を選ぶか」「なぜ選ばなかったか」という判断が未来を左右する場面が増えています。

この映画が描く 指名しなかった決断 は、3×3バスケにおいても「隠れた才能」や「見逃された逸材」に光を当てる視点を提供してくれるでしょう。

選手獲得が感覚やコネだけではなく、戦略と未来構想に基づいて行われる時代に突入するなか、GL3x3でも 意思決定のドラマ は重要な物語として活用できるのです。

まとめ:コービーという伝説を生んだ 選ばなかった 側のドラマ

コービー・ブライアントのNBA入りは、13位指名とレイカーズへのトレードという 偶然と戦略 の産物でした。その裏で8位指名を持っていたネッツとGMジョン・ナッシュの決断は、もう一つのNBA史をつくる分岐点となりました。

映画『With the 8th Pick…』は、その「選ばなかった側」の視点から、バスケットボールの奥深さと人生の もしも を描き出す作品になると期待されます。

GL3x3を含めたすべてのバスケ関係者・ファンにとって、この映画がもたらす視点は、選手を見る目、チームをつくる力、そして物語をつむぐ意義を問い直すきっかけとなるかもしれません。

公開日などの詳細は未定ですが、続報に注目したい作品です。