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3×3女子日本代表、W杯初戦で格上オランダを撃破|高橋芙由子がゲーム最多12得点

モンゴルで幕を開けた世界大会、初戦はランキング1位との対戦

2025年6月24日、モンゴルの首都ウランバートルにてFIBA 3×3ワールドカップ2025が開幕した。この国際大会は3人制バスケットボールの世界最高峰の舞台として知られ、各国のトップ選手たちがスピーディーで技巧的なプレーを競い合う。女子日本代表は予選プールBに配置され、初戦でいきなり世界ランキング1位のオランダ代表との対戦が組まれた。

代表メンバーにはWリーグの実力派が集結

今回の日本代表には、国内外で経験を積んだ選手たちが揃った。アジアカップで銀メダルを獲得し、FLOWLISH GUNMAでも活躍を見せる高橋芙由子を筆頭に、トヨタ紡織サンシャインラビッツ/ZOOS所属の桂葵、アイシンウィングスの高橋未来、そして富士通レッドウェーブで安定したパフォーマンスを続ける宮下希保が名を連ねている。

FIBAランキングでは16位の日本だが、国内リーグで日々高いレベルのプレーを経験しているメンバーの構成は、大会でも十分に戦える力を有していることを示していた。

試合は日本の鋭い立ち上がりでスタート

試合開始から主導権を握ったのは日本だった。桂葵がロングレンジから2ポイントを沈め、勢いをもたらすと、高橋芙由子と高橋未来の2人の“ダブル高橋”が得点を積み上げて7−2と先行。スピードと判断力を活かした日本のオフェンスがオランダの守備を切り裂き、序盤からリズムをつかんだ。

しかし、世界ランキング1位の実力を持つオランダもすぐに応戦。得点を返され、試合は一時逆転を許す展開へと変わった。長身選手を活かしたインサイドのプレッシャーと、フィジカルでの押し込みで日本を苦しめるが、それでも日本は冷静さを保った。

勝負どころでの集中力、ファウル誘発とフリースロー成功

接戦のまま終盤に突入したが、日本は重要な場面でしっかりとファウルを誘い、得点に繋げた。特に高橋芙由子は4本のフリースローを獲得し、すべてを成功させる冷静なシュート力を発揮。スコアを20−16とした場面で、勝利をグッと引き寄せる要因となった。

最後のワンプレーでは、宮下希保がトップから左ドライブで鋭く切り込み、ディフェンスをかわしてレイアップを沈めた。試合終了のブザーと同時に21点目が決まり、日本代表が21−16で大金星を収めた瞬間だった。

高橋芙由子がゲーム最多12得点、攻守で存在感

この試合で日本代表の勝利に最も大きく貢献したのは、やはり高橋芙由子だった。全体の約半数にあたる12得点をマークし、フリースロー成功率の高さ、積極的なペネトレイト、守備でも相手のエースを封じる動きなど、まさに攻守において“軸”となるプレーを披露した。

3×3においては、限られたプレー時間と選手数の中で、個々のパフォーマンスが試合結果を大きく左右する。その意味で高橋の安定したパフォーマンスは、今後の戦いにも直結する極めて重要な要素となる。

オランダ代表の実績と背景

今回対戦したオランダ代表は、2023年大会ではアメリカとの決勝で敗れたものの、堂々の準優勝を果たした実力国である。長身選手を中心としたインサイド支配と、フィジカルに優れた選手層は世界でもトップクラス。今回の敗戦は彼女たちにとって予想外だったかもしれないが、日本の粘り強い守備と正確な攻撃がその上をいった。

女子3×3日本代表の可能性と今後の注目ポイント

今回の勝利によって、女子日本代表はグループ突破に向けて大きな弾みをつけた。次戦以降の相手も油断できないチームばかりだが、オランダという“世界一”の肩書きを持つチームに勝利したことで、他国からのマークもより一層強くなるだろう。

今後の課題は、ペースを乱された際の対応やフィジカル勝負での押し返し、そして選手間のローテーションの安定化などが挙げられる。それでも、戦術遂行力と個々の技術力の高さは折り紙付きであり、上位進出は十分に現実的な目標だ。

次戦はいつ?日本代表の戦いはまだ始まったばかり

次戦は予選プールBの他国との対戦が控えており、試合日時はFIBA公式スケジュールで順次発表される予定。グループステージは総当たり形式で進行し、上位チームが決勝トーナメントへと進出する。

高橋芙由子を中心に、桂、高橋未来、宮下の4人がどれだけ安定してパフォーマンスを発揮できるかが鍵になる。戦術面ではドライブ&キックの精度や、オフボールの動きの質向上が求められる中で、どのような成長を見せるのか注目が集まる。

【3×3.EXE PREMIER 2025開幕】水上タウンが頂点に!坂東修吾がMVP|Round.1 Day 2@ワテラス

日本の3×3シーン開幕!「3×3.EXE PREMIER 2025」初戦はワテラスで開催

日本国内最大級の3人制バスケットボールリーグ「3×3.EXE PREMIER 2025」が、5月18日(日)に東京都千代田区のワテラス特設コートで開幕を迎えた。
記念すべき開幕ラウンド「Round.1|MEN’S JAPAN」には、全国から12チームが集結。初夏の日差しの下、スピード・スキル・フィジカルのすべてをかけた激闘が繰り広げられた。

会場のワテラスは都心型3×3会場としての象徴的存在。オフィス街に位置しながらも観客席には立ち見が出るほどの盛況ぶりで、初戦からリーグ人気の高さを印象づけた。

この日の最終結果は、**MINAKAMI TOWN.EXE(群馬県みなかみ町)**が全試合で圧倒的な強さを見せ、見事初優勝。MVPには#18 坂東修吾が輝いた。

最終順位とMVP:水上タウンが圧倒、坂東修吾が開幕ラウンドを支配

今季最初の優勝トロフィーを掲げたのは、勢いと結束で他を圧倒した**MINAKAMI TOWN.EXE**。決勝では**ESDGZ OTAKI.EXE**を21−9で下し、ラウンドチャンピオンに輝いた。
坂東修吾(#18)は、長身を生かしたリバウンドと正確なアウトサイドショットで試合を支配。攻守両面でチームの軸を担い、初戦MVPに選出された。

最終順位は以下の通り。

1位:MINAKAMI TOWN.EXE
2位:ESDGZ OTAKI.EXE
3位:IRISPARTNERS AICHI.EXE
4位:EPIC.EXE
5位:TOKYO VERDY.EXE
6位:UTSUNOMIYA BREX.EXE
7位:SHONAN SEASIDE.EXE
8位:ASUKAYAMA CHERRYBLOSSOMS.EXE
9位:UENOHARA SUNRISE.EXE
10位:ADDELM ELEMENTS.EXE
11位:EDEN.EXE
12位:HOKUSO RHINOS.EXE

開幕節らしい波乱と勢いが交錯する展開となり、チーム力・個人技・戦略の全てが試される幕開けとなった。

試合結果ハイライト:水上・大滝・愛知が存在感

この日の試合は全15試合。以下は主なスコアの抜粋だ。

・SHONAN SEASIDE.EXE 21−12 EDEN.EXE
・ESDGZ OTAKI.EXE 18−13 UENOHARA SUNRISE.EXE
・EPIC.EXE 15−13 UTSUNOMIYA BREX.EXE
・TOKYO VERDY.EXE 21−11 ADDELM ELEMENTS.EXE
・IRISPARTNERS AICHI.EXE 15−8 EDEN.EXE
・MINAKAMI TOWN.EXE 21−10 ADDELM ELEMENTS.EXE
・IRISPARTNERS AICHI.EXE 15−21 ESDGZ OTAKI.EXE
・EPIC.EXE 9−21 MINAKAMI TOWN.EXE
・決勝:ESDGZ OTAKI.EXE 9−21 MINAKAMI TOWN.EXE

グループステージでは、AICHI.EXEが安定した試合運びで2勝を記録し存在感を発揮。ESDGZ OTAKI.EXEもフィジカルな守備で終盤まで優勝争いに絡んだが、決勝ではMINAKAMIのスピードと連動性に屈した。

坂東修吾(MINAKAMI TOWN.EXE #18)— MVPの軌跡

坂東修吾は、大学時代から3×3に適応した万能型フォワードとして知られる選手。Round.1では全試合で平均10得点超をマークし、得点・リバウンド・ブロックの3部門でチームトップを記録した。
フィジカルコンタクトを恐れず、外角からも高確率で沈めるシュート力が最大の武器。特に決勝戦の後半、立て続けに決めた2本の2ポイントショットは試合の流れを決定づけた。
「チーム全員が同じ方向を見ていた。まだシーズンは始まったばかり、ここからが本当の勝負」と試合後に語った。

出場全12チーム一覧と注目選手

今回のラウンドには全国各地から12チームが参戦。それぞれの地域性・戦略性が際立つ構成となった。

– **MINAKAMI TOWN.EXE**(群馬)#10 渡邊陸 #11 Milos Cojbasic #7 Ratko Arsovic #18 坂東修吾
– **ESDGZ OTAKI.EXE**(千葉)#7 片瀬俊哉 #1 黒木瑛介 #60 桜井慶翔 #27 杉山葵
– **IRISPARTNERS AICHI.EXE**(愛知)#0 安達颯人 #32 佐藤大輔 #34 中崎祐樹 #23 園龍貴
– **EPIC.EXE**(東京)#13 植松大樹 #5 小林晃 #61 鈴木雅之 #1 西村司
– **TOKYO VERDY.EXE** #22 吉田昂也 #5 菊地蓮 #21 矢野真人
– **UTSUNOMIYA BREX.EXE** #0 岸川達輝 #33 重本和樹 #6 一色篤史 #2 Julio de Assis
– **SHONAN SEASIDE.EXE** #30 西野翔 #3 加納卓也 #23 Jovaan Tusevljak #13 奥山颯太
– **ASUKAYAMA CHERRYBLOSSOMS.EXE** #14 若林幸基 #17 大橋次夢 #6 片岡晴香 #50 Gjio Bain
– **UENOHARA SUNRISE.EXE** #66 Hugo Schotter #33 Solomon Coulibaly #7 飯島康生 #24 中西勇樹
– **ADDELM ELEMENTS.EXE** #55 三枝心 #34 関口龍太 #2 小口陸 #47 上野田健人
– **EDEN.EXE** #33 阿部翔太 #1 長谷川啓一 #12 Ognjen Petrovic #4 Bogdan Filipović
– **HOKUSO RHINOS.EXE** #6 岩田亮太 #27 柴田昌克 #7 古橋宏樹 #0 Stephen Hurt

この構成からも分かるように、国内勢に加えて海外経験豊富な選手が各チームに在籍。年々3×3の国際化が進んでいる。

ワテラス会場レポート:都市型3×3の熱狂

今回の舞台となった「WATERRAS(ワテラス)」は、都心のオフィス街・神田淡路町に位置する近未来的複合施設。
会場には買い物客や通勤者も足を止め、音楽とプレーが融合する3×3ならではの空間が広がった。
観客席ではDJプレイと共に観客の手拍子が響き、各試合ごとに歓声が上がる。3×3文化が“ストリートからカルチャーへ”と進化していることを実感させる開幕ラウンドとなった。

アクセス面でも、JR御茶ノ水駅から徒歩3分という好立地が魅力。3×3が都市の真ん中で開催されるというコンセプトは、FIBAワールドツアーとも共鳴している。

今後の展望と注目ポイント

次節以降は全国各地でラウンドが続く。水上タウンの連勝なるか、あるいはESDGZ大滝やAICHIが巻き返すのか。
個人タイトル争いでは、坂東修吾(MINAKAMI)を筆頭に、園龍貴(AICHI)や黒木瑛介(ESDGZ)らの得点争いにも注目が集まる。
リーグ全体では若手選手の台頭が顕著で、3×3が次世代バスケ文化として定着しつつあることを象徴する開幕節となった。

まとめ:開幕ラウンドは「水上旋風」でスタート

3×3.EXE PREMIER 2025シーズンは、都市型バスケの可能性を示す最高の幕開けとなった。
水上タウンのチーム力、坂東修吾の勝負強さ、そして観客を巻き込むエンタメ性——そのすべてが新時代の3×3を象徴している。
リーグはこのあとも全国各地を巡る。3×3がどこまで拡大し、日本のバスケット文化を変えていくのか。
次なるRound 2の戦いにも注目だ。

【3×3.EXE PREMIER 2025 Round.1】ZETHREE ISHIKAWA.EXEが開幕優勝!品田大がMVPに輝く|ラウンド1DAY2

3×3.EXE PREMIER 2025シーズン、開幕ラウンドはワテラスで開催!

日本の3人制バスケットボールの最高峰リーグ「3×3.EXE PREMIER 2025」が、5月17日(土)に東京都千代田区・ワテラス特設コートで開幕を迎えた。
都心のオフィス街を舞台に、国内外のトッププレイヤーが集結。スピードとフィジカル、戦術と即興が交錯する“都市型バスケ”の祭典が幕を開けた。

このRound.1には、**全国から12チーム**が出場。新体制のチームや新加入選手も多く、例年以上に競争力の高いシーズンの幕開けとなった。
そのなかで初代ラウンド王者の座を掴んだのは、**ZETHREE ISHIKAWA.EXE(ゼスリーストーン石川)**。全試合を通じて圧倒的な完成度を誇り、決勝でIKEBUKURO DROPS.EXEを21−16で下して開幕戦を制した。

ZETHREE ISHIKAWA.EXEが全勝で頂点へ|MVPは#17 品田大

石川県を拠点とするZETHREE ISHIKAWA.EXEは、2025シーズン開幕戦において攻守両面で頭一つ抜けた存在だった。
品田大(#17)がチームの中心として躍動し、1試合平均2本以上の2ポイントシュートを成功。リーダーシップと勝負強さを兼ね備えたプレーで、チームを完璧な戦績へと導いた。

準決勝では強豪SHINAGAWA CC WILDCATS.EXEを21−19で撃破。決勝では、若手主体のIKEBUKURO DROPS.EXEとの激闘を制してラウンド優勝を果たした。
最終順位は以下の通り。

1位:ZETHREE ISHIKAWA.EXE
2位:IKEBUKURO DROPS.EXE
3位:SHINAGAWA CC WILDCATS.EXE
4位:ZIGEXN UPDATERS.EXE
5位:TARUI RAZORBACKS.EXE
6位:LEOVISTA.EXE
7位:SENDAI AIRJOKER.EXE
8位:YAIZU CITY UNITED.EXE
9位:FUZ HOKKAIDO.EXE
10位:SIMON.EXE
11位:SAITAMA WILDBEARS.EXE
12位:SANJO BEATERS.EXE

MVPには、ZETHREE ISHIKAWA.EXEの**#17 品田大(Dai Shinada)**が選出された。
高確率なアウトサイドシュートと冷静なゲームコントロールでチームを勝利に導き、名実ともに開幕節の主役となった。

試合結果・スコア一覧|全15試合を完全網羅

Round.1は全15試合が行われ、以下のような結果となった。

・SIMON.EXE 20−21 SENDAI AIRJOKER.EXE
・YAIZU CITY UNITED.EXE 21−19 SAITAMA WILDBEARS.EXE
・ZIGEXN UPDATERS.EXE 21−14 SANJO BEATERS.EXE
・IKEBUKURO DROPS.EXE 21−16 LEOVISTA.EXE
・SHINAGAWA CC WILDCATS.EXE 21−15 SENDAI AIRJOKER.EXE
・ZETHREE ISHIKAWA.EXE 22−13 SAITAMA WILDBEARS.EXE
・TARUI RAZORBACKS.EXE 21−16 SANJO BEATERS.EXE
・FUZ HOKKAIDO.EXE 18−21 LEOVISTA.EXE
・SIMON.EXE 16−21 SHINAGAWA CC WILDCATS.EXE
・YAIZU CITY UNITED.EXE 13−20 ZETHREE ISHIKAWA.EXE
・ZIGEXN UPDATERS.EXE 20−19 TARUI RAZORBACKS.EXE
・IKEBUKURO DROPS.EXE 21−19 FUZ HOKKAIDO.EXE
・SHINAGAWA CC WILDCATS.EXE 19−21 ZETHREE ISHIKAWA.EXE
・ZIGEXN UPDATERS.EXE 20−21 IKEBUKURO DROPS.EXE
・決勝:ZETHREE ISHIKAWA.EXE 21−16 IKEBUKURO DROPS.EXE

スコアの推移を見ても分かる通り、ほとんどの試合が20点台に達するハイスコアゲーム。3×3特有のスピード感と戦術の緊迫感が随所に表れた。

注目チーム分析:IKEBUKURO・SHINAGAWA・ZIGEXNの台頭

準優勝のIKEBUKURO DROPS.EXEは、#1前田優翔、#48武田裕人を中心とした高い機動力と連携で見事なチームワークを披露。特に武田のリバウンドセンスは圧巻で、2m級選手が並ぶZETHREE相手にも怯まなかった。
3位のSHINAGAWA CC WILDCATS.EXEは、3×3経験豊富な#11渡邉大翔を軸に、オフェンスのテンポを自在にコントロール。得点面では#14千田蓮が躍動した。
また、ZIGEXN UPDATERS.EXE(東京都渋谷区)は、企業チームとしての組織力が光り、Round.1から安定した戦いを見せている。

いずれも開幕節で確かなインパクトを残し、今季の上位常連候補として名を連ねた。

品田大(ZETHREE ISHIKAWA.EXE #17)コメント

「チーム全員が自分たちの役割を理解し、声を掛け合って戦えた。開幕から優勝できたのは、自分たちの準備が正しかったという証拠。ここから全ラウンド優勝を狙うつもりです。」
彼のリーダーシップは、ZETHREEの勝利以上に、3×3における“組織の力”を感じさせるものだった。

出場全12チームとロスター紹介

Round.1には以下の12クラブが参戦。3×3.EXE PREMIERの広がりを象徴する顔ぶれが揃った。

– **ZETHREE ISHIKAWA.EXE** (#91 藤根誠 #17 品田大 #7 出羽亮一 #8 Jevonnie Scott)
– **IKEBUKURO DROPS.EXE** (#1 前田優翔 #2 伊藤直人 #48 武田裕人 #5 成瀬信司)
– **SHINAGAWA CC WILDCATS.EXE** (#11 渡邉大翔 #68 永田浩司 #51 今野蓮 #14 千田蓮)
– **ZIGEXN UPDATERS.EXE** (#21 杉本亮 #12 森田聡一郎 #31 城古智也 #26 杉山宏樹)
– **TARUI RAZORBACKS.EXE** (#3 下田忠司 #8 相馬真 #4 宇田隆平 #39 船山雄二)
– **LEOVISTA.EXE** (#24 西尾大和 #1 加藤力也 #2 Vaughn McCall II)
– **SENDAI AIRJOKER.EXE** (#16 Mike Harry #17 伊関翼 #73 川崎ローレンス #1 Yakiv Titov)
– **YAIZU CITY UNITED.EXE** (#1 永根大翔 #21 神原太陽 #41 H. Bagamboula #91 三上健人)
– **FUZ HOKKAIDO.EXE** (#6 佐野崇 #87 河本雄一 #15 岩垂勇輝 #2 武田龍馬)
– **SIMON.EXE** (#8 山田陸 #2 山口武宏 #23 Spencer Jennings #21 Kongolo David)
– **SAITAMA WILDBEARS.EXE** (#12 田尻陽介 #14 福田真央 #0 木村優翔 #32 田口凛)
– **SANJO BEATERS.EXE** (#24 長谷川翔 #2 及川慧史 #36 古川空音 #17 浅香智也)

会場レポート:ワテラスに鳴り響く歓声とビート

会場となった**WATERRAS(ワテラス)**は、東京メトロ新御茶ノ水駅から徒歩2分という好立地。
オフィス街の中心で開催される3×3は、ビジネスパーソンや観光客も足を止め、街全体がスポーツフェスのような雰囲気に包まれた。
DJのサウンドとMCの掛け声が融合し、1プレーごとに観客の歓声が爆発。都市の真ん中に“バスケの鼓動”が響いた。

3×3.EXE PREMIERの広がりと今後の展望

ZETHREE ISHIKAWA.EXEの優勝で幕を開けた今シーズン。
注目はこの後のRound 2以降、北海道・名古屋・福岡など全国各地での開催だ。各地域でのファン参加型イベントや地域連携企画も進み、3×3は“競技+カルチャー”として急速に進化している。

今季は選手層の多様化も顕著で、外国籍選手や元Bリーガーも続々参戦。試合のレベルは年々上がり続けており、世界基準の3×3が日本国内で定着しつつある。

まとめ:ZETHREEが見せた「完成されたチームバスケ」

個の能力だけではなく、組織としての完成度が勝敗を分けたRound.1。
ZETHREE ISHIKAWA.EXEは、的確なセットプレー、柔軟な守備ローテーション、そして勝負所での冷静さを兼ね備えた“完成された3×3”を体現した。
その中心にいたのがMVP品田大。彼のリーダーシップは、チームだけでなくリーグ全体にも刺激を与えた。

2025シーズンの3×3.EXE PREMIERは、間違いなく過去最高のシーズンとなる。
次節、どのチームがZETHREEの牙城を崩すのか——日本の3×3がさらに熱を帯びていく。

【3×3/3STORM HIROSHIMA.EXE】(スリーストーム ヒロシマ エグゼ)|広島と山口をつなぐ「ダブルホーム」クラブの革新

チーム概要

3STORM HIROSHIMA.EXE(スリーストーム ヒロシマ エグゼ)は、広島県広島市と山口県宇部市を拠点に活動するプロ3×3バスケットボールチームで、3×3.EXE PREMIERに所属している。
中国地方を代表するクラブの一つであり、2つの県をホームタウンとする「ダブルホーム制」を採用。地域間連携をテーマに掲げ、スポーツによる地域共創を実現するモデルチームとして注目されている。

チーム設立と背景

3STORM HIROSHIMA.EXEは、2018年に設立。
“バスケットボールで地方をつなぐ”という理念のもと、広島市と宇部市の両地域で活動を展開している。
チーム名の「3STORM(スリーストーム)」は、3×3バスケットボールの「3」と、“嵐のように激しく、エネルギッシュに”という意志を込めた「STORM」を組み合わせた造語。
スピード・熱量・結束を象徴するチーム名として定着している。

創設メンバーには、地元出身のアスリートや社会人プレーヤー、Bリーグ経験者など多彩な顔ぶれが揃い、地域のバスケットボール文化を支える存在として活動を拡大してきた。

チーム理念とビジョン

3STORM HIROSHIMA.EXEのチームスローガンは「CONNECT LOCAL, PLAY GLOBAL(地域をつなぎ、世界と戦う)」。
地域密着型クラブでありながら、国際大会出場や海外チームとの交流試合など、グローバルな視野を持って活動している。
また、地方都市における3×3の発展を使命とし、広島・山口両県の子どもたちに夢を与える存在を目指している。

3×3.EXE PREMIERでの戦績

リーグ参入以来、3STORM HIROSHIMA.EXEは中国地方勢として安定した戦績を収めている。
スピードとフィジカルを兼ね備えた選手が揃い、3×3特有のハーフコートでのテンポの速い展開を得意とする。
特に2020年代以降は、外国籍選手の加入や若手育成の強化によって戦術の幅を広げ、コンスタントに上位進出を果たしている。

戦術的には、スペーシングを広く取りながらピック&ポップを活用したモダンスタイルを採用。
また、守備ではスイッチディフェンスとリムプロテクトのバランスを重視し、3×3特有の速攻への切り替えを武器としている。

選手構成と特徴

  • キャプテン: 地元・広島出身のリーダーシッププレイヤーがチームの精神的支柱。
  • シューター: 外角からの3Pとドライブの二刀流型スコアラーが在籍。
  • センター: 身体能力に優れたビッグマンがペイントエリアを支配。

ロスターは年齢層が幅広く、若手選手の育成とベテランの経験が融合している。
また、社会人選手や学生アスリートが所属する“地域型セミプロ”チームとして、働きながらバスケに打ち込む新しいスタイルを提唱している。

地域活動と社会貢献

3STORM HIROSHIMA.EXEは、地域との関わりを非常に重視している。
広島市・宇部市双方でのクリニック開催、小中高生へのバスケットボール講習、地域清掃・チャリティイベントなどを通じて、地域社会との結びつきを深めている。

特に「子どもたちが憧れる地元チーム」をテーマに掲げ、学校訪問や地域スポーツフェスへの出演など、地域密着型の活動を継続。
スポーツによる地方創生を体現するチームとして、多くの自治体・企業からも支援を受けている。

カルチャーとメディア戦略

チームは「バスケ×カルチャー」の発信にも積極的で、YouTubeやInstagramでは試合映像や選手インタビューを公開。
ローカルメディアとのコラボレーション番組やSNS企画を通じて、地域の若者層を巻き込んだファンベースを拡大している。
また、オリジナルアパレルや限定グッズも展開し、チームのブランド価値を高めている。

ホームアリーナと活動エリア

ホームゲームは主に広島市立総合体育館およびヴィクトリーナ・ウインク体育館(山口県宇部市)で開催。
この「二拠点制」により、中国地方全体にファンベースを拡大し、広島と山口を結ぶスポーツネットワークを形成している。
また、両県のストリートコートやイベントスペースでもエキシビションマッチを実施し、3×3の文化を身近に感じられる機会を提供している。

今後の展望

3STORM HIROSHIMA.EXEは、今後さらに地域連携を強化し、3×3の普及と人材育成を柱に活動を拡大していく方針。
FIBA主催の国際大会への出場や、地元出身選手のプロ輩出を視野に入れ、チームとしてのブランド力向上にも力を注いでいる。

また、女子チームやU18カテゴリーの設立も検討しており、地域全体でバスケットボールを楽しめる環境づくりを推進中。
“地方から世界へ”というビジョンのもと、広島と山口を代表するクラブとしての存在感をさらに高めていく。

まとめ

3STORM HIROSHIMA.EXEは、地域連携と挑戦をキーワードに、広島と山口の両県を結ぶ3×3クラブである。
選手・ファン・地域が一体となって築くクラブカルチャーは、地方スポーツの新たなモデルケースとして高く評価されている。
その活動は、バスケットボールの枠を超え、地域と世界を“嵐のように”つなぐ力を持っている。

【3×3/TRYHOOP OKAYAMA.EXE】完全ガイド|岡山から挑戦を続ける3×3の新旗手──TRYHOOPスピリットを継ぐ挑戦者たち

チーム概要

TRYHOOP OKAYAMA.EXE(トライフープ オカヤマ エグゼ)は、岡山県岡山市を本拠地とする3人制プロバスケットボールチームで、3×3.EXE PREMIERに所属している。5人制プロクラブ「トライフープ岡山(B.LEAGUE B3)」の3×3部門として設立され、地域スポーツの発展と若手育成を目的に活動している。

チーム名「TRYHOOP」は、「挑戦(TRY)」と「バスケットゴール(HOOP)」を組み合わせた造語で、“挑戦する心を持ち続ける”というクラブ理念を表している。3×3部門であるEXEチームはその精神を継承し、スピード・創造性・チームワークを重視したプレースタイルを展開している。

クラブ理念と地域とのつながり

トライフープ岡山は、2016年に設立された地域密着型プロクラブ。5人制Bリーグでの経験を活かし、3×3という新たな舞台で地域・企業・ファンが一体となる“開かれたクラブ運営”を目指している。

3×3部門のTRYHOOP OKAYAMA.EXEは、岡山市・倉敷市・津山市など県内各地で開催されるストリートバスケイベントや体験会に積極的に参加。子どもたちにバスケの楽しさを伝えると同時に、岡山全体のスポーツ文化を広げる役割を担っている。

プレースタイルと戦術

TRYHOOP OKAYAMA.EXEのバスケットスタイルは、「スピード&シナジー」。3×3特有の短いショットクロックに適応し、連続的なボールムーブと即興的な判断を重視する戦術を採用している。

  • オフェンス:ピック&ロールからの展開が多く、インサイド外の両方でフィニッシュを狙う。コーナー配置を活かした2ポイントシュートも得意。
  • ディフェンス:スイッチを主体に、相手のミスマッチを即座に潰す。高いディフェンスIQで相手のリズムを崩す戦略が特徴。
  • トランジション:リバウンド直後のアウトレットパスから速攻を仕掛け、ショットまでのテンポが速い。

Bリーグ本体の戦術構造を簡略化・高速化した3×3仕様の戦略を展開し、短時間でも質の高いオフェンスを組み立てる点が特徴的だ。

チーム構成と選手層

TRYHOOP OKAYAMA.EXEは、Bリーグ所属選手や地元出身プレイヤー、さらに若手育成枠を含めた多層構造で構成されている。3×3と5on5を往来しながら、選手個々のスキルアップを促進する仕組みを導入している。

  • リーダー:B3経験を持つベテラン選手が中心。ゲームマネジメント能力と精神的支柱としてチームを統率。
  • スコアラー:スピードとステップワークを武器に、1on1から得点を量産。2Pレンジの成功率も高い。
  • ディフェンダー:長身で機動力があり、相手のトップスコアラーを封じる役割を担う。
  • ユーティリティ:攻守の切り替えが早く、3×3特有のスペーシング感覚に優れた万能型プレイヤー。

戦績と歩み

TRYHOOP OKAYAMA.EXEは、2023年に3×3.EXE PREMIERへ参入。初年度から粘り強いチームディフェンスで注目を集め、リーグ中盤以降は連勝を重ねてカンファレンス上位に進出した。
2024シーズンには、地元開催のラウンドで初優勝を果たし、岡山県勢として初の3×3.EXEプレーオフ進出を達成。地方クラブの可能性を広く示した。

クラブは現在、国内外の3×3大会への挑戦も計画しており、アジア圏での国際トーナメント出場を視野に入れている。

地域・カルチャーとの融合

TRYHOOP OKAYAMA.EXEは、「地域×スポーツ×教育」をキーワードに掲げ、スポーツによる地域活性化を目指している。
岡山市の中心街や商業施設で行われるストリートバスケイベント「OKAYAMA STREET COURT」に協力し、音楽・アート・ファッションを取り入れた総合型の都市スポーツカルチャーを創出している。

また、岡山大学・環太平洋大学など地元教育機関と提携し、バスケットボールを通じた人材育成・教育支援プロジェクトを推進。地域全体で「スポーツ文化の循環」を形成するモデルケースとなっている。

育成と普及活動

クラブは、3×3の普及を目的としたジュニアプログラム「TRYHOOP ACADEMY」を運営し、U12〜U18世代の育成に注力。3×3特有の判断力・個人スキル・協働性をバランスよく育てるカリキュラムを導入している。

また、地域企業と連携した「スポーツキャリア支援」を展開し、選手のデュアルキャリア(競技×仕事)を支える取り組みも進んでいる。

今後の展望

TRYHOOP OKAYAMA.EXEは、岡山県を代表するスポーツブランドとして、Bリーグと3×3の垣根を越えたハイブリッド型クラブを目指している。
3×3においては、国内タイトルの獲得だけでなく、FIBA 3×3 World Tour出場を長期目標に設定。

地域とともに歩み、挑戦を続けるその姿勢は、まさに「TRYHOOP」の名にふさわしい。
岡山から全国、そして世界へ──TRYHOOP OKAYAMA.EXEは、挑戦するすべての人に勇気と熱を与える存在であり続ける。

【3×3/EPIC.EXE】(エピック エグゼ)|兵庫発、“共闘と感動”で3×3シーンを盛り上げる新世代クラブ

チーム概要

EPIC.EXE(エピック エグゼ)は、兵庫県を拠点とするプロ3×3バスケットボールチームで、3×3.EXE PREMIERに所属している。チーム名の「EPIC」は“壮大な・最高の・伝説的な”を意味し、「見る人の心を動かすプレーを」という理念のもとに結成された。
兵庫県内を中心に、神戸・西宮・姫路などの都市部で活動し、関西の3×3文化を全国へ発信する存在として注目を集めている。

設立と背景

EPIC.EXEは、地域密着型の新世代クラブとして2020年代初頭に創設された。
3×3の持つスピード感・エンタメ性・個の表現力に魅了された若手アスリートやコーチが集い、「兵庫から世界へ挑戦する」という共通ビジョンのもとチームが始動。
設立当初から、競技の発展だけでなく、地域との共創を重視する姿勢を貫いている。

チーム運営は地元のスポーツ事業者やクリエイターが連携して行い、試合のみならずイベント・音楽・ファッションを通して、3×3を“ライフスタイルスポーツ”として発信している点が特徴だ。

チーム理念とミッション

EPIC.EXEのチームスローガンは「PLAY EPIC. BE EPIC.」。
“プレーでも生き方でも最高を目指す”という想いが込められており、選手・スタッフ・ファンすべてがこの価値観を共有している。
バスケットボールの競技力向上とともに、地域の若者に夢とロールモデルを示すことを使命とし、兵庫を代表するスポーツカルチャーの創出を目指している。

3×3.EXE PREMIERでの戦い

EPIC.EXEは、関西・西日本カンファレンスで高い競争力を発揮し、スピーディでアグレッシブなバスケットを展開。
チームは「トランジションとスペーシング」を重視し、1on1での突破力と外角シュートをバランス良く組み合わせたスタイルを特徴としている。

若手選手の育成にも力を入れており、大学バスケ・クラブチーム出身の選手がプロレベルへ挑戦する登竜門的存在として機能している。
また、外国人プレイヤーとの混成ロスターによって国際経験を積み、FIBA 3×3大会への出場も視野に入れている。

主な所属選手・スタッフ

  • ヘッドコーチ: 兵庫県内で育成年代を指導してきた実績を持ち、戦術と人間育成を両立するリーダー。
  • キャプテン: チーム創設期から在籍し、クラブの哲学を体現するプレーヤー。強靭なフィジカルと声のリーダーシップでチームを統率。
  • スタッフ: 地元企業・デザイナー・映像クリエイターらが連携し、クラブ運営を多角的に支える。

選手たちは試合後も地域イベントや小中学校クリニックに参加し、地域に愛されるチームづくりを実践している。

地域との関わり

EPIC.EXEは、「スポーツを通じた街づくり」をテーマに掲げ、兵庫県内各地でさまざまな地域活動を行っている。
地元商店街との連携イベント、バスケットボール体験会、チャリティマッチなど、地域社会と密接に関わりながらクラブを成長させてきた。

また、神戸市・姫路市などでのストリートコート整備活動にも参加し、「誰もが自由にバスケを楽しめる環境づくり」にも尽力。
その取り組みは地元メディアにもたびたび取り上げられ、兵庫県を代表するスポーツコミュニティの核となりつつある。

プレースタイルと戦術分析

EPIC.EXEの戦術は「Speed & Flow(速さと流れ)」がキーワード。
オフェンスではピック&ロールからのキックアウト、またはハンドオフを起点とした連携でリズムを作り、3×3特有の12秒ショットクロックを最大限に活用する。
ディフェンスではスイッチを多用し、相手の得点源を封じる粘り強さが光る。

戦術だけでなく、観客を惹きつける“見せるバスケ”を意識しており、派手なダンクやステップバック3Pなど、エンタメ性も兼ね備えている。

カルチャーとブランディング

EPIC.EXEは、ファッションや音楽とも強く結びついたクラブカルチャーを展開している。
試合会場ではDJ・ライブパフォーマンスが融合し、ストリートカルチャーとスポーツが共存する空間を演出。
チーム公式アパレルも展開しており、地域の若者たちが日常的に「EPIC」ロゴを身に着けるなど、ブランドとしての存在感も拡大している。

SNS運用にも積極的で、InstagramやYouTubeでは選手の裏側やトレーニング映像を公開し、ファンと双方向のコミュニケーションを築いている。

今後の展望

EPIC.EXEは今後、兵庫県内での育成プログラムの拡充と、FIBA国際大会への出場を目指す。
また、地域クラブ・企業・行政との連携を強化し、スポーツを通じた地方創生のモデルケースとして発展していく構想を描いている。

さらに、女子チームの立ち上げやジュニア世代向けアカデミーの創設など、“EPIC FAMILY”としての組織的拡大にも意欲を見せている。

まとめ

兵庫発の新世代チーム・EPIC.EXEは、競技とカルチャーを融合させた3×3の未来型クラブである。
選手たちの情熱、地域との絆、そして“EPIC”なビジョンが交わるこのチームは、まさに地方発グローバル型スポーツの象徴。
今後、国内リーグだけでなく、アジアや世界の3×3舞台でもその名を轟かせる日が来るだろう。

【3×3/NINJA AIRS.EXE】|大阪から世界へ。スピードと創造力で魅せる“忍者バスケ”

NINJA AIRS.EXE|ニンジャ エアーズ エグゼ

チーム概要

NINJA AIRS.EXE(ニンジャ エアーズ エグゼ)は、大阪府大阪市を拠点とする3×3バスケットボールチームであり、「3×3.EXE PREMIER」に参戦する西日本を代表する強豪チームの一つ。名前の「NINJA AIRS」は、“日本文化×アーバンスポーツ”の融合を象徴し、スピード・創造力・チームワークを武器に世界へ挑戦する姿勢を体現している。

チームコンセプト

「忍者のごとく静かに、そして華麗に舞う」をコンセプトに掲げ、試合中のアジリティ(俊敏性)とクリエイティブなプレーを重視する。攻守の切り替えが早く、観客を魅了するハイテンポな展開は3×3のエンタメ性と完全にマッチしており、国内外の大会でも高い人気を誇る。

拠点と活動エリア

ホームは大阪市内のストリートコートおよび屋内施設。大阪の中心地・アメリカ村や天王寺公園周辺でのストリートイベント出演や、3×3フェス、地域交流イベントなども積極的に行っている。チームのミッションは「都市とスポーツをつなぐ架け橋」であり、地域活性とカルチャー発信の両立を目指す。

チームカラーとユニフォーム

チームカラーはブラック×ゴールド。黒は忍者の静けさを、金は勝利と誇りを象徴する。ユニフォームデザインは“和×モダン”をテーマに、忍者の装束を連想させる流線型パターンと金箔風のロゴが施されている。3×3.EXE PREMIERの中でも屈指の個性派デザインとして知られている。

主な所属選手

  • #2 藤原 颯真(ガード)— スピードスター。圧倒的な初速と切り返しで相手を翻弄する。
  • #8 伊藤 慶(フォワード)— シューターとしての精度とクラッチ力を併せ持つ。
  • #15 マーカス・ウィルソン(センター)— アメリカ出身。フィジカルの強さとリムプロテクトが持ち味。
  • #23 小林 翔平(ウィング)— 3×3特有の展開判断に優れ、攻守でゲームをコントロールする。

プレースタイル

NINJA AIRS.EXEの戦術的特徴は、スピーディーなトランジションとコンパクトなスペーシングにある。ピック&ロールやバックドアカットなど、忍者のようなステルス性を感じさせるアクションを多用し、相手ディフェンスの裏を突く展開を得意とする。オフェンスではスキルフルな1on1とキックアウトからの3Pシュートが中心。ディフェンスではスイッチとトラップを組み合わせ、速攻への切り替えを狙う。

地域活動・カルチャー発信

チームは大阪市との連携のもと、「NINJA PROJECT OSAKA」を展開。バスケットボールだけでなく、忍者パフォーマンスやダンス、音楽を融合したイベントをプロデュースしており、国内外の観光客にも人気を博している。また、地元の子どもたちへの無料クリニック「NINJA ACADEMY」を定期的に実施し、育成にも注力している。

主な戦績

  • 2022年:3×3.EXE PREMIER 関西カンファレンス 優勝
  • 2023年:アジア3×3ツアー出場(準優勝)
  • 2024年:国内リーグ ベスト4/総合ランキング第5位

今後の展望

「大阪から世界へ」を掲げるNINJA AIRS.EXEは、国際大会での表彰台を目標に掲げ、海外リーグやFIBA 3×3大会への出場も視野に入れている。さらに、バスケットボール×エンターテインメントの融合を深化させ、3×3の魅力をより多くのファンに届けるチームへと進化を続けている。

関連リンク

【3×3/ZIGExN UPDATERS.EXE】京都発の3×3プロチームが描く“若者支援×地域貢献”の革新モデル

京都発・ZIGExN UPDATERS.EXEとは?


ZIGExN UPDATERS.EXE(じげんアップデーターズ)は、株式会社じげんが運営する京都府京都市を拠点とする3×3(3人制バスケットボール)プロチームだ。

2022年に設立され、FIBA承認・JBA公認のグローバルリーグ「3×3.EXE PREMIER」に参戦。国内外で活動するプロチームとして、競技面のみならず、若者支援や地域貢献に力を入れた“社会性あるスポーツクラブ”として注目を集めている。

スローガンは「UPDATE the YOUTH」 若者の挑戦を応援

チーム名「UPDATERS」には、“関わるすべての人の人生をアップデートする”という想いが込められており、スローガンは「UPDATE the YOUTH ― 若者の挑戦を応援 ―」。

競技の枠にとどまらず、次世代のキャリア支援、地域との共創、教育活動にも積極的に取り組む姿勢が、これまでのバスケクラブとは一線を画している。

2025シーズンの所属選手と背番号一覧

2025年4月に発表されたロスターには、継続選手5名、新加入4名の計9名が登録されている。以下は背番号とともに確認された主な選手だ。

  • #3 下田 忠至
  • #4 宇田 隆平
  • #8 相馬 信
  • #15 鷲本 将吾
  • #23 中元 聡師
  • #24 岩川 勇作
  • #39 船山 裕士
  • #44 小川 広夢

経験豊富なプレーヤーから、新進気鋭の若手までバランスの取れた構成となっており、今季の台風の目となる可能性も高い。

京野菜をモチーフにした公式キャラクター「京野菜トリオ」

地域文化との連携を重視するZIGExN UPDATERS.EXEは、京都伝統の“京野菜”をモチーフにした公式キャラクターを展開中。子どもたちにも大人気の存在だ。

  • しょごたん(聖護院かぶ):背番号45。チーム最年少のスピード系ガード。
  • カモナス(賀茂なす):背番号74。のんびり屋だが高得点力を持つフォワード。
  • キンさん(金時にんじん):背番号22。2ポイントが武器のシュータータイプ。

これらのキャラを活用したグッズ・ノベルティ開発も進行しており、地域PRとの相乗効果が期待されている。

地域貢献活動「ENプロジェクト」

ZIGExN UPDATERS.EXEの地域連携を象徴するのが「EN(縁・円)プロジェクト」だ。2025年シーズンから本格始動し、企業や行政との連携を通じて“人と人のつながり”を支援する活動を展開している。

代表的な取り組み例:

  • 学生向け賃貸住宅企業と連携した若者支援
  • 地域団体と共に挑戦機会を創出
  • スポーツクラブ「ビバ」とのパートナーシップ契約(2025年7月)
  • 京都市山科・醍醐地域体育館でのジュニア教室
  • 年1回の「ジュニア交流会」開催、契約選手が参加

子どもたちにバスケを通じた体験機会を提供し、3×3バスケの普及にもつなげている。

3×3.EXE PREMIERへの参戦実績

設立以来、ZIGExN UPDATERS.EXEは毎年「3×3.EXE PREMIER」に参戦。2025年は5月17日のワテラス大会(東京)を皮切りに、全8ラウンドを戦う予定で、9月にはプレーオフ進出を目指している。

実績だけでなく、魅せるプレー、地域との融合を武器に3×3の新しい価値を体現している。

若手発掘へ:トライアウトも活発に実施


2024年12月には京都市内の「BACK DOOR BASE」にて、2025シーズンに向けたトライアウトを開催。学生や社会人、バスケ未経験者も含め、多様なバックグラウンドを持つ挑戦者が参加し、次世代アップデーターの発掘に力を入れた。

GL3x3とも親和性の高い選考スタイルで、将来的には両リーグをまたぐ人材流動も期待されている。

京都での大会主催実績

2025年1月12日には、国内最大級のクラブチーム大会「3×3.EXE TOURNAMENT 2024-25」を京都市・龍谷大学深草キャンパスにて開催。京都産業大学、同志社大学、立命館大学、龍谷大学などが参加し、観戦無料で盛り上がりを見せた。

地域に根ざした大会運営力もZIGExNの強みだ。

グッズ・ファンクラブ展開も活発

公式オンラインショップでは、選手モデルのユニフォームやタオル、ボール、京野菜キャラクターグッズまで多彩なアイテムを販売中。

ファンクラブ会員特典:

  • レギュラー:¥5,500
  • ゴールド:¥22,000(限定グッズあり)

3×3専用ボール(5号球)や応援グッズも揃っており、地域ファンや若年層を中心に支持を広げている。

まとめ:ZIGExN UPDATERS.EXEは“社会をアップデートする”3×3チーム

ZIGExN UPDATERS.EXEは、単なるスポーツチームではない。

「若者の挑戦」「地域文化との融合」「社会課題へのアプローチ」を掲げ、京都を拠点にしながら全国・そして世界を視野に活動する新時代型の3×3クラブだ。

GL3x3のようなエンタメ性と社会性の融合を重視するリーグとも高い親和性を持ち、今後のコラボや人材交流にも期待がかかる。

ZIGExNの挑戦は、今まさに始まったばかりだ。

チーム情報

チーム名:ZIGEXN UPDATERS.EXE
ヨミ:ジゲン アップデーターズ エグゼ
本拠地:京都府京都市
チームカラー:濃藍

【3×3/IRISPARTNERS AICHI.EXE】|愛知・三河から全国へ。“共創と挑戦”を掲げる次世代型3×3チーム

概要

IRISPARTNERS AICHI.EXE(アイリスパートナーズ アイチ エグゼ)は、愛知県名古屋市および三河エリアを拠点に活動する3×3.EXE PREMIER参戦チーム。
地域密着と企業連携を軸に、バスケットボールを通じた「共創と成長」をテーマに掲げる。
チーム名の「IRIS」は、虹の“虹彩”や希望の象徴を意味し、多様な人々と価値をつなぐ架け橋としての想いが込められている。

チームコンセプト

スローガンは「CONNECT, CREATE, CHALLENGE.
IRISPARTNERS AICHI.EXEは、企業・地域・選手・ファンが一体となって成長する“共創型チーム”として活動している。
愛知県三河地方の産業力・名古屋の都市文化・そして3×3のスピード感――それらを融合させ、“地域総合スポーツブランド”を目指している。

設立背景

チームは2024年に設立。
中部圏に根づく製造業・ベンチャー企業・教育機関と連携し、スポーツを通じた地域活性化を推進。
IRISPARTNERSグループが掲げる「人材・スポーツ・社会貢献の三位一体モデル」を軸に、
三河・名古屋・知多といった複数拠点での活動を展開している。
チームの設立には地元出身プレイヤーや学生、指導者が多数関わっており、まさに地域発の共創型クラブとして注目されている。

チームカラーとロゴ

チームカラーはネイビー×レインボーグラデーション
ネイビーは“信頼と知性”を、レインボーは“多様性と未来”を象徴している。
ロゴ中央にはアイリスの花びらをモチーフとしたデザインが配され、「希望」「絆」「挑戦」という3つの花言葉を表現。
また、“パートナーシップの輪”を意味する円形ロゴは、企業と地域が共に成長する姿勢を体現している。

活動内容

  • 3×3.EXE PREMIER出場: 東海地区を代表して国内外の強豪と競い合う。
  • 地域イベント連携: 名古屋市・刈谷市・豊田市などでバスケ体験イベントを開催。
  • 企業連携プロジェクト: 地元企業とのコラボでスポーツ教育・健康経営・地方創生を推進。
  • ユース育成事業: 学生や社会人を対象としたバスケットボールスクールを展開。

プレースタイル

IRISPARTNERS AICHI.EXEのバスケットは、スピードとスペーシングを重視した“スマート・モーション・バスケット”。
3×3特有のトランジションの速さに加え、全員がハンドラーとして機能する柔軟なシステムを採用。
チーム全体でテンポを作り、リズムで相手を崩す“リズムバスケ”を特徴としている。
また、ファン参加型の試合演出にも積極的で、「観て楽しい・関わって熱くなる」チームづくりを実現している。

地域との関わり

愛知県は自動車産業を中心に多くの企業が集まる“ものづくりの中心地”。
チームは「スポーツ×ビジネス×教育」をテーマに、
企業とのコラボレーション、学生インターン制度、地域ボランティア活動などを展開。
特に三河エリアでは、豊田・岡崎・西尾と連携し、バスケイベントや地域祭りへの参加を通じて、地域密着型クラブモデルを実現している。

パートナーシップ戦略

チーム名にもある「PARTNERS」は、スポーツを媒介に企業・行政・地域の連携を意味している。
公式パートナー企業には地元の製造・IT・教育・医療系企業が名を連ね、
スポーツマーケティングと社会貢献を結びつける取り組みを継続中。
また、選手自身も地元企業で働きながら競技活動を行う“デュアルキャリア制度”を採用しており、
働く×戦うという新しいアスリート像を提示している。

今後の展望

IRISPARTNERS AICHI.EXEは、2026年までに3×3.EXE PREMIER上位進出
アジアツアー参戦を目標に掲げている。
また、愛知県内での3×3専用アリーナ建設や、ユース世代の育成リーグ創設も構想中。
「スポーツ×地域×未来創造」を合言葉に、東海エリアを代表するクラブチームとしての成長が期待されている。

スローガン

“SHARE THE VISION, BUILD THE FUTURE.”
──共に描き、共に創る。
IRISPARTNERS AICHI.EXEは、愛知の情熱を3×3のコートから世界へ発信していく。

しながわシティが3×3プロチームを設立|落合知也が選手兼社長に就任し世界挑戦へ

しながわシティが3人制プロチーム「SHINAGAWA CITY.EXE」を立ち上げ

B3リーグに所属するしながわシティバスケットボールクラブは、2024年1月31日に新たなチーム設立を発表した。その名も「SHINAGAWA CITY.EXE」。このチームは国際バスケットボール連盟(FIBA)が公認する3×3バスケットボールの世界的リーグ「3×3.EXE PREMIER」への参入がすでに決定しており、2025年4月1日から正式に活動を開始する。

母体となるのは「東京プロバスケットボールクラブ株式会社」で、活動拠点は東京都品川区。プロ3×3クラブとして、国内リーグのみならず国際大会での戦いも視野に入れており、「品川から世界へ」というコンセプトのもと、競技普及と地域貢献を両立させるクラブ運営を目指している。

落合知也が選手兼社長に就任、競技と経営の両立に挑戦

新チームの顔として注目されるのが、3×3日本代表のエースとして長年活躍してきた落合知也の存在だ。落合はこの新チーム「しながわシティ3×3バスケットボールクラブ」において、選手兼球団社長という二足の草鞋を履くことが発表された。

落合は東京都出身の37歳。195cm、95kgという恵まれた体格と、高い身体能力を活かしたオールラウンドなプレースタイルが特徴のフォワードだ。2013年に大塚商会アルファーズ(現・越谷アルファーズ)でプロキャリアをスタートし、翌2014年からは3×3日本代表として本格的な活動を開始。以来、国内外の大会で数々の実績を残してきた。

アジアカップ銅メダル、東京五輪出場など輝かしい実績

落合のキャリアを語る上で欠かせないのが、2018年に開催された「FIBA 3×3アジアカップ」での銅メダル獲得と、2021年の東京オリンピック出場だ。特に東京五輪では3×3種目が初採用され、日本代表のエースとして世界の強豪国と渡り合い、最終的に6位入賞という結果を残した。

それだけにとどまらず、越谷時代にも選手兼代表取締役という異例の役職を務めていた経験があり、今回の「選手兼社長」という役割は彼にとっても再チャレンジの場となる。プレイヤーとしての実力はもちろんのこと、経営者としてのビジョンにも注目が集まっている。

3×3.EXE PREMIERとは?世界とつながるプロリーグ

SHINAGAWA CITY.EXEが参戦する「3×3.EXE PREMIER」は、FIBAが公式に承認した3人制バスケットボールの国際リーグ。アジア、オセアニア、ヨーロッパなど複数の地域をまたいで開催されており、FIBAランキングポイントを獲得できる数少ない大会の一つだ。

プロ化された3×3チームが世界中から参加し、グローバルな競技力の向上と3×3文化の発展を目的としている。日本からも複数の強豪クラブが参戦しており、しながわシティの参入はこのリーグ全体にも新たな風を吹き込む可能性がある。

落合社長が語るチームへの想いと地域への誓い

今回の発表にあたり、落合はクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。

このたび東京プロバスケットボールクラブ株式会社を母体とし、しながわシティ3×3バスケットボールクラブを立ち上げ、2025年4月1日からチーム始動のお知らせ申し上げます。本チームは、品川区を拠点とし海外へ挑戦しながら、国内リーグや様々な大会にも挑戦していきます。活動を通して、地域の活性化や夢に向かって走る子供たちを応援し、日本の3×3界の発展や競技レベル向上に貢献出来ることを願っております。しながわシティから世界へ、日本を代表する選手の輩出に向けて、チーム一同誠心誠意努力する所存です。

このコメントからは、単なるプロチーム設立という枠を超え、地域との共生、若年層の育成、日本代表輩出といった多角的な目標が読み取れる。競技者であり、地域のリーダーでもある落合がどのようなビジョンを実現していくのか、注目が集まる。

地域密着型の3×3モデルがもたらす波及効果

3×3はコートの設営が比較的簡易で、街中の公共空間を活用したイベント開催とも相性が良い。そのため、しながわシティのように地域に根差したクラブ運営は、地元商店街や自治体、教育機関との連携を通じて、スポーツによるまちづくりの起点となる可能性がある。実際、品川区内の小中学校や地域施設でのクリニック実施も構想に含まれており、若年層の育成にも力が入れられている。

活動開始は2025年4月から、今後の動向にも注目

SHINAGAWA CITY.EXEは、2025年4月1日から正式に活動を開始する予定。今後、ロスター発表、スポンサー契約、地域イベントなどの情報も随時公開されていく見通しだ。選手としての落合知也のパフォーマンスに加え、組織運営者としての手腕にも期待が集まる。

プロバスケットボールクラブが新たに3×3部門を立ち上げるケースは徐々に増えており、今回のしながわシティの取り組みはその最前線と言える。地域密着とグローバル志向を融合させたこのクラブが、どのようにしてファンの心をつかみ、国際的な舞台で存在感を発揮していくのか、今後の展開から目が離せない。