基本情報
- チーム名:ニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)
- 略称:NOP / カンファレンス:ウェスト / ディビジョン:サウスウェスト
- 創設:2002年(ニューオーリンズ移転。2013-14より現名称)
- 本拠地:ルイジアナ州ニューオーリンズ
- アリーナ:スムージー・キング・センター(収容 約16,867/PO時 18,500)
- カラー:ネイビーブルー/金/赤
- オーナー:ゲイル・ベンソン / 社長:デニス・ラウシャ
- GM:ブライソン・グラハム / HC:ウィリー・グリーン
- 提携Gリーグ:バーミングハム・スクアドロン
- 優勝・ファイナル:いずれも 0回(ディビジョン優勝 1回/2008)
チーム名・移転のトリビア
- 2002-13:ニューオーリンズ・ホーネッツ(2005-07はニューオーリンズ/オクラホマシティ・ホーネッツ)。
- 2013-14~:州鳥に由来する「ペリカンズ」へ改称。ロゴと色も刷新。
- 2014年、シャーロット側が「ホーネッツ」の歴史・記録を継承。ニューオーリンズ移転以前の成績は現シャーロット・ホーネッツのものとして扱われる。
歴史ダイジェスト
ニューオーリンズ・ホーネッツ時代(2002–2013)
- 初期はバロン・デイビス、マッシュバーン、マグロアらで中堅クラス。
- 2005年のハリケーン・カトリーナで本拠地が機能不全となり、主にオクラホマシティでホーム開催。
- 2005ドラフトのクリス・ポールが到来。2007-08は56勝26敗で球団史上最高勝率、ディビジョン初優勝&POでDAL撃破。
リーグ直轄~新オーナー、AD時代へ(2010–2019)
- 2010-11途中に経営難でNBA直轄に。2012年、NFLセインツのベンソン氏が買収し体制安定。
- 2012ドラフトアンソニー・デイビスを全体1位指名。2014-15にPO復帰も、2017-18はPO1回戦でPORをスウィープするも2回戦でGSWに敗退。
- 2019年、ADのトレード要求を経てLALへ放出。代わりに若手+指名権を多数確保。
ペリカンズ時代~ザイオンの登場(2019–)
- 2019ドラフト全体1位でザイオン・ウィリアムソンを指名。以降、ブランドン・イングラムら若手中心に再構築。
- 2021-22はプレーインを突破しPOへ。2023-24は49勝で成長を示すも1回戦でOKCにスウィープ。
- 2024-以降はデジャンテ・マレー加入など再強化。ザイオンの健康維持と守備の安定化が上位進出の鍵。
2025-26の見どころ
- 攻守の軸:ザイオンのリム圧力とトランジション、Herb JonesのエリートDF、Trey Murphy IIIの高効率3P。
- バックコート再編:マレー加入でPO仕様のハーフコート創出力が向上。ホセ・アルバラードのディフェンスエナジーも健在。
- サイズと間合い:イブ・ミッシ、ディッキンソン、クイーンらサイズ人材の育成・起用バランスに注目。
- 勝ち筋:守備レーティングの安定+スリー(マーフィー、ホーキンス)とザイオンのFT獲得でEVを積む。
現行ロスター(抜粋・ポジション別)
- ビッグ/フォワード:ザイオン・ウィリアムソン、トレイ・マーフィーIII、ハーバート・ジョーンズ、イブ・ミッシ、ハンター・ディッキンソン、デリク・クイーン、カルロ・マトコビッチ、ケヴォン・ルーニー
- ガード:デジャンテ・マレー、ホセ・アルバラード、ジョーダン・プール、ジョーダン・ホーキンス、トレイ・アレクサンダー、ジェレマイア・フィアーズ、ブライス・マクゴーウェンズ、マイカ・ピービー
※ 更新日:2025年9月25日 時点の情報を元に再構成
シーズン成績ハイライト
- 通算RS:831勝 937敗(勝率.470)
- プレーオフ通算:22勝 37敗(勝率.373)
- 主な到達点:2008 ディビジョン優勝、2018 PO1回戦スウィープ(対POR)
チーム栄誉・記念
- 永久欠番:7 ピート・マラビッチ(ニューオーリンズのレジェンドとして顕彰)
- 殿堂:(球団としての登録はなし。個人の実績は選手ページ参照)
歴代主な在籍選手(抜粋)
クリス・ポール、デビッド・ウェスト、タイソン・チャンドラー、ペジャ・ストヤコヴィッチ、
アンソニー・デイビス、デマーカス・カズンズ、ドリュー・ホリデー、
ザイオン・ウィリアムソン、ブランドン・イングラム、CJ・マッカラム、ほか
観戦・街ネタ
- 街の空気:ニューオーリンズは音楽と食の都。試合前後のフレンチクォーター散策やケイジャン料理もセットで。
- アリーナ体験:中心地からのアクセス良好。ファンの熱量は近年上昇傾向。
まとめ
ペリカンズは「爆発的なフィジカル×現代的シューター陣」で一気にブレイクできる素材を既に確保。
ザイオンの稼働率、ウィングの守備持続力、バックコートの意思決定が噛み合えば、
ウェスト上位の常連へ跳躍するポテンシャルは十分だ。