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【3×3/ESDGZ OTAKI.EXE】地域とともに歩む“持続可能な3×3チーム” ― 大滝町発の新たな挑戦

概要

ESDGZ OTAKI.EXE(エスディージーズ オオタキ エグゼ)は、千葉県夷隅郡大多喜町を拠点とする3×3.EXE PREMIER参加チーム。
チーム名の「ESDGZ」はSDGs(持続可能な開発目標)を意味し、地域社会とスポーツの共生をテーマに掲げる。
「持続可能なスポーツ文化の創造」をビジョンに、3×3バスケットボールを通じて地方創生と若者の夢の舞台づくりを目指している。

チーム理念

ESDGZ OTAKI.EXEの最大の特徴は、「バスケットボール×地域×SDGs」という三位一体のコンセプト。
チームは単なる競技活動にとどまらず、環境保全・地域教育・ジェンダー平等・観光振興など、国連が掲げる17の目標を地域スポーツの枠組みで実践する。
スローガンは「PLAY for EARTH, PLAY for FUTURE.(地球と未来のためにプレーする)」。

設立背景

2020年代の地方創生ブームの中で、千葉県大多喜町は「歴史と自然を活かしたまちづくり」を進めており、その一環として3×3チームの創設が企画された。
ESDGZ OTAKI.EXEはその核として誕生し、地元企業や行政、教育機関が連携してチーム運営を支援。
地域住民が参加できるオープンイベントやクリニックを通じ、スポーツを軸にした持続的な交流の場を提供している。

チームカラーとロゴ

チームカラーはエコグリーン×ホワイト
ロゴは大多喜町の象徴である自然と「ESDGZ」の文字をモチーフに、環境意識とスポーツの融合を表現している。
ライオンをベースとしたエンブレムは「勇気と誇り」を、グリーンの輪は「地球の循環」を象徴する。

主な活動

  • 3×3.EXE PREMIER参戦: 国内外の強豪と対戦しながら地域代表チームとして成長を続ける。
  • 地域連携イベント: 大多喜町の商店街や学校と連携し、環境教育や体験型ワークショップを実施。
  • ジュニア育成: 子どもたちへのバスケットスクール運営や、将来のアスリート育成プログラムを展開。
  • 観光コラボ: 大多喜城や養老渓谷などの観光名所と連携した「スポーツ×ツーリズム」企画を実施。

プレースタイル

ESDGZ OTAKI.EXEのプレーは、スピードと判断力を重視したトランジション型3×3バスケ
ディフェンスではアグレッシブなスイッチを多用し、攻撃ではスペーシングと連動を重視。
3人全員が“走って守れる・打てる”をコンセプトに、ハイテンポで観客を魅了するスタイルを貫く。

地域との共創

チームは地元行政と共同で「スポーツ×まちづくり」の実証モデルを構築。
地域産品のPRや観光振興、移住促進など、スポーツを起点としたSDGs推進事業を展開している。
また、地元中高生との交流試合やボランティア活動も盛んで、“地域に根差すクラブチーム”として高い支持を得ている。

今後の展望

ESDGZ OTAKI.EXEは、2026年以降の3×3.EXE PREMIER上位進出と、地域リーグでのモデルクラブ化を目標に掲げている。
また、将来的には女子チームやユースカテゴリーの設立も構想中。
「スポーツの力で、持続可能な地域をデザインする」――その理念のもと、3×3の枠を超えた新しい地域スポーツの形を発信し続ける。

キーワード

  • 3×3.EXE PREMIER
  • SDGs(持続可能な開発目標)
  • 地方創生
  • 地域教育
  • 大多喜町

【3×3.EXE】HOKUSO RHINOS.EXE(ホクソウ・ライノス)完全ガイド|北総エリアから3×3シーンを駆ける“猛進のサイ”たちの挑戦

チーム概要

HOKUSO RHINOS.EXE(ホクソウ・ライノス・エグゼ)は、千葉県北西部(北総エリア)を拠点とする3人制バスケットボールチーム。日本最高峰の3×3プロリーグ「3×3.EXE PREMIER」に参戦し、地域密着とスピード感あるプレースタイルで注目を集めている。チーム名の“RHINOS(ライノス)”は英語で「サイ」を意味し、その力強さ・突進力・粘り強さを象徴している。

北総(Hokuso)エリアには、成田・印西・鎌ヶ谷・白井などの発展都市が点在しており、HOKUSO RHINOS.EXEはこの一帯を活動基盤として地域スポーツ振興・若手育成・バスケットカルチャー発信を目的に活動している。

チームの特徴と理念

HOKUSO RHINOS.EXEのチームコンセプトは「Power & Speed(力と速さの融合)」。3×3特有の短時間決戦において、相手を押し切るフィジカルの強さと、テンポを支配するトランジションの速さを両立させることを目指している。

スローガンは「CHARGE AS ONE(ひとつに突き進め)」。これはサイの群れが一直線に突進する姿をモチーフにしており、チーム・ファン・地域が一体となって前進する姿勢を示している。

戦術とスタイル

HOKUSO RHINOS.EXEのプレースタイルは、3×3の基本原則である“スピード&スペース”を徹底したアグレッシブなバスケットボール。スクリーンからのピック&ポップや、ポストアップからのキックアウト、ドライブ&キックによるペイントアタックなど、多様なオフェンスパターンを展開する。

特に注目されるのは、ショットクロック(12秒)を最大限に使わず、5〜7秒以内に仕掛ける速攻。相手守備が整う前にフィニッシュする“ファスト・トリプル”の意識が浸透しており、試合を通して高い攻撃テンポを維持する。

守備面ではスイッチを多用し、ポジションレスなディフェンスを志向。相手の1on1を止めるだけでなく、リバウンド争いでのハッスルやヘルプローテーションも評価されている。

チームの象徴とビジュアル

チームカラーはダークグレー×オレンジ。サイの力強さと北総エリアの活気を象徴する配色で、ユニフォームやロゴデザインにも反映されている。ロゴ中央の“R”は突進するサイの角をモチーフにし、「勢い」「突破」「誇り」を意味している。

ホームアリーナは北総地域内の複数会場をローテーションで使用。地元の体育館やショッピングモールイベントなどで試合や交流イベントを実施し、地域の子どもたちがプロ選手と直接ふれあう機会を創出している。

地域活動・育成・カルチャー

HOKUSO RHINOS.EXEは、単なる競技チームにとどまらず、地域社会に根ざしたスポーツプロジェクトとしての側面を持つ。地元自治体・学校・企業と連携し、以下のような活動を行っている。

  • 小中学生向けバスケットボールクリニックの開催
  • 地域イベント・商業施設でのエキシビションマッチ
  • SNSを通じた3×3の普及啓発とファンコミュニティ形成
  • スポーツ×教育×地域活性化をテーマとした講演・ワークショップ

また、若手育成にも力を入れており、U18世代との合同練習や3×3アカデミー運営を通じて「北総から世界へ」を合言葉に次世代プレイヤーの発掘と強化を行っている。

代表選手とスタッフ

チームには、Bリーグ経験者・大学トップリーグ出身者・3×3.EXE経験豊富なベテランがバランス良く在籍。ポジションの垣根を超えたスキルセットを持ち、3×3ならではの「全員がハンドラーでありスコアラー」という特性を最大限に活かしている。

ヘッドコーチは北総エリアで長年育成に携わってきた指導者で、戦術構築と個々の役割明確化に定評がある。チーム全体として「個を生かす戦術」と「組織で守る意識」の両立が進んでいる。

3×3.EXE PREMIERでの戦い

HOKUSO RHINOS.EXEは、3×3.EXE PREMIERの東日本カンファレンスに所属し、開幕以来安定した成績を残している。特に2024–25シーズンは、オフェンシブレーティング(ORtg)とディフェンシブレーティング(DRtg)の両方でリーグ平均を上回り、強豪クラブとの接戦を数多く演じた。

試合では「序盤の勢い」「中盤の耐久」「終盤の冷静」を重視する3段階構成で、観客を引き込むエンタメ性も高い。ファンの声援を背に、クラッチタイムで見せる個々の勝負強さがRHINOSの代名詞となっている。

ファンカルチャーとSNS発信

チームはSNS戦略にも積極的で、InstagramやTikTokで試合のハイライト・練習風景・地域イベントを発信中。選手の人柄やオフコートでの表情も人気で、ファンとの距離が非常に近い。
また、チーム公式グッズ(Tシャツ、キャップ、リストバンドなど)も展開し、地元のショップやイベント会場で販売。試合当日のファン着用率も高く、地域のシンボルとして浸透している。

今後の展望

HOKUSO RHINOS.EXEは、北総エリアを代表するスポーツブランドを目指し、「地域×バスケ×エンタメ」を融合させた新しいクラブモデルを模索している。今後は以下の展開が期待される:

  • 3×3国際大会(FIBA 3×3 Challenger / World Tour)への参戦
  • ジュニア育成プログラムの全国展開
  • 地元企業とのパートナーシップ強化による地域貢献型プロジェクトの実現
  • GL3x3や国内3×3フェスティバルへのコラボ参加

その名の通り“ライノス=サイ”のように、HOKUSO RHINOS.EXEは一歩ずつ地を踏みしめながら、確実に日本の3×3シーンに爪痕を残している。
——北総の大地を駆ける猛進のサイたちは、次なる頂を目指して今日も突き進む。

【3×3/LEOVISTA.EXE】千葉・柏から未来を切り拓く|理念・ロスター・成績・地域活動まとめ

はじめに:柏発の挑戦者「LEOVISTA.EXE」とは


千葉県柏市を本拠地とするLEOVISTA.EXE(レオヴィスタ エグゼ)は、3×3.EXE PREMIERに参戦するプロバスケットボールチームです。2019年に設立され、柏市初のプロ3×3チームとして地域と共に歩みを進めてきました。スローガンは「POUND THE ROCK」。これは「どんなに大きな岩も叩き続ければいつか砕ける」という意味を持ち、困難に挑み続ける姿勢を象徴しています。

このスローガンの精神は、試合だけでなく、地域活動や育成プログラムにも息づいており、LEOVISTAは単なる競技チームを超えて「地域の子どもたちに夢を与える存在」として注目を集めています。

クラブ理念とビジョン:「あなたの人生にバスケットを」

LEOVISTAのもう一つの大きな柱は、クラブ理念「あなたの人生にバスケットを」です。これは選手やブースター、スポンサー、地域の人々など、クラブに関わるすべての人の生活の中にバスケットボールを根付かせることを目標にしています。

運営会社であるレオヴィスタ株式会社(代表:金子暁海)は、10年以上にわたり柏市でクラブ運営を行ってきた経験を背景に、バスケットボールが地域社会に与える影響力を実感してきました。そのため、LEOVISTAは「日本を代表するクラブチームを目指す」「地域のさらなる活性化に貢献する」「夢と希望を与える存在となる」という3つのミッションを掲げています。

2025-26シーズン ロスター発表

2025-26シーズンに向けて発表されたロスターは、身長172cmから198cmまで幅広い選手で構成され、合計9名。スピードとフィジカルの両立を意識した布陣となっています。

– #2 及川啓史(188cm / 90kg)
– #31 戸井堅士朗(195cm / 90kg)
– #14 Ross Davis Jr(198cm / 102kg)
– #96 黒田裕(194cm / 106kg)
– #5 岩佐潤(183cm / 90kg)
– #36 古川空音(172cm / 72kg)
– #24 長谷川聖(194cm / 90kg)
– #26 築舘俊介(176cm / 71kg)
– #17 朝賀智哉(193cm / 91kg)

外国籍選手Ross Davis Jrを軸に、センターサイズの黒田裕や戸井堅士朗らの高さ、古川空音や築舘俊介のガード陣によるスピードと多彩な戦術が期待されています。

2025シーズンの戦績

2025シーズンのLEOVISTA.EXEは、接戦の多いシーズンを過ごしました。最終的な成績は16試合で6勝10敗、勝率37.5%、総得点260点、平均16.3得点。特にNINJA AIRS.EXE戦(22-8)やADDELM ELEMENTS.EXE戦(21-15)などで見せた快勝はチームの成長を象徴するものでした。一方、BEEFMAN.EXE戦やYAIZU CITY UNITED.EXE戦では1点差で惜敗するなど、勝負所での課題も浮き彫りになりました。

こうした経験は、若手とベテランが融合するLEOVISTAのチーム作りにとって大きな糧となっています。

社会人大会での快進撃:千葉県予選優勝

3×3.EXE PREMIERでの戦いに加えて、LEOVISTA KASHIWAは5人制の社会人大会にも出場。2025年8月〜9月に開催された「全国社会人バスケットボール選手権 千葉県予選会」で全勝優勝を果たしました。

– vs Ultimate Style:130-52 WIN
– vs ORIONS:89-68 WIN
– vs AQUA TECH Inc.:104-40 WIN
– vs 鎌ヶ谷クラブ:87-61 WIN

圧倒的な攻撃力と「走るバスケット」で、全試合を二桁差で勝利。創設間もないクラブにとって大きな一歩となり、「柏からプロリーグへ」という目標を地域の人々に強く印象づけました。

地域と共に育成を支える「レオヴィスタバスケットボールクラブ」

LEOVISTAはトップチームだけでなく、育成クラブ・スクール事業も展開しています。5歳から15歳までの一貫指導システムを持ち、日本代表やプロ経験を持つコーチ陣が指導にあたります。ここでは単にスキルを磨くだけでなく、スポーツマンシップや団体行動を通じて人間力を育成。大会や合宿など実戦経験の場も多く設けられており、子どもたちにとって理想的な環境が整えられています。

この「スクールからトップチームまでの一貫育成」は、LEOVISTAの大きな特徴であり、地域の未来を担う選手を柏から輩出する仕組みを作り上げています。

スポンサーとパートナーシップ

クラブの活動は地域企業のサポートによって支えられています。2025-26シーズンの公式パートナーには以下の企業が名を連ねています。

– 1013
– 税理士法人AT PLUS
– 山形牛焼肉 仁 流山おおたかの森駅前
– 株式会社Trasaburou
– Rootz株式会社
– 株式会社Dream Compass
– 株式会社リノテックハウス
– And one 株式会社
– 森田材木株式会社
– 株式会社PR TIMES

こうした多様な業種の企業との連携は、LEOVISTAが単なるスポーツクラブではなく、地域経済や文化の発展にも貢献していることを示しています。

ファン・地域とのつながり

LEOVISTAは、柏まつり2025オープニングパレードへの参加や、かしわスポーツフェスティバルなど地域イベントにも積極的に参画。SNS(Instagramなど)を通じて試合の様子や選手コメントを公開し、ブースターとの交流を深めています。

地域に根差した活動と同時に、観客を魅了する「面白いバスケット」を提供することで、子どもたちに夢を与え、ファンに元気を届ける存在となっています。

まとめ:柏から全国へ、未来を切り拓くLEOVISTA

LEOVISTA.EXE/LEOVISTA KASHIWAは、千葉・柏から地域と共に未来を切り拓くクラブです。3×3.EXE PREMIERでの挑戦、社会人大会での圧勝、そして育成事業による次世代への貢献。すべてが「あなたの人生にバスケットを」という理念のもとにつながっています。

スローガン「POUND THE ROCK」に込められた挑戦の精神は、これからもチームを突き動かし続けるでしょう。柏から始まった物語が、どのように日本バスケットボール界を揺さぶるか。LEOVISTAの未来に注目が集まっています。

【3×3.EXE】SAITAMA WILDBEARS.EXE(サイタマ・ワイルドベアーズ・エグゼ)完全ガイド|久喜から吠える、“野性と知性”を併せ持つ3×3クラブ

チーム概要

SAITAMA WILDBEARS.EXE(サイタマ・ワイルドベアーズ・エグゼ)は、埼玉県久喜市を拠点とする3×3プロバスケットボールチームである。3×3.EXE PREMIERに所属し、「野性(WILD)」と「知性(SMART)」を融合したプレースタイルを特徴としている。
チームスローガンは「Instinct × Intelligence(本能と知性の融合)」。激しさと冷静さを兼ね備えたプレーで、3×3シーンに独自の存在感を放つ。

チーム名とコンセプト

「WILDBEARS」は“自然の中で知恵と力を駆使して生き抜く熊”を象徴しており、戦略的な判断力と圧倒的なフィジカルを併せ持つチームであることを意味している。埼玉県久喜市を中心に、地域の誇りを背負って戦う姿勢をチームアイデンティティとして掲げている。

チームカラーはフォレストグリーン×ブラック。森をイメージしたグリーンは「生命力と継続力」を、ブラックは「闘志と集中力」を象徴する。ロゴの熊は前進のポーズを取り、挑戦し続ける精神を体現している。

設立の背景

SAITAMA WILDBEARS.EXEは、埼玉県東部(久喜・加須・蓮田エリア)のバスケットボール愛好家と指導者によって2020年代前半に設立された。県内の3×3競技人口拡大を目的に、地域クラブと連携しながら設立準備を進め、3×3.EXE PREMIERへの参戦を果たした。

久喜市は、県内でもスポーツ活動が盛んな地域であり、青少年育成に力を入れている。チームは地元の教育機関や行政とも協力し、地域密着型のプロチームとして「久喜から世界へ」をスローガンに掲げて活動している。

プレースタイルと戦術

WILDBEARS.EXEのプレースタイルは、激しいリバウンド争いとハーフコートでのフィジカルディフェンスに特徴がある。相手のオフェンスを早い段階で分断し、守備から速攻へと転じる展開を得意とする。また、ショットクロック12秒の中で「最も効率の良いシュート」を選択する判断スピードが光る。

オフェンスでは、ハンドオフとピック&ロールを組み合わせた「ベアスクリーン」と呼ばれる独自セットを展開。フィジカルなスクリーンで相手を押し込みながら、シューターが外から決め切る構成が多い。守備ではトラップを多用し、相手のボール運びを制限する戦略を採る。

選手構成

チームには、埼玉県内のクラブ出身選手や元実業団プレイヤーを中心に、経験豊富なメンバーが集結している。スコアリング能力とリーダーシップを兼ね備えたキャプテンを軸に、若手選手の台頭も著しい。
また、地元の高校・大学出身者を積極的に起用しており、「地元で育ち、地元で戦う」スタイルがクラブ文化として根づいている。

ベンチスタッフには、県内の指導者ライセンスを持つコーチ陣が揃い、個々の選手のフィジカル強化やメンタルコーチングにも注力している。

地域との連携

SAITAMA WILDBEARS.EXEは、久喜市を中心に地域密着型の活動を展開している。市内の小中学校での出張クリニックや、地元商店街とのイベントコラボを実施。特に、毎年開催される「久喜バスケットボールフェスティバル」では中心的な役割を担い、バスケを通じた地域交流を促進している。

また、環境保全をテーマにした「GREEN BEAR PROJECT」を立ち上げ、森林保全・リサイクル活動にも取り組むなど、スポーツと社会貢献を両立する姿勢を明確にしている。

チームカルチャーとブランディング

WILDBEARS.EXEは「静と動」をテーマにしたカルチャーを形成している。オフコートでは知性と礼節を重んじ、オンコートでは激しく感情を爆発させる。このコントラストがチームの魅力となっており、ファンからも「理性ある野獣」として愛されている。

また、地元デザイナーとコラボしたチームグッズや、アウトドアブランドとのコラボウェアも展開。自然とバスケットの融合を意識したブランディングで、3×3界でも個性的な存在となっている。

リーグ戦での実績

3×3.EXE PREMIER参戦以降、SAITAMA WILDBEARS.EXEは徐々に力をつけており、フィジカルな守備を軸に堅実な戦いを見せている。2024シーズンでは複数ラウンドでベスト8進出を果たし、接戦に強いチームとして評価を高めた。

特に、クラッチタイムでのリバウンド確保率とディフェンスリバウンド後の速攻変換率はリーグ上位クラスで、試合終盤に強い「ベアモード」の呼称で知られている。

地域発信とSNS活動

チームは公式Instagram・YouTubeチャンネルを通じて、試合映像・練習動画・地域活動の様子を積極的に発信。ファン参加型のトレーニングイベント「BEAR CAMP」も人気企画となっており、選手と地域の距離が非常に近いチーム運営が特長である。

また、久喜市のカフェやスポーツ施設と連携した「バスケを観ながら語る夜」イベントなど、地域カルチャーとの融合も進んでいる。

今後の展望

チームは「久喜から世界へ」をテーマに、国内外の3×3大会への出場や、アジアクラブとの国際交流試合を計画している。また、地元に3×3専用屋外コートを設け、若年層の競技環境整備を目指している。さらに、女子チーム「WILDBEARS WOMEN.EXE」の設立も構想段階にあり、総合型3×3クラブとしての発展を視野に入れている。

まとめ

SAITAMA WILDBEARS.EXEは、久喜の地から全国へと躍進する「知的な野性集団」である。
強靭なフィジカル、冷静な判断、そして地域愛。これらを兼ね備えた彼らは、3×3という舞台で新たな挑戦を続けている。
——理性を持った野獣たちが吠えるその瞬間、久喜からまたひとつ、新しいバス

【3×3/SAITAMA HEARTS.EXE】春日部を拠点に始動!3×3.EXE PREMIER参入と地域連携の最新情報

SAITAMA HEARTS.EXEとは


SAITAMA HEARTS.EXE(サイタマ・ハーツ・エグゼ)は、2025年1月に誕生した埼玉県全域をホームとする3×3バスケットボールクラブです。本拠地を春日部市に置き、3×3.EXE PREMIER 2025シーズンからリーグに参入しました。
チームスローガンは「熱い想い、熱い強さ、熱いプレー、様々な熱いハートを持ったチームで観ている人達のハートにも火を灯す!」。その言葉通り、選手・地域・ファンを結びつける存在を目指しています。

オーナーと運営体制

オーナーを務めるのは浅井英明氏。2023年8月までBリーグ「越谷アルファーズ」の代表を務め、地域にバスケットボール文化を根付かせた実績を持っています。運営会社は株式会社HITH(所在地:埼玉県春日部市大畑54-5、設立:2023年6月5日)。クラブ運営、バスケスクール、大会イベント、アパレル販売など多角的に事業を展開しています。

HEARTS ENTERTAINMENTとしての活動

バスケットボールチームに加えて、チア・ダンス・DJチームを擁する「HEARTS ENTERTAINMENT」として活動。地域イベントやフェスティバルに出演し、スポーツとエンタメを融合したスタイルで地域を盛り上げています。

リーグ参入と成績

2025シーズン、3×3.EXE PREMIERに新規参入。
成績は2勝14敗、勝率12.5%(16試合・195得点/323失点)でシーズンを終えました。勝利数こそ少ないものの、若手主体の編成で経験を積みながら、チームとしての成長を重ねています。

地域連携協定

2025年4月25日、春日部市と「3X3バスケットボールクラブとの連携協定」を締結しました。協定内容は以下の通りです。
– スポーツの推進
– 健康増進、地域振興、大会開催に関すること
– 春日部市や関連団体との協力
– 市イベントへの選手派遣など

この協定を通じて、クラブと地域が一体となりスポーツ振興を進める仕組みが整いました。

イベント実績

– 2025年3月21日:公式ホームページ公開
– 2025年9月7日:3×3.EXE PREMIER Round.8(SENNAN)出場
 vs SAITAMA WILDBEARS.EXE【14-21】、vs TARUI RAZORBACKS.EXE【14-17】
– 2025年9月20日:「HOOP IN THE HOOD 越谷」に出場、準優勝(FinalでShake Handsに23-26で敗退)

今後の予定

春日部市役所で「Start up Party 2025」(2025年5月11日)を開催予定。チア、ダンス、DJ、デモゲーム、選手との交流を通じて、市民にクラブを紹介し、地域とともに歩むクラブとしての存在感を高めます。

まとめ

SAITAMA HEARTS.EXEは、春日部市を拠点にした新しい3×3クラブとして、競技だけでなく地域と密接に関わりながら活動を展開しています。浅井英明オーナーの経験、HEARTS ENTERTAINMENTのエンタメ性、春日部市との協定など、多角的な取り組みはクラブの未来を支える土台となるでしょう。
「埼玉から全国へ、そして世界へ」──その挑戦はすでに始まっています。

【3×3/MINAKAMI TOWN.EXE】群馬から世界へ挑む3×3バスケクラブの歴史・成績・地域活動

はじめに:過疎地域から世界を目指すチーム


群馬県みなかみ町を拠点とする「MINAKAMI TOWN.EXE」は、3人制バスケットボールのプロチームとして2018年に誕生した。チームのスローガンは「みなかみから世界へ」。人口2万人以下という過疎指定地域から、国内トップリーグ「3×3.EXE PREMIER」や「3x3UNITED」に参戦し、さらに国際舞台へ挑戦する姿は、スポーツを通じた地域創生の象徴的存在となっている。

本記事では、MINAKAMI TOWN.EXEの歩みを「成績」「選手・スタッフ」「地域活動」「国際挑戦」「将来展望」の切り口から徹底解説する。

チーム概要と理念

– **創設**:2018年2月
– **本拠地**:群馬県みなかみ町
– **チームカラー**:緑
– **スローガン**:「みなかみから世界へ」
– **運営母体**:特定非営利法人 MINAKAMI TOWN スポーツクラブ
– **参戦リーグ**:3×3.EXE PREMIER、3x3UNITED

みなかみ町は観光と農業の町である一方、少子高齢化と人口減少が進む過疎指定地域。チームは3×3という新興スポーツを活かし、地域の魅力を発信するとともに、町の活性化を担うことを目的に活動している。ロゴは名峰・谷川岳をモチーフにデザインされ、地域性を前面に押し出している。

選手・スタッフ陣容

2025シーズンの選手は以下の通り。

– 森田蓮(#0/173cm/群馬県みどり市出身)
– 日下謙人(#5/190cm/群馬県渋川市出身)
– クベマ・ジョセフ・スティーブ(#13/204cm/コンゴ民主共和国出身)
– 柄澤日向(#24/181cm/群馬県高崎市出身)
– 大塚俊(#1/190cm/みなかみ町出身・代表)
– 加藤英寿(#8/197cm/東京都出身)
– 野平雄太(#45/177cm/群馬県太田市出身)
– 横山順司(#2/174cm/埼玉県出身)
– 渡邉陸(#10/182cm/埼玉県出身)
– 坂東秀梧(#18/180cm/群馬県安中市出身)

スタッフには小野寺恵介ヘッドコーチ、大久保賀章ら複数のトレーナー、広報担当の笹口真希が名を連ね、充実したサポート体制を整えている。群馬県出身選手が多く、地元に根ざした人材構成が特徴だ。

リーグ成績の歩み

MINAKAMI TOWN.EXEは、毎シーズン着実に勝率を高めてきた。

– 2018年:11勝13敗(勝率45.8%)
– 2019年:13勝11敗(勝率54.1%)
– 2020年:6勝4敗(勝率60%)
– 2021年:12勝3敗(勝率80%)
– 2022年:23勝7敗(勝率76.6%)
– 2023年:15勝9敗(勝率62.5%)
– 2024年:16勝9敗(勝率64%)
– 2025年:22勝5敗(勝率81.5%、ランキング4位)

特に2025年シーズンはラウンドごとに安定した戦績を残し、平均得点19.5点、KO率81.8%という圧倒的な数字を叩き出している。

ハイライト:開幕ラウンド優勝とMVP坂東秀梧

2025年5月18日、ワテラス会場で行われたシーズン開幕ラウンドにおいて、MINAKAMI TOWN.EXEは見事に優勝を果たした。MVPには#18坂東秀梧が選出され、準決勝TOKYO VERDY.EXE戦でのゲームウィナーを含め、勝負強さを発揮。#10渡邉陸とのコンボガードコンビ、さらに新加入の外国籍選手の活躍が噛み合ったことが勝因となった。

国際挑戦の歴史

MINAKAMI TOWN.EXEは早くから海外に目を向けてきた。2019年にはクラウドファンディングを活用し、日本チームとして初めてオーストラリアのプロ3×3リーグ「3×3 PRO HUSTLE」に参戦。当時から「世界基準の舞台で戦う」という理念を明確に示していた。

2024年には3×3.EXE PREMIERプレーオフでベトナムや多国籍チームと対戦し、国際経験を積んだ。そして2025年には「SAIGONECT MINAKAMI.EXE」としてベトナム進出を実現し、地域発のクラブが国際展開を果たす稀有な存在となっている。

地域活動と社会的役割

MINAKAMI TOWN.EXEは「プロチーム」でありながら「地域クラブ」としての顔も持つ。

– **アカデミー事業**:新島学園や高崎市でスクールを運営し、小中学生に指導機会を提供。初回体験や低価格設定で間口を広くしている。
– **地域リノベーション**:2018年に水上温泉街に拠点を構え、空き店舗対策や商店街活性化に関わる。代表の大塚俊は「スポーツを通じて温泉街を盛り上げる」ことを掲げ、リノベ事業と連動。
– **ボランティア活動**:介護施設でのサポートなど、選手による地域貢献を継続的に実施。

これらの取り組みは、チームが単に勝敗を追うだけでなく、地域社会に根ざした存在であることを示している。

3x3UNITEDホームラウンドでの戦い

2024年10月には「3x3UNITED EAST AREA MINAKAMI ROUND」をホーム開催。MINAKAMI TOWN.EXEとセカンドチーム「MINAKAMI FROM AQUA」が出場し、決勝では信州松本ダイナブラックスに1点差で惜敗し準優勝。地域を挙げた一大イベントとして盛況となり、YouTubeチャンネル「ミナタウチャンネル」で試合が配信された。

ファンエンゲージメントと発信力

– **公式SNS**:Instagramフォロワーは3,400人以上。
– **公式アプリ**:試合情報や順位表をチェック可能。
– **YouTube「ミナタウチャンネル」**:選手の挑戦企画や試合配信を発信。
– **公式グッズ販売**:Tシャツ、パーカー、トートバッグなどを展開。

これらは地方クラブとしては異例のデジタル発信力であり、ファンベースの拡大に成功している。

将来展望:オリンピック選手輩出へ

3×3は東京オリンピックから正式種目となり、世界的にも競技人口が増加している。MINAKAMI TOWN.EXEは「みなかみからオリンピック選手を輩出する」ことを目標の一つに掲げ、育成・国際挑戦を続けている。

2025年シーズンの好調を足掛かりに、プレーオフでの上位進出、さらにはWORLD TOURでの優勝を目指す姿勢は、今後の3×3界において注目すべき存在だ。

まとめ


MINAKAMI TOWN.EXEは、
– 過疎地域から誕生した唯一のプロ3×3クラブ
– 国内トップリーグで勝率8割超の強豪
– 地域リノベーションやアカデミー活動で社会的役割を果たす存在
– 早期から海外挑戦を続け、ベトナム進出も実現した国際派チーム

というユニークな特徴を持つ。
「みなかみから世界へ」というスローガンは単なる言葉ではなく、地域と世界をスポーツで結びつけるリアルなビジョンである。今後も3×3シーンにおける注目株として、国内外での飛躍が期待される。

【3×3/UTSUNOMIYA BREX.EXE】日本一3度・世界へ挑む宇都宮発3×3バスケットボールチームの魅力と2025最新情報

UTSUNOMIYA BREX.EXEとは?チームの概要と理念


UTSUNOMIYA BREX.EXE(ウツノミヤ ブレックス エグゼ)は、栃木県宇都宮市を本拠地とする3人制バスケットボールチームです。母体となるBリーグの宇都宮ブレックスの理念を引き継ぎ、3×3という新しい形態の競技で世界に挑戦しています。チームカラーは鮮やかなイエローで、スローガンは「Break Through ~既成概念を打破し、スポーツ界、バスケ界、栃木に風穴をあける~」。地域に根ざしながら、世界最高峰の舞台を目指す姿勢が強く表れています。

2015年の参入以来、3×3.EXE PREMIERを主戦場として戦い続け、国内トップクラスの勝率を誇ります。累計成績は254試合210勝44敗、勝率82.68%と驚異的な数字を残しています。特に「KO勝ち」と呼ばれる21点先取での試合終了は176回、KO率は83.81%を誇り、その圧倒的な強さはリーグの中でも群を抜いています。

国内での実績:日本一3度の栄光


BREX.EXEは3×3.EXE PREMIERの頂点を何度も経験してきました。2016年と2019年に続き、2021年の「3×3.EXE PREMIER JAPAN PLAYOFFS」で優勝。3度目の日本一を手にしました。2021年の決勝トーナメントでは、エースの齊藤洋介選手がPLAYOFFS MVPに輝き、ベテランの存在感を示しました。

2021年のプレーオフは無観客開催でしたが、国内トップ16チームが集い熾烈な戦いを繰り広げました。決勝ではTRYHOOP OKAYAMA.EXEを下し、日本一を奪還。これによりBREX.EXEは、国内3×3シーンにおける常勝軍団としての地位を確固たるものにしました。

世界への挑戦:FIBA 3×3 World Tourでの存在感

国内にとどまらず、BREX.EXEは世界最高峰の大会「FIBA 3×3 World Tour」にも積極的に参戦しています。2019年にはサウジアラビアで開催されたマスターズで、日本のチームとして初めてベスト4に進出する快挙を達成。世界の強豪を相手に堂々と渡り合い、日本バスケ界に新たな可能性を示しました。

さらに2024年には、日本史上初めて2年連続で予選突破・決勝トーナメント進出を果たしています。セルビアの世界王者UBに敗れたものの、22-11と健闘し、世界と互角に渡り合える力を証明しました。

そして2025年、FIBA 3×3 World Tourの開幕戦「Utsunomiya Opener 2025」への出場が決定。開催都市枠での出場ながら、FIBAランキング37位のBREX.EXEが、世界ランキングTOP10のチームに挑みます。ホーム宇都宮での開催という追い風を受け、どこまで食い下がれるか注目が集まります。

2025シーズン所属選手と意気込み

2025シーズンのBREX.EXEには多彩なバックグラウンドを持つ選手が集結しました。ベテランから若手、国内選手から海外出身選手まで幅広く揃え、厚みのあるロスターを形成しています。

– #3 ヨバン・ツセビャック(オーストラリア出身)
– #7 飯島康夫(SNS総フォロワー300万人超/2年ぶり復帰)
– #8 荒優大(泥臭いプレーでチームに貢献)
– #11 齊藤洋介(40歳ベテラン、2021MVP)
– #13 グリフィン・ビュワー(209cmのサイズでゴール下を支配)
– #17 森山ロバート隼太(青森出身の新戦力)
– #24 仲西佑起(日本代表としても活躍)
– #33 クーリバリ・ソロモン(移籍加入/フィジカルとスピードが武器)
– #49 草野颯斗(193cmの若手ビッグマン)
– #66 ヒューゴ・ショター(フランス出身211cmの大型選手)

選手たちはそれぞれコメントを発表し、チームへの意気込みを語っています。特に齊藤洋介選手は「40歳となり役割が大きく変わる年」と位置づけ、経験をチームに還元する姿勢を強調しました。一方、若手のグリフィンやソロモンはエネルギッシュなプレーで新風を吹き込んでいます。

2025シーズンの躍動:Round.8での初優勝

2025年8月31日に青森県八戸市で開催された「3×3.EXE PREMIER 2025 MEN’S JAPAN Round.8」で、BREX.EXEは今季初のROUND優勝を果たしました。新体制で試行錯誤を続けてきたチームが、ようやく形になった瞬間でした。

中心となったのは日本代表の仲西佑起選手。さらにMVPを獲得したクーリバリ・ソロモン、アグレッシブな荒優大、ゴール下を支えたグリフィンと、全員が噛み合う理想的なチームバスケットを展開しました。特にソロモンは移籍後初のタイトル獲得に喜びを爆発。観客を大いに沸かせました。

この勝利は単なる1ラウンド優勝ではなく、チームが進化の過程にあることを示す象徴的な成果となりました。

地域と共に歩むチーム

UTSUNOMIYA BREX.EXEは、単なるスポーツチームにとどまらず、地域活性化の一翼を担っています。宇都宮市内では「3×3のまち宇都宮推進委員会」が中心となり、大会やイベントが開催され、二荒山神社参道など歴史的な場所を舞台に試合が繰り広げられています。スポーツと地域文化を融合させる取り組みは、全国的にも珍しく、宇都宮の新しい魅力として注目を集めています。

また、YouTube公式チャンネルやSNSを通じて国内外のファンと積極的に交流。飯島康夫選手のSNS総フォロワー数は300万人を超え、デジタル発信力も大きな武器となっています。

今後の展望と注目ポイント

2025シーズン、BREX.EXEには大きな注目が集まります。FIBAワールドツアーの開幕戦に出場し、世界のトップチームと対峙する姿は、日本の3×3ファンにとっても必見です。さらに国内リーグでもラウンド優勝を積み重ね、プレーオフでの4度目の日本一を目指しています。

ベテランと若手、国内外の多彩な選手が一体となり、勝利を目指す姿はまさに「Break Through」の精神そのもの。宇都宮から世界へ、BREX.EXEの挑戦はこれからも続きます。

まとめ

UTSUNOMIYA BREX.EXEは、国内外で結果を残してきた日本を代表する3×3バスケットボールチームです。3度の日本一、FIBAワールドツアーでの快挙、そして2025シーズンの新たな挑戦。すべてがこのチームの歴史と未来を形作っています。地域と共に歩み、世界に挑むBREX.EXEの戦いから、今後も目が離せません。

【3×3/EDEN.EXE】栃木から挑む新世代プロチーム。Z世代が仕掛ける3×3バスケ革命と未来展望

EDEN.EXEとは?Z世代が創設した新しいプロチーム


栃木県小山市を拠点に誕生した「EDEN.EXE(エデン・エグゼ)」は、2023年7月に発足した3人制プロバスケットボールチームです。国内最高峰リーグ「3×3.EXE PREMIER」に参入し、2000年代生まれの若き選手とオーナーが中心となって戦う姿勢が注目を集めています。チームカラーは黒、スローガンは「栃木と共に世界へ」。既存の強豪を打ち破り、日本一を目指す強い意志が込められています。

このチームの最大の特徴は、オーナー・選手ともにZ世代で構成されている点です。オーナーの春山歩夢氏(2000年生まれ/小山市出身)は建築士として大規模プロジェクトに関わった経歴を持ちながらも、安定したキャリアを捨て「夢を形にする」道を選びました。彼は「3年以内に日本一」を掲げ、同世代の仲間たちとともに新しい挑戦をスタートさせています。

選手紹介:若き精鋭ロスター

2025年度のEDEN.EXEの選手は以下の通りです。8名の平均年齢は20代前半。国体やインカレの舞台で実績を残した選手が揃っています。

– #61 鈴木雅之(栃木県出身/神奈川大学/インカレベスト16)
– #3 近藤虎ノ介(栃木県出身/大東文化大学/インカレ3位)
– #11 鴇田風真(東京都出身/日本大学/インカレベスト4)
– #17 若月遼(大阪府出身/明治大学/インカレベスト16)
– #13 菅野達海(東京都出身/青山学院大学/インカレベスト8)
– #35 アビブ・ジエン(セネガル出身/大東文化大学/インカレ3位)
– #59 山田真史(鳥取県出身/日本大学/インカレベスト4)
– #10 工藤魁(青森県出身/日本大学/インカレベスト4)

いずれもスピードやフィジカルに優れた世代で、5人制で培った力を3×3に適応させる挑戦を続けています。

リーグ成績と挑戦の歩み

2024年シーズンの成績は17試合で4勝12敗、勝率23.53%。総得点205に対して総失点は316と、初年度は苦戦を強いられました。しかし、シーズン序盤で初勝利を記録するなど、確かな一歩を踏み出しています。3×3.EXE PREMIERは全36チームが参加し、上位14チームのみがプレーオフに進出可能という厳しい環境。若いチームにとって経験の積み重ねが不可欠ですが、春山オーナーは「3年で頂点を目指す」と明言しています。

地域密着のスポンサー支援

EDEN.EXEの活動を支えるのは、地域企業との強力なパートナーシップです。特に2024年4月には、不動産事業「KAERU不動産」を展開する株式会社PLAYWORKとスポンサー契約を締結。地元コミュニティの一部としてチームを支援する姿勢が話題となりました。PLAYWORKの掛布篤行CEOは「若い選手たちが地域の子供に夢を与える活動に共感した」とコメント。スポーツを通じた地域活性化の象徴的な取り組みとなっています。

そのほかにも、エイジェック、TSUNAGU株式会社、星の杜中学校・高校、日光甚五郎煎餅など、地元栃木を中心とするスポンサーがバックアップ。若きチームに対する期待感が地域全体に広がっています。

アカデミーと育成事業

EDEN.EXEはトップチームだけでなく「EDEN.ACADEMY(U-12・15)」を運営。小学生から中学生を対象に、宇都宮・小山・日光でスクールを展開しています。プロ選手が直接コーチングを行い、基礎スキルだけでなく戦術理解やバスケIQを育成。1ヶ月無料体験やパーソナルレッスンの提供もあり、初心者から経験者まで幅広い層に対応しています。

さらに「EDEN Jr.」というバスケ塾も展開。試合に出られない選手やプロを目指す子供たちに機会を提供し、地域密着型の育成モデルを構築しています。これにより将来のスター選手輩出も期待されます。

ユニークな事業展開:スポーツとライフスタイルの融合


EDENはスポーツ事業に加え、宇都宮市内で脱毛・ホワイトニングサロンを運営。「選手も利用するサロン」としてSNSでも話題を集め、健康や見た目を含めたトータルケアを打ち出しています。これはスポーツとライフスタイルを結びつける新しい取り組みであり、Z世代チームならではの発想といえるでしょう。

オーナー春山歩夢の挑戦とビジョン

春山オーナーは建築士としてのキャリアを持ちながらも安定を捨て、未知の分野であるプロチーム運営に挑みました。宇都宮ライトレールの建設プロジェクトに参加した経験が彼の原動力となり、「自分の夢を叶えるだけでなく地域に還元したい」という信念でチームを創設。スポンサーやスクール事業での収益確保を通じて運営を安定化させています。

さらにAIを活用した戦略分析も導入。映像を解析し戦術を数値化することで、効率的にチーム強化を進めています。データドリブンなアプローチは、既存のチームとの差別化につながりつつあります。

メディアやファンの反応

地元紙「下野新聞」や3×3.EXE公式メディアもEDEN.EXEを取り上げ、若きチームの挑戦を「地域の希望」として紹介。特に「幼なじみで日本一を目指す」というストーリーは、多くのファンの心を掴みました。InstagramやTikTokでの情報発信も積極的で、Z世代らしいデジタル戦略がファン層拡大に寄与しています。

将来展望:3年以内に日本一を

EDEN.EXEはまだ若く、成績面では課題も多いですが、ポテンシャルは計り知れません。Z世代の挑戦心、地元企業の支援、最新テクノロジーの導入、そして地域に根ざした育成活動。これらが結びついたとき、EDEN.EXEは国内3×3シーンを変える存在となる可能性を秘めています。

「栃木と共に世界へ」というスローガンは単なる言葉ではなく、現実的な目標です。地域と共に成長し、3年後には日本一の称号を掴み取る――EDEN.EXEの未来から目が離せません。

チーム情報

チーム名:EDEN.EXE
ヨミ:エデン エグゼ
本拠地:栃木県日光市・宇都宮市・小山市
チームカラー:黒

【3×3/SENDAI AIRJOKER.EXE】の歩みと現在地|東北初の3×3プロチームが挑む仙台から全国へ挑むクラブの物語

仙台から誕生した東北初の3×3プロチーム


3人制バスケットボール「3×3」は、東京オリンピックで正式種目に採用されて以降、世界的にも注目を集めている競技だ。その国内最高峰リーグである「3×3.EXE PREMIER」に、2018年に東北地方から初参入したのが「SENDAI AIR JOKER.EXE(センダイ エアジョカー エグゼ)」である。

チームの拠点は宮城県仙台市。チームカラーは緑、スローガンは「再建」。創設期から単なるプロスポーツチームに留まらず、地域の人々や企業と連携し、仙台を拠点にしたスポーツエンターテインメントの象徴として活動を続けてきた。

2018年の始まり|発表イベントと地域密着の姿勢

参入初年度の2018年5月には「選手発表記者会見イベント」を開催。会場ではバスケットボールの記者会見だけでなく、チアリーディングやダンススクールの発表、スケートボード体験なども組み込まれ、地域住民が楽しめる複合的な催しとして実施された。入場は無料で、スポーツとカルチャーを融合させた 地域型エンタメ の先駆けとなった。

この姿勢は現在まで続いており、チームはバスケットボールクリニックや地域イベントへの参加を通じて、子どもから大人まで幅広い世代と接点を持ち続けている。

歴代ロスターとチームの成長

SENDAI AIR JOKER.EXEは、これまで多くの選手が所属しチームを支えてきた。2018年のロスターには宮坂侑、渡部宏斗、佐々木瑛らが名を連ね、東北初の挑戦を牽引。翌2019年には阿部翔太や江田健人ら新戦力も加わり、体制を拡充していった。

その後もロスターは入れ替わりながら進化を続け、2020年代に入るとベテランと若手の融合が進む。特に1981年生まれの永田晃司は、経験豊富なリーダーとして存在感を発揮。さらに、2000年代生まれの高橋秀宇、加藤陽貴、今井弘己といったU24世代も台頭し、次世代を担う布陣を形成している。

2023年には仙台大学男子バスケットボール部の新保圭都がU24契約を締結。プロの舞台で初得点をマークするなど、大学バスケと3×3の架け橋となった。こうした若手の登用は、クラブが掲げる「再建」のビジョンに直結している。

高濱拓矢の加入と戦力補強

近年の話題としては、熊本県出身の高濱拓矢(背番号12)が加入したことが挙げられる。身長184cm、体重82kgのバランス型プレーヤーで、勝利にこだわる姿勢を示している。若手育成に加え、実績ある選手の獲得による即戦力補強も並行して進めることで、チームは成長曲線を描こうとしている。

ロゴ刷新と仙台らしさの強調

2023年にはチームロゴが刷新され、従来の「ジョーカー」モチーフから「伊達政宗をモチーフにしたバスケットボール顔」へと変更された。仙台を象徴する伊達政宗を取り入れることで、地域性とブランドアイデンティティをより強固なものにしている。これは単なるデザイン変更ではなく、クラブが「仙台の代表チーム」としての意識を鮮明に打ち出した出来事でもあった。

スポンサー・賛助会員制度の広がり

SENDAI AIR JOKER.EXEは、地域の企業や個人が参加できる賛助会員制度を設けている。10,000円から100,000円まで複数のコースが用意され、会員は公式サイトへのロゴ掲載や、チームロゴを利用した販促活動が可能だ。こうした取り組みは、クラブを「地域の仲間」として応援できる仕組みを整備するものであり、単なるスポンサー契約とは異なる草の根的な支援文化を生んでいる。

また、ポスター掲出協力企業をSNS上で募集するなど、ファンや地元企業と共にチームを作り上げていく姿勢が特徴的だ。

2025シーズンの挑戦と結果


2025シーズン、SENDAI AIR JOKER.EXEは昨年より高い目標を掲げてスタートした。選手たちは日々練習に励み、「全員で戦い、共に喜びを分かち合う」ことを目指した。

しかし、シーズンを通して予選突破には至らず、最終順位は20位に。Round.8ではMINAKAMI TOWN.EXEに11-21、IKEBUKURO DROPS.EXEに12-21で敗戦し、悔しい結果でシーズンを終えることになった。それでも、選手たちは「声援に支えられ、最後まで戦い抜けた」と感謝を表し、来季への再起を誓った。

今後の展望|「再建」から「飛躍」へ


結果だけを見れば苦しいシーズンではあったが、若手選手の成長、ベテランの経験、地域との連携といった要素は確実にチームの財産となっている。「再建」を掲げるスローガンは、単なる再スタートではなく、未来へ向けた積み重ねを意味する。

今後はU24枠のさらなる活用や、仙台開催イベントの充実、スポンサーシップ拡大などを通じて、クラブの存在感を高めていくことが期待される。3×3はスピード感と個人スキルが際立つ競技であり、AIR JOKER.EXEがどのようにその舞台で躍動するか、注目していきたい。

まとめ|仙台から全国へ挑むクラブの物語

SENDAI AIR JOKER.EXEは、2018年の東北初参入から現在に至るまで、地域と共に歩み続けてきた。参入イベントから始まり、ロゴ刷新、若手育成、スポンサー制度、そして2025シーズンの挑戦。歩んできた道のりには成功と苦難の両方があるが、それらを糧にしてクラブは進化を続けている。

「再建」の言葉の先にあるのは、必ずしも結果だけではない。地域の人々と共に戦い、未来の世代へとバトンを渡すことこそ、SENDAI AIR JOKER.EXEの使命である。仙台発のこのクラブが、今後どのように飛躍を遂げるか、これからの展開に大きな期待が寄せられる。

チーム情報

チーム名:SENDAI AIRJOKER.EXE
ヨミ:センダイ エアジョカー エグゼ
本拠地:宮城県仙台市
チームカラー:緑

【3×3/HACHINOHE DIME.EXE】徹底解説|3×3プロバスケ青森初のプロスポーツチームが描く未来と戦績

八戸ダイムとは?青森発の3×3プロスポーツチーム


HACHINOHE DIME(八戸ダイム)は、青森県八戸市を拠点とする3人制バスケットボール「3×3(スリー・エックス・スリー)」のプロチームです。
スローガンは「八戸から世界へ!」。2019年の参入以来、地域初のプロスポーツチームとして注目を集めています。兄弟ブランドにはTOKYO DIMEやOSAKA DIMEがあり、全国的なDIMEグループの一翼を担います。

八戸ダイムは、3×3という新しいスポーツ文化を通じて、バスケットボールの普及・発展と地域の活性化を両立させることを目的としています。

チーム理念とビジョン

クラブの掲げる理念は以下の通りです。
– 世界一を目指し、常に勝利にこだわる
– 人と人をつなぎ、心を豊かにする存在に
– 3×3およびバスケットボール競技全体の発展に寄与する

さらにビジョンとして「プレイヤーズファースト」「家族のようなヒーロー」「もっと気軽に楽しめるバスケ」「機動的で革新的なエンターテイメント性」「アシストの文化」を明確に打ち出しています。これにより、競技力強化と地域密着型のエンタメ展開を両立させています。

選手陣|キャプテンと主力メンバー

八戸ダイムを率いるのは、キャプテンの沢頭智弘(1990年生/178cm)。シュート、アシスト、ディフェンスに優れ、ゲームコントロール能力を武器にチームを支える精神的支柱です。

他の主要選手には、
寺嶋恭之介(1991年生/179cm):クイックシュートとスピード感あふれるプレーが持ち味

角田大志(1994年生/189cm):パワフルなプレーで存在感、2024年にはスーパープレミアベスト4進出に貢献
宮越康槙(1996年生/189cm):最古参プレイヤーとしてチームを牽引するムードメーカー
ビリシベ実会(1996年生/190cm):跳躍力とドライブを武器に攻撃力を提供
遠藤涼真(2000年生/191cm):堅実なディフェンスが強み

そして2025-26シーズンには、元NBA選手でナイジェリア出身のチュクゥディエベレ・マドゥアバム(206cm/119kg)を新規加入。インサイドの存在感と国際経験で大きな戦力強化となっています。

運営体制と経営陣

八戸ダイムは地元企業や実業家が中心となり運営されており、以下のメンバーがクラブを支えています。
杉山直也:代表取締役社長兼オーナー。法務・経営畑出身で、3×3を通じた地域活性化を推進。
八木学:代表取締役兼オーナー。「3×3で八戸市に恩返しをしたい」との思いから設立に尽力。
米林正明:共同オーナー。「日本一のチームに」と宣言。
田中健悦:取締役。地域に根差したイベント運営を強調。
立場輝栄:営業部長。スポンサー営業・地域連携の実務を担い、ファン層拡大を図る。

経営陣はIT・リサーチ業界の出身者が多く、データ活用やマーケティング戦略にも強みを持っています。

シーズン戦績と成長の軌跡

八戸ダイムは2019年の参入当初こそ苦戦しましたが、その後急成長。

– **2019年**:勝率72.4%、KO率100%と華々しいスタート
– **2020年**:コロナ禍の影響で試合数減、1勝4敗と低迷
– **2021年**:勝率54.5%に回復
– **2022年**:23勝8敗、勝率74.2%
– **2023年**:19勝7敗、勝率73.0%
– **2024年**:16勝8敗、勝率66.7%

累計成績は **126試合 86勝41敗 勝率68.3%、KO率89.5%**。
特にノックアウト勝利が多く、試合を決め切る力に定評があります。

2025年シーズンの戦績

– **3月**:世界大会「EXE SUPER PREMIER」に出場(予選6位→トーナメント進出)
– **6月14〜15日**:ホーム八戸ラウンド(第3ラウンド)開催。準々決勝で敗退も大盛況。
– **6月29日**:第4ラウンドで今季2度目の優勝。地元で大歓声を浴びる。
– **9月1日**:最終第8ラウンド決勝で宇都宮BREXに敗れ、準優勝。

地元「フラット八戸」での熱戦は、地域住民にとって誇りとなり、全国からも注目を集めました。

地域活動と育成

八戸ダイムは地域密着を重視し、バスケットボールスクールを運営。幼児から中学生まで幅広い世代を対象に、基礎スキルと人間力を育む指導を行っています。兄弟割引制度や無料体験も導入し、地域の子どもたちに開かれた活動を展開しています。

さらに「するスポ × HACHINOHE DIME」では、試合と連動した小学生向けイベントを実施。シュートチャレンジ、バスケ教室、サイン入りグッズ企画など、子どもたちがプロ選手と同じコートに立てる体験を提供し、地域全体のスポーツ文化を盛り上げています。

スポンサー制度とパートナーシップ

クラブではスポンサーを「アライアンス活動」と位置付け、単なる資金提供ではなく双方向での価値創造を重視。
– 法人向け:ユニフォームスポンサー、サポートカンパニー
– 個人向け:個人サポーター

地域企業や個人とともに成長する体制を整えています。

メディア出演と注目度

八戸ダイムはメディア露出も活発で、ボートレース公式YouTube「Dream Runner」に複数回登場。艇王・植木通彦との対談では、キャプテン沢頭智弘や角田大志、遠藤涼真が出演し、3×3の魅力や「八戸から世界へ!」の思いを発信しました。動画は数十万回再生され、地域を超えた注目を集めています。

SNSとファン層の拡大

Instagram(@hachinohe.dime3x3)ではフォロワー3,400人超。試合速報やイベント告知を発信し、ファンとの距離を縮めています。地域密着型クラブとして、SNSを通じて首都圏や海外のファン層拡大も狙っています。

まとめ|「八戸から世界へ!」の実現へ

八戸ダイムは、3×3競技の普及・発展と地域活性化を両立させる数少ない存在です。堅実な戦績、地域に根差した活動、メディア露出による認知拡大、そして外国籍選手の加入による戦力強化。すべてが「八戸から世界へ!」というスローガンを現実のものにしつつあります。

今後も八戸ダイムの挑戦は、3×3バスケットボールの未来、そして青森から世界へ羽ばたくスポーツ文化の象徴となるでしょう。
地元ファンはもちろん、全国のバスケットボールファンも目が離せないチームです。

チーム情報

チーム名:HACHINOHE DIME.EXE
ヨミ:ハチノヘ ダイム エグゼ
本拠地:青森県八戸市
チームカラー:青