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【3×3.EXE PREMIER 2025開幕】水上タウンが頂点に!坂東修吾がMVP|Round.1 Day 2@ワテラス

日本の3×3シーン開幕!「3×3.EXE PREMIER 2025」初戦はワテラスで開催

日本国内最大級の3人制バスケットボールリーグ「3×3.EXE PREMIER 2025」が、5月18日(日)に東京都千代田区のワテラス特設コートで開幕を迎えた。
記念すべき開幕ラウンド「Round.1|MEN’S JAPAN」には、全国から12チームが集結。初夏の日差しの下、スピード・スキル・フィジカルのすべてをかけた激闘が繰り広げられた。

会場のワテラスは都心型3×3会場としての象徴的存在。オフィス街に位置しながらも観客席には立ち見が出るほどの盛況ぶりで、初戦からリーグ人気の高さを印象づけた。

この日の最終結果は、**MINAKAMI TOWN.EXE(群馬県みなかみ町)**が全試合で圧倒的な強さを見せ、見事初優勝。MVPには#18 坂東修吾が輝いた。

最終順位とMVP:水上タウンが圧倒、坂東修吾が開幕ラウンドを支配

今季最初の優勝トロフィーを掲げたのは、勢いと結束で他を圧倒した**MINAKAMI TOWN.EXE**。決勝では**ESDGZ OTAKI.EXE**を21−9で下し、ラウンドチャンピオンに輝いた。
坂東修吾(#18)は、長身を生かしたリバウンドと正確なアウトサイドショットで試合を支配。攻守両面でチームの軸を担い、初戦MVPに選出された。

最終順位は以下の通り。

1位:MINAKAMI TOWN.EXE
2位:ESDGZ OTAKI.EXE
3位:IRISPARTNERS AICHI.EXE
4位:EPIC.EXE
5位:TOKYO VERDY.EXE
6位:UTSUNOMIYA BREX.EXE
7位:SHONAN SEASIDE.EXE
8位:ASUKAYAMA CHERRYBLOSSOMS.EXE
9位:UENOHARA SUNRISE.EXE
10位:ADDELM ELEMENTS.EXE
11位:EDEN.EXE
12位:HOKUSO RHINOS.EXE

開幕節らしい波乱と勢いが交錯する展開となり、チーム力・個人技・戦略の全てが試される幕開けとなった。

試合結果ハイライト:水上・大滝・愛知が存在感

この日の試合は全15試合。以下は主なスコアの抜粋だ。

・SHONAN SEASIDE.EXE 21−12 EDEN.EXE
・ESDGZ OTAKI.EXE 18−13 UENOHARA SUNRISE.EXE
・EPIC.EXE 15−13 UTSUNOMIYA BREX.EXE
・TOKYO VERDY.EXE 21−11 ADDELM ELEMENTS.EXE
・IRISPARTNERS AICHI.EXE 15−8 EDEN.EXE
・MINAKAMI TOWN.EXE 21−10 ADDELM ELEMENTS.EXE
・IRISPARTNERS AICHI.EXE 15−21 ESDGZ OTAKI.EXE
・EPIC.EXE 9−21 MINAKAMI TOWN.EXE
・決勝:ESDGZ OTAKI.EXE 9−21 MINAKAMI TOWN.EXE

グループステージでは、AICHI.EXEが安定した試合運びで2勝を記録し存在感を発揮。ESDGZ OTAKI.EXEもフィジカルな守備で終盤まで優勝争いに絡んだが、決勝ではMINAKAMIのスピードと連動性に屈した。

坂東修吾(MINAKAMI TOWN.EXE #18)— MVPの軌跡

坂東修吾は、大学時代から3×3に適応した万能型フォワードとして知られる選手。Round.1では全試合で平均10得点超をマークし、得点・リバウンド・ブロックの3部門でチームトップを記録した。
フィジカルコンタクトを恐れず、外角からも高確率で沈めるシュート力が最大の武器。特に決勝戦の後半、立て続けに決めた2本の2ポイントショットは試合の流れを決定づけた。
「チーム全員が同じ方向を見ていた。まだシーズンは始まったばかり、ここからが本当の勝負」と試合後に語った。

出場全12チーム一覧と注目選手

今回のラウンドには全国各地から12チームが参戦。それぞれの地域性・戦略性が際立つ構成となった。

– **MINAKAMI TOWN.EXE**(群馬)#10 渡邊陸 #11 Milos Cojbasic #7 Ratko Arsovic #18 坂東修吾
– **ESDGZ OTAKI.EXE**(千葉)#7 片瀬俊哉 #1 黒木瑛介 #60 桜井慶翔 #27 杉山葵
– **IRISPARTNERS AICHI.EXE**(愛知)#0 安達颯人 #32 佐藤大輔 #34 中崎祐樹 #23 園龍貴
– **EPIC.EXE**(東京)#13 植松大樹 #5 小林晃 #61 鈴木雅之 #1 西村司
– **TOKYO VERDY.EXE** #22 吉田昂也 #5 菊地蓮 #21 矢野真人
– **UTSUNOMIYA BREX.EXE** #0 岸川達輝 #33 重本和樹 #6 一色篤史 #2 Julio de Assis
– **SHONAN SEASIDE.EXE** #30 西野翔 #3 加納卓也 #23 Jovaan Tusevljak #13 奥山颯太
– **ASUKAYAMA CHERRYBLOSSOMS.EXE** #14 若林幸基 #17 大橋次夢 #6 片岡晴香 #50 Gjio Bain
– **UENOHARA SUNRISE.EXE** #66 Hugo Schotter #33 Solomon Coulibaly #7 飯島康生 #24 中西勇樹
– **ADDELM ELEMENTS.EXE** #55 三枝心 #34 関口龍太 #2 小口陸 #47 上野田健人
– **EDEN.EXE** #33 阿部翔太 #1 長谷川啓一 #12 Ognjen Petrovic #4 Bogdan Filipović
– **HOKUSO RHINOS.EXE** #6 岩田亮太 #27 柴田昌克 #7 古橋宏樹 #0 Stephen Hurt

この構成からも分かるように、国内勢に加えて海外経験豊富な選手が各チームに在籍。年々3×3の国際化が進んでいる。

ワテラス会場レポート:都市型3×3の熱狂

今回の舞台となった「WATERRAS(ワテラス)」は、都心のオフィス街・神田淡路町に位置する近未来的複合施設。
会場には買い物客や通勤者も足を止め、音楽とプレーが融合する3×3ならではの空間が広がった。
観客席ではDJプレイと共に観客の手拍子が響き、各試合ごとに歓声が上がる。3×3文化が ストリートからカルチャーへ と進化していることを実感させる開幕ラウンドとなった。

アクセス面でも、JR御茶ノ水駅から徒歩3分という好立地が魅力。3×3が都市の真ん中で開催されるというコンセプトは、FIBAワールドツアーとも共鳴している。

今後の展望と注目ポイント

次節以降は全国各地でラウンドが続く。水上タウンの連勝なるか、あるいはESDGZ大滝やAICHIが巻き返すのか。
個人タイトル争いでは、坂東修吾(MINAKAMI)を筆頭に、園龍貴(AICHI)や黒木瑛介(ESDGZ)らの得点争いにも注目が集まる。
リーグ全体では若手選手の台頭が顕著で、3×3が次世代バスケ文化として定着しつつあることを象徴する開幕節となった。

まとめ:開幕ラウンドは「水上旋風」でスタート

3×3.EXE PREMIER 2025シーズンは、都市型バスケの可能性を示す最高の幕開けとなった。
水上タウンのチーム力、坂東修吾の勝負強さ、そして観客を巻き込むエンタメ性——そのすべてが新時代の3×3を象徴している。
リーグはこのあとも全国各地を巡る。3×3がどこまで拡大し、日本のバスケット文化を変えていくのか。
次なるRound 2の戦いにも注目だ。