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【クリス・ポール】(CP3)完全ガイド|経歴・受賞歴・通算記録・プレースタイルと最新動向

クリス・ポール(CP3)完全ガイド|経歴・受賞歴・通算記録・プレースタイルと最新動向

クリス・ポール(Chris Paul)は、 Point God の異名を持つNBA屈指のポイントガード。精密なゲームメイク、ピック&ロールの妙、試合終盤の意思決定で長年リーグを牽引してきた司令塔です。新人王NBA75周年記念チーム選出、アシスト王5回スティール王6回など、攻守両面の実績が際立ちます。


クイックプロフィール

  • 愛称:CP3 / Point God
  • 生年月日:1985年5月6日
  • 出身:米国ノースカロライナ州ウィンストン・セーラム
  • 身長 / 体重:183cm / 79kg(PG)
  • ドラフト:2005年1巡目全体4位(ニューオーリンズ・ホーネッツ)
  • 主な在籍:ホーネッツ/クリッパーズ/ロケッツ/サンダー/サンズ/ウォリアーズ/スパーズ ほか
  • 代表歴:北京五輪・ロンドン五輪 金メダル

経歴ハイライト(タイムライン)

学生時代

ウェスト・フォーサイス高→ウェイクフォレスト大。1年目から先発を務め、ACC新人王、オールアメリカン選出など早くから全国区に。

ニューオーリンズ・ホーネッツ(2005–2011)

新人王獲得。2007–08には20点・10アシスト超え、アシスト王&スティール王の二冠でリーグ屈指のPGへ。

ロサンゼルス・クリッパーズ(2011–2017)

グリフィン、ジョーダンとの Lob City を牽引。オールスターMVP(2013)、複数回のオールNBA&オールディフェンシブ選出で黄金期を築く。

ヒューストン・ロケッツ(2017–2019)

ハーデンと強力バックコートを形成。プレーオフでも勝負強さを発揮。

オクラホマシティ・サンダー(2019–2020)

若手中心のロスターを高効率のゲームマネジメントで牽引し評価を再上昇。

フェニックス・サンズ(2020–2023)

ブッカーら若手を導き自身初のNBAファイナルへ。クラッチ局面の創造性で勝利を重ねる。

ウォリアーズ / スパーズほか(2023–)

経験値とパスセンスでロールを柔軟に適応。高齢期でも効率の高いアシストターンオーバー抑制で存在感を示す。


主な受賞・表彰

  • NBA新人王(2006)
  • NBAオールスター 12回、オールスターMVP(2013)
  • オールNBA(1st×4、2nd×5、3rd×2)
  • オールディフェンシブ(1st×7、2nd×2)
  • アシスト王×5(2008, 2009, 2014, 2015, 2022)
  • スティール王×6(2008, 2009, 2011–2014)
  • NBA75周年記念チーム
  • 五輪 金メダル×2(2008北京、2012ロンドン)

通算記録・マイルストーン(抜粋)

  • 通算アシスト:歴代上位(1万超級)— 高効率のパス配給で長期に渡りリーグ上位を維持
  • 通算スティール:歴代上位— 読みと手の速さでターンオーバー創出
  • プレーオフ通算:クラッチでのショットクリエイトとゲームマネジメントが武器

プレースタイルと強み

1)エリート級の意思決定

ピック&ロールでの二次・三次の読み、ペースコントロール、ミドルレンジの精度。ターンオーバーを最小化しつつ好機を創出。

2)ディフェンスIQとハンドアクティブ

ギャンブルに寄らないポジショニングとスティール創出で、相手の初動を寸断。

3)リーダーシップ

若手の成長促進、終盤のタイム&スコア管理、ベンチユニットの最適化など、勝率に直結する 見えにくい価値 を積み上げる。


よくある質問(FAQ)

Q. クリス・ポールの代名詞的スタッツは?

A. アシスト王5回・スティール王6回。試合運びの巧みさと守備の読みが突出しています。

Q. どのチームで最も輝いた?

A. クリッパーズ時代の Lob City と、サンズでのファイナル進出は代表的ハイライトです。

Q. 国際舞台での実績は?

A. 五輪金メダル2個(2008・2012)。代表でも司令塔として機能しました。


まとめ

クリス・ポールは、高効率の意思決定・ゲームメイク・守備IQで、どのロスターでも勝ち筋を編む稀代のポイントガード。若手の力を引き出しつつ、自らも要所で得点できる 勝たせる司令塔 として、長期間にわたりNBAに確かな足跡を残し続けています。

【NBA/ニューオーリンズ・ペリカンズ】完全ガイド2025-26最新版— 歴史・主力・成績・豆知識

基本情報

  • チーム名:ニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)
  • 略称:NOP / カンファレンス:ウェスト / ディビジョン:サウスウェスト
  • 創設:2002年(ニューオーリンズ移転。2013-14より現名称)
  • 本拠地:ルイジアナ州ニューオーリンズ
  • アリーナ:スムージー・キング・センター(収容 約16,867/PO時 18,500)
  • カラー:ネイビーブルー/金/赤
  • オーナー:ゲイル・ベンソン / 社長:デニス・ラウシャ
  • GM:ブライソン・グラハム / HC:ウィリー・グリーン
  • 提携Gリーグ:バーミングハム・スクアドロン
  • 優勝・ファイナル:いずれも 0回(ディビジョン優勝 1回/2008)

チーム名・移転のトリビア

  • 2002-13:ニューオーリンズ・ホーネッツ(2005-07はニューオーリンズ/オクラホマシティ・ホーネッツ)。
  • 2013-14~:州鳥に由来する「ペリカンズ」へ改称。ロゴと色も刷新。
  • 2014年、シャーロット側が「ホーネッツ」の歴史・記録を継承。ニューオーリンズ移転以前の成績は現シャーロット・ホーネッツのものとして扱われる。

歴史ダイジェスト

ニューオーリンズ・ホーネッツ時代(2002–2013)

  • 初期はバロン・デイビス、マッシュバーン、マグロアらで中堅クラス。
  • 2005年のハリケーン・カトリーナで本拠地が機能不全となり、主にオクラホマシティでホーム開催。
  • 2005ドラフトのクリス・ポールが到来。2007-08は56勝26敗で球団史上最高勝率、ディビジョン初優勝&POでDAL撃破。

リーグ直轄~新オーナー、AD時代へ(2010–2019)

  • 2010-11途中に経営難でNBA直轄に。2012年、NFLセインツのベンソン氏が買収し体制安定。
  • 2012ドラフトアンソニー・デイビスを全体1位指名。2014-15にPO復帰も、2017-18はPO1回戦でPORをスウィープするも2回戦でGSWに敗退。
  • 2019年、ADのトレード要求を経てLALへ放出。代わりに若手+指名権を多数確保。

ペリカンズ時代~ザイオンの登場(2019–)

  • 2019ドラフト全体1位でザイオン・ウィリアムソンを指名。以降、ブランドン・イングラムら若手中心に再構築。
  • 2021-22はプレーインを突破しPOへ。2023-24は49勝で成長を示すも1回戦でOKCにスウィープ。
  • 2024-以降はデジャンテ・マレー加入など再強化。ザイオンの健康維持と守備の安定化が上位進出の鍵。

2025-26の見どころ

  • 攻守の軸:ザイオンのリム圧力とトランジション、Herb JonesのエリートDF、Trey Murphy IIIの高効率3P。
  • バックコート再編:マレー加入でPO仕様のハーフコート創出力が向上。ホセ・アルバラードのディフェンスエナジーも健在。
  • サイズと間合い:イブ・ミッシ、ディッキンソン、クイーンらサイズ人材の育成・起用バランスに注目。
  • 勝ち筋:守備レーティングの安定+スリー(マーフィー、ホーキンス)とザイオンのFT獲得でEVを積む。

現行ロスター(抜粋・ポジション別)

  • ビッグ/フォワード:ザイオン・ウィリアムソン、トレイ・マーフィーIII、ハーバート・ジョーンズ、イブ・ミッシ、ハンター・ディッキンソン、デリク・クイーン、カルロ・マトコビッチ、ケヴォン・ルーニー
  • ガード:デジャンテ・マレー、ホセ・アルバラード、ジョーダン・プール、ジョーダン・ホーキンス、トレイ・アレクサンダー、ジェレマイア・フィアーズ、ブライス・マクゴーウェンズ、マイカ・ピービー

※ 更新日:2025年9月25日 時点の情報を元に再構成

シーズン成績ハイライト

  • 通算RS:831勝 937敗(勝率.470)
  • プレーオフ通算:22勝 37敗(勝率.373)
  • 主な到達点:2008 ディビジョン優勝、2018 PO1回戦スウィープ(対POR)

チーム栄誉・記念

  • 永久欠番:7 ピート・マラビッチ(ニューオーリンズのレジェンドとして顕彰)
  • 殿堂:(球団としての登録はなし。個人の実績は選手ページ参照)

歴代主な在籍選手(抜粋)

クリス・ポール、デビッド・ウェスト、タイソン・チャンドラー、ペジャ・ストヤコヴィッチ、
アンソニー・デイビス、デマーカス・カズンズ、ドリュー・ホリデー、
ザイオン・ウィリアムソン、ブランドン・イングラム、CJ・マッカラム、ほか

観戦・街ネタ

  • 街の空気:ニューオーリンズは音楽と食の都。試合前後のフレンチクォーター散策やケイジャン料理もセットで。
  • アリーナ体験:中心地からのアクセス良好。ファンの熱量は近年上昇傾向。

まとめ

ペリカンズは「爆発的なフィジカル×現代的シューター陣」で一気にブレイクできる素材を既に確保。
ザイオンの稼働率、ウィングの守備持続力、バックコートの意思決定が噛み合えば、
ウェスト上位の常連へ跳躍するポテンシャルは十分だ。

賞金100万ドル!話題沸騰「TST」とは?7人制サッカー大会の革新ルールとスター選手の競演

ゴールデンリーグ3×3は、「スポーツ × エンタメ」の融合を掲げる新感覚リーグです。
今回は、そのスタイルに通じる他の革新的なリーグもあわせてご紹介します。

注目度急上昇の7人制サッカー「The Soccer Tournament(TST)」とは?

「The Soccer Tournament(TST)」は、2023年にアメリカで新設された7人制サッカーの新たな大会フォーマットである。運営は「The Basketball Tournament(TBT)」を成功させたTBT Enterprises。2022年10月に構想が発表され、2023年6月に初開催。優勝賞金は破格の100万ドル(約1億5000万円)、”Winner-Take-All(勝者総取り)”という大胆なコンセプトが注目を集めた。

TSTの大会概要と主催者情報

  • 主催:TBT Enterprises(CEO:ジョン・ムガー)
  • 創設:2023年
  • 形式:男子48チーム、女子16チーム
  • 開催地:ノースカロライナ州ケアリー、WakeMed Soccer Park
  • 放送:NBC Sports(2023)、ESPN(2024〜)、Peacock、YouTube、Facebook Watch
  • 著名投資家:NBA選手クリス・ポールが出資

特徴的なルール:Elam Endingの導入とノースライディングなど

TST最大の特徴は、バスケ由来の「Elam Ending」をサッカー形式に導入している点。通常の20分ハーフ(計40分)終了後、リードチームの得点+1点が「ターゲットスコア」となり、先に到達したチームが勝利する。例えば、終了時点で3-1なら目標は4点。ゴールを決めた瞬間に試合が終了するため、PK戦などは存在せず、常に「最後の一発」で勝負が決まる。

さらに以下のような斬新なルールが設定されている:

  • ピッチサイズ:65×45ヤード(通常のサッカー場より小さい)
  • オフサイドルールなし
  • スライディングタックル禁止
  • キーパーのパント・ドロップキック禁止
  • スローインではなく間接FKで再開
  • ローリングサブ(交代無制限)

また、「ターゲットスコア時間」で決着がつかない場合は、数分ごとにフィールドプレイヤーが1人ずつ退場。最終的に2対2になるまで継続されるサドンデス方式が採られる。スピード感と決定力が問われ、観客にとっては緊張感の続く展開が魅力の一つだ。

元NBAスティーブ・ナッシュなどの豪華すぎる出場選手と異色チーム構成

TSTには世界中から元代表・元トップ選手・異業種の有名人が続々参戦。これまでに参加した著名人には:

  • アリ・クリーガー(元アメリカ女子代表)
  • セルヒオ・アグエロ(元アルゼンチン代表)
  • ナニ(元ポルトガル代表)
  • J.J.ワット(NFL伝説のディフェンスエンド)
  • パット・マカフィー(元NFLパンター、現スポーツキャスター)
  • チャド・ オチョシンコ ・ジョンソン(元NFL WR)
  • スティーブ・ナッシュ(NBA殿堂入り選手)

出場チームの多くは既存クラブのブランド名を用いているが、選手構成に過去の所属歴は必須ではない。例えば、2024年大会に出場した「Wrexham Red Dragons」には、元スコットランド代表ジョージ・ボイドなど、クラブと無関係な選手も含まれていた。この自由なチーム構成がTSTの幅を広げている。

代表的な大会結果:毎年白熱の決勝戦

開催年 男子優勝 女子優勝 備考
2023年 Newtown Pride FC 混合開催 初開催
2024年 La Bombonera US Women 初の男女別開催
2025年 Bumpy Pitch F.C. US Women(2連覇) 最多優勝記録

女子大会の分離開催と成功

初年度は男女混合での実施だったが、2024年からは女子トーナメントが独立。全16チームによる短期集中型大会として実施され、初代女王には「US Women」が君臨。2025年大会でも無敗で2連覇を果たし、すでに女子TST界の 絶対女王 的存在となっている。

商業面での拡大戦略とファン層の広がり

TSTは初年度からESPNとの中継契約を獲得し、PeacockやYouTubeでの同時配信により、ミレニアル世代やGen-Z層のデジタル視聴者にもリーチを拡大。また、パートナー企業との協賛により会場内でのエンタメ要素も強化されており、DJブース、選手インタビュー、即席サイン会など「試合外の体験価値」も重視されている。

3×3バスケとの比較:新興スポーツの共通点と違い

TSTと3×3バスケットボールにはいくつかの共通点がある:

  • 短時間・高回転の試合構成
  • 会場演出に音楽やライトショーを導入
  • 個人スキルと瞬発力が勝敗を大きく左右する
  • ルールの簡素化による観客の理解しやすさ

一方で、TSTは「サッカーの新形態」としての認知を強化するために、ファン参加型のイベントや、スポーツの枠を超えた有名人参加といった 話題性 戦略をより重視している点が特徴的だ。

今後の展望と日本との関わり

現在のところ、TSTに日本チームの参戦実績はないものの、JリーグOBやフットサル界のレジェンドが出場する可能性も噂されている。特に、元代表の中田英寿や稲本潤一、または女子の澤穂希・永里優季などがゲスト出場すれば、大きな話題となるだろう。

また、将来的にアジアラウンドの開催や、日本独自の予選大会が開催される可能性もあり、国内の企業やクラブがTSTとの提携に名乗りを上げる動きも予想される。

まとめ:TSTは 7人制サッカーのNBA になるか?

The Soccer Tournamentは、従来のサッカーの常識を覆す新時代のスポーツイベントとして注目を集めている。スピード感ある展開とルール、誰が出場しても勝てる可能性があるオープンな構造は、3×3バスケットボールやeスポーツ的な魅力に通じる部分もある。

今後、日本人選手やJリーグOB、女子代表OBらがTST参戦する日も遠くない。サッカーファンだけでなく、全てのスポーツファンにとって見逃せない存在となっていくだろう。