FIBA3x3」タグアーカイブ

Team Miami 3×3、FIBA World Tour Manama Finalで準優勝候補に浮上|アメリカ3×3の進化と世界情勢

導入:Team Miami が世界の主役へと浮上した理由

2025年11月21〜25日に開催されるFIBA 3×3 World Tour Manama Final。この世界最高峰の3×3クラブ決戦において、アメリカ代表クラブ「Team Miami」が第2シードとしてエントリーし、国際的な注目を一身に集めている。長らくセルビア勢(特にUb)が独走してきた3×3シーンだが、今季のTeam Miamiは“対抗馬”として最も評価が高い。

FIBA公式も「UbとMiamiがトップビリングを担う」と明言しており、米国クラブがこの位置に立つのは近年でも稀だ。アメリカは個の強さには定評があるが、国際3×3ではシステムや連携力の差で後れを取ってきた。しかしTeam Miamiは、アメリカの強みであるフィジカルと爆発力に、国際基準の戦術理解・経験・チームケミストリーを加えて進化を遂げている。

本稿では、Team Miamiの強さの理由・Manama Finalの構図・国際3×3の最新トレンド・そしてGL3x3への実践的示唆を、4000字規模で徹底的に分析する。

大会の位置づけ:World Tour の頂点に立つManama Final

FIBA 3×3 World Tourは、世界中の都市を転戦し年間王者を決める3×3クラブ最高峰リーグである。その最終決戦が「Manama Final」。ここには年間成績を基準に選ばれたエリートクラブだけが参加し、世界王者を争う。

Team Miami は今季の累積成績により第2シードを獲得。これは世界中のクラブの中で「事実上の準優勝候補」と評価されたことを意味する。プール組分けではPool Bに入り、アジアの強豪、ヨーロッパのシード、香港/中国のクラブなどと激突する。

特にアジア勢はここ数年レベルアップが著しく、FIBAポイントを体系的に積み上げるクラブが増えている。彼らはスピード、外角、フィジカルを3×3仕様に最適化し、国際舞台で存在感を強めている。そうした新潮流の中で、Team Miami がどのように戦い抜くかは世界の3×3関係者が注目する最大テーマとなっている。

Team Miami の特徴①:NBA・Gリーグ経験者による圧倒的な1on1能力

Team Miamiの最大の武器は、“アメリカ型バスケの核心”である1on1能力の高さだ。多くの選手がNBAやGリーグ、またはハイレベルな海外リーグでのプレー経験を持ち、競技強度への耐性が抜群に高い。

3×3は1on1の比率が極めて高く、個の力がそのまま勝敗に直結する。そのため、米国バスケ特有の
・爆発的なクロスオーバー
・ストップ&ゴーの鋭さ
・身体の強さを活かしたフィニッシュ
・タフショットを決め切る能力
は国際戦でも大きな武器となる。

Team Miami はこれらの能力を“3×3仕様”に最適化しており、弱点とされてきた「判断の遅さ」や「ポゼッション管理」も改善されつつある。

Team Miami の特徴②:フィジカルと体幹の強さが世界基準を突破

世界の3×3では接触が激しく、吹き飛ばされない身体作りが不可欠となる。Team Miamiは、アメリカのトレーニング文化を背景に、接触を受けても体勢を崩さない“体幹の強さ”が際立つ。

・肩を入れたドライブ
・体重移動を制御するステップワーク
・空中での姿勢保持
・フィニッシュ直前の体幹固定
これらの動きは単なる筋力ではなく、身体操作を磨き込んだ結果である。

こうした要素は今後のGL3x3の育成基準にも強く関わってくる。

Team Miami の特徴③:外角シュートの精度が国際基準へ到達

3×3は2点シュート(=バスケのスリーポイント)が最大の武器であり、1本の価値が非常に高い。Team Miami は昨シーズン比で外角成功率が飛躍し、国際クラブの中でも上位に位置する。

シュートの質が改善した背景として、
・キャッチから放つまでの速さ
・ステップバックの精度向上
・フィジカルを受けた際のフォーム維持
・試合強度を意識した練習方法
などが挙げられる。

FIBA公式も「Miamiは2-point efficiencyが大幅に向上した」として、優勝候補としての理由を分析している。

Team Miami の特徴④:国際経験を積み重ねた“3×3専門チーム”への転換

アメリカは長らく“個の強さのみで勝つ”スタイルが主流だったが、Team Miamiは数年かけて国際経験を積み重ね、3×3を専門とするクラブへと進化している。

・年間の遠征数が増加
・FIBAポイント制度の理解が浸透
・選手ローテーションが最適化
・3×3専用の練習メニューを構築

これにより、従来「アメリカはコンビネーションが弱い」と言われていた欠点を克服し始めている。戦術理解と個の能力を両立したチームは、世界でも数が少ない。その意味で、Team Miamiの成長は世界的にも注目されている。

ライバル:世界王者Ubとの“決勝再戦”が最も期待される

2025 Manama Final において、最も注目されるのは「Ub(セルビア)vs Miami(アメリカ)」という構図だ。

Ubは世界最強と評価され続けている3×3クラブで、緻密な戦術・ポジショニング・パスワークの質は他を圧倒する。一方、Miamiはフィジカル・爆発力・突破力を武器にインパクトを残す。

スキルのヨーロッパ vs フィジカルのアメリカ
という、まるでFIBAの“世界潮流の縮図”とも言える対決が予想され、国際メディアも大きく報じている。

GL3x3への示唆①:1on1突破力の強化がエンタメ性を最大化する

GL3x3が掲げる「エンタメ×スピード感の融合」を体現するのが、Team Miamiのプレースタイルである。個の突破力は、観客の歓声が最も大きく上がる要素であり、リーグ演出にも直結する。

GL3x3選手にとっては、
・第一歩の速さ
・縦突破の威圧感
・接触後に崩れない身体操作
・タフショットの決め切り
といった要素が鍵になる。

GL3x3への示唆②:外角シュートは最重要スキルへ

Team Miami の成功の背景には、外角シュートの安定性がある。GL3x3でも、2点シュートの価値は絶対的だ。

日本の3×3選手は、5on5の距離感やステップに慣れすぎており、3×3の“早い判断”に適応し切れていない選手が多い。外角シュート練習をリーグ全体で重点的に強化することは、日本3×3のレベルアップに不可欠である。

GL3x3への示唆③:フィジカル強度の底上げは必須

Team Miamiの特徴である“倒れない身体”は、GL3x3選手への大きなヒントだ。3×3は接触が多く、5on5よりも身体負荷が高い競技である。

GL3x3では、
・体幹強化
・コンタクト耐性
・下半身の安定性
・瞬発力と持久力の両立
といった要素を育成プログラムに組み込むことで、国際基準へ近づくことができる。

総括:Team Miamiは“アメリカ3×3の完成系”としてManamaへ

Team Miamiは、個の力・フィジカル・外角・国際経験の全てを備えたクラブとして、今大会で最も注目される存在だ。第2シードとしての評価は、アメリカ3×3が世界レベルへ到達した証明でもある。

GL3x3が世界へ視野を広げる上で、Team Miamiの成長は極めて重要な教材となる。日本はアジアの強豪としてのポテンシャルを持つが、世界基準と比較すればまだ伸びしろが大きい。

3×3は世界的に拡大し続ける競技であり、アメリカ・ヨーロッパ・アジアの三極が競い合う時代に突入した。Team Miamiの戦い方は、その最前線を示す“答えの一つ”だと言える。


【執筆】GL3x3編集部(バスケ専門ニュースチーム)
国内外のバスケニュースと3×3情報を中心に発信しています。

3×3.EXE PREMIER|世界初の3×3プロリーグが築いた「日本発バスケ革命」

3×3.EXE PREMIERとは

3×3.EXE PREMIER(スリーエックススリー・エグゼ・プレミア)は、2014年に日本で誕生した世界初の3人制プロバスケットボールリーグ。国際バスケットボール連盟(FIBA)から正式に承認されたリーグであり、「3×3を職業として成立させる」という理念のもと、アジア・オセアニアを中心に国際展開を続けている。

現在では日本を含め、ニュージーランド、オーストラリア、タイ、ベトナムなど5か国に拡大。男子は36チーム、女子は9チームが所属し、グローバルな3×3の発展を牽引している。

リーグの仕組み

シーズンは複数の「ラウンド(Round)」で構成され、各ラウンドごとに予選リーグ→決勝トーナメントを実施。各チームの成績に応じて「プレミアポイント」が加算され、年間ランキングが決定する。上位チームはプレーオフ進出権を得て、年間王者を決める「CHAMPIONSHIP」に挑む。

  • レギュラーシーズン:Round.1~Round.8など複数開催
  • 試合形式:1ラウンド=3チーム×グループ構成で総当たり
  • 順位決定:勝利数 → 得点率 → シード順
  • 年間王者決定戦:CHAMPIONSHIP(プレーオフ)

ルールと特徴

3×3は、5人制バスケとは異なるスピード感と戦術性が特徴。

  • 試合時間:10分(または21点先取)
  • コート:ハーフコート制(1ゴール)
  • ボール:専用の「6号サイズ・7号重量」ボールを使用
  • 攻撃時間:12秒ショットクロック(5人制は24秒)
  • 得点:2Pライン外=2点、内側=1点

試合展開が非常に速く、攻守の切り替え・判断力・フィジカルコンタクトが勝負を分ける。屋外会場や商業施設での開催も多く、観客との一体感や音楽・MCによる演出など、ストリートカルチャーの要素を色濃く持つ点も3×3.EXE PREMIERの魅力である。

国際展開と構成

3×3.EXE PREMIERは「リーグを越えて国をつなぐ」をテーマに、アジア・オセアニア各国へ拡大している。各国リーグのトップチームはFIBA3x3の国際ランキングにも反映され、世界大会への出場権を得る仕組みとなっている。

2025シーズンの開催国と主な特徴:

  • 日本(JAPAN):国内最大規模。都市型・企業チームが混在。
  • ニュージーランド(NZ):代表強化との連動が進む。
  • オーストラリア(AUS):アスリート層の厚さが特徴。
  • タイ(THA)・ベトナム(VIE):新興勢力として急成長中。

プロリーグとしての意義

3×3.EXE PREMIERは、3×3を「ストリートからプロスポーツへ」昇華させた世界的モデル。スポンサー・放映権・SNSマーケティング・地域密着イベントなど、商業的にも成功を収めている。試合中のDJ・MC演出や、ファンがコートサイドから声援を送れる近距離感は、従来の5on5にはない新たなバスケット文化を生み出している。

女子リーグの展開

女子部門「3×3.EXE PREMIER WOMEN」も急速に拡大中。日本を中心に女子9チームが参戦し、競技人口の増加とともに3×3女子代表の強化にも寄与している。2024年以降は海外女子リーグとの共催イベントも増加しており、男女両軸のプロ化が進む。

課題と展望

課題

  • チームの経営安定化(スポンサー獲得・運営費確保)
  • 観客動員・放映メディアの拡大
  • 5人制リーグ(Bリーグ)との選手兼任ルール整理
  • 地域格差・育成ルートの整備

展望

  • 国際大会連動:FIBA3x3 World Tourとの接続強化
  • 育成・発掘:U18・U23世代へのプロ育成制度導入
  • 都市型スポーツ推進:ストリートカルチャー×プロ興行の融合
  • エンタメ化:音楽・映像・ファッションとのコラボ強化

3×3.EXE PREMIERは「スポーツ×エンタメ×都市文化」という新しい価値観を発信するリーグとして、今後さらに拡張が期待されている。

まとめ

3×3.EXE PREMIERは、3×3のプロ化を世界に先駆けて実現したパイオニア。スピード・個技・戦術・演出すべてが融合した“次世代型バスケットボール”の象徴である。日本発のこのリーグが、アジア・世界の3×3シーンをどう進化させるか──今後も注目が集まる。

3XS(トライクロス)|日本発の3×3リーグが描く“次世代バスケ”の形

3XS(トライクロス)とは

3XS(トライクロス)は、2022年に誕生した日本国内の3×3バスケットボールリーグであり、年間を通じて競技が行われる「日本初のシーズン制3×3リーグ」として注目を集めている。正式名称は「3×3 Xross Sports League」。FIBA(国際バスケットボール連盟)の理念に準じつつ、地域活性化・社会連携・エンターテインメント性を融合した次世代型リーグとして発展を続けている。

リーグの構造とシステム

3XSは、男子・女子それぞれに複数ディビジョンを持ち、昇格・降格のある本格的なリーグ制度を採用している。

  • Division 1:男子トップカテゴリー。ホームゲーム開催義務あり。
  • Division 2:男子下位カテゴリー(UNISON/URBANカンファレンス制)。
  • WOMAN Division:女子部門。3×3女子選手の育成と発信を担う。

各ディビジョンでは「ラウンド制」を採用しており、5月〜翌年1月にかけて複数ラウンドを開催。各ラウンドの勝敗と得点率でポイントを積み上げ、年間チャンピオンを決定する。

特徴① 年間を通じたリーグ制

従来の3×3はトーナメント形式が主流だったが、3XSは「通年制リーグ」として運営されている点が大きな特徴である。これにより、選手・チームが戦術面での成長を重ねながらシーズンを戦うことができ、ファンも“物語”として応援を継続できる仕組みを実現している。

特徴② 地域密着とホーム開催

各チームは地元自治体や企業と連携し、地域拠点でのホームゲームを義務化。試合会場は商業施設、駅前広場、市役所前など多岐にわたり、地域の人々が“身近にプロスポーツを体験できる”新しい形を提示している。3×3特有の屋外開催により、音楽・DJ・ストリートカルチャーと融合した独自の世界観が形成されている。

特徴③ 社会とつながるスポーツモデル

3XSが掲げるスローガンは「Beyond Sports」。単なる競技の勝敗に留まらず、社会・文化・環境との共生を理念にしている。

  • 年齢・性別・国籍を超えた「誰もが挑戦できる舞台」。
  • 地域経済の活性化、観光・教育との連携イベント開催。
  • 環境配慮(リユース・リサイクル)やサステナブル運営の推進。

このように、スポーツを社会インフラの一部として機能させる取り組みが進んでいる。

試合形式とルール

試合はFIBA3x3ルールに準拠し、10分または21点先取で勝敗が決まる。攻撃時間は12秒、コートはハーフ制。スピード・判断力・フィジカルを求められる3×3特有の試合展開は、観客にとっても短時間でドラマチックな観戦体験を提供する。

女子リーグの発展

WOMAN Divisionでは、女子選手のキャリア継続と社会進出を両立する仕組みを重視。学生・社会人を問わず、女性アスリートが自らのライフスタイルに合わせて参加できる新しいスポーツモデルとして注目されている。女子3×3の成長は、3XS全体の価値をさらに高めている。

運営理念とビジョン

3XSは「スポーツで社会をつなぐ」という明確な理念を持ち、次の3つの柱を掲げている。

  1. Connection:地域・人・企業をつなぐ。
  2. Challenge:誰もが挑戦できる機会を創出。
  3. Change:スポーツの力で社会を変える。

このビジョンのもと、リーグは競技面だけでなく、教育・文化・環境の各分野とも連携している。

課題と展望

課題

  • メディア露出の強化とリーグ認知度の向上。
  • チーム間の運営格差・資金力の均衡化。
  • 5人制との兼任選手に対する制度設計。

展望

  • FIBA3x3 World Tourとの連携を強化し、世界大会出場を視野に。
  • U18〜U23の育成世代との接続による選手発掘ルートの確立。
  • 地域密着型のクラブモデルを通じ、自治体連携型スポーツ文化を醸成。

まとめ

3XS(トライクロス)は、3×3バスケットボールを“通年制プロリーグ”として発展させた日本独自の取り組みである。競技性・社会性・エンターテインメント性を併せ持つこのリーグは、バスケットボールの新しい形を示しており、今後の日本スポーツ界のモデルケースとして期待されている。

次世代のアスリート、そして地域社会をつなぐ架け橋として、3XSは“Beyond Sports”というビジョンを現実のものにしつつある。

小澤崚が得点王レース首位!3×3男子日本代表がプレーイン進出【FIBA 3×3ワールドカップ2025】

日本代表が2大会連続のベスト8進出を狙う!


2025年6月23日〜29日、モンゴル・ウランバートルにて開催中の「FIBA 3×3ワールドカップ2025」。男子日本代表は予選プールBで2勝2敗の成績を収め3位通過となり、6月27日(金)に開催されるプレーイントーナメント進出を決めた。

この大会で注目を集めているのが、日本のエース・小澤崚の圧倒的な得点力。予選4試合で合計46得点(平均11.5点)をマークし、得点ランキングで暫定トップに立っている。

予選プールB:強豪ひしめく中で粘りの2勝

日本はアメリカ、ラトビア、モンテネグロ、モンゴルと同組となった予選プールBで奮闘。以下が各試合の結果である。

  • 第1戦:日本 14 – 21 アメリカ(敗戦)
  • 第2戦:日本 21 – 15 モンテネグロ(勝利)
  • 第3戦:日本 14 – 21 ラトビア(敗戦)
  • 第4戦:日本 21 – 20 モンゴル(勝利)

開幕戦のアメリカ戦では小澤の2ポイントシュートが冴えたが、終盤のファウルトラブルが響き敗戦。しかしモンテネグロ戦では堅実なフリースローで初勝利を掴み取った。

ラトビア戦では高さで劣る中、最後まで粘ったが力及ばず。それでも最終戦のモンゴル戦では、小澤のフリースローが決勝点となり2勝目を奪取。合計2勝2敗で3位通過を果たした。

小澤崚が得点王レースを牽引!

今大会で最も輝きを放っているのが、日本の背番号1・小澤崚。4試合で合計46点、平均11.5点という驚異的な得点力を見せ、得点ランキングで暫定1位となっている。

彼のプレースタイルは、身体の強さとスピードに加え、2ポイントシュートの精度と、フリースローでの冷静さが際立っており、FIBAの公式SNSでもその活躍が紹介されている。

プレーイントーナメントは6月27日(金)

男子日本代表は、次戦のプレーイントーナメントに進出。ここで勝利すれば、2023年大会に続いて2大会連続のベスト8進出が決まる。

対戦相手はプールCの2位チームとなるが、現時点でのプールCは激戦模様。中国が首位を走る中、カナダ・プエルトリコ・オーストリアが1勝1敗で並び、フランスが未勝利ながら強豪として控えている。

どの国が対戦相手となっても厳しい戦いが予想されるが、小澤を中心にした現在の日本代表には大きな期待が寄せられている。

女子代表も好調なスタートを切る

一方で女子日本代表も好調なスタートを見せている。世界ランク1位のオランダを21-16で撃破し、続くチリ戦ではKO勝利と2連勝をマークした。

ただし、アメリカ戦では8-21の大差で敗戦。現在は最終戦・チェコ戦の結果次第でプールBの2位進出が決まる展開となっている。

悪天候により開始が遅れているが、勝利すれば男子と同様にプレーイントーナメントへ進出可能な状況だ。

FIBA 3×3ワールドカップ2025 概要と今後のスケジュール

  • 開催期間:2025年6月23日(日)~29日(土)
  • 開催地:モンゴル・ウランバートル
  • 6月27日:プレーイントーナメント(各プール2位 vs 3位)
  • 6月28日:準々決勝(各プール1位 vs 勝者)
  • 6月29日:準決勝、3位決定戦、決勝

まとめ:小澤崚とともに、世界の舞台で躍動する日本

FIBA 3×3ワールドカップ2025は、個人の能力が試される短時間勝負の戦い。そんな中、小澤崚の得点力と日本チームの粘り強さが光る大会となっている。

プレーインでの勝利が決まれば、世界ベスト8入りという快挙が待っている。3×3ファン、そしてバスケットボールファンにとって、目が離せない大会となりそうだ。

GL3x3でも、小澤崚のようなスーパースコアラーの登場を期待したい。

【3×3/FUz HOKKAIDO.EXE】北海道発の3×3プロクラブ──地域密着と世界挑戦を両立するバスケ集団の現在地

北海道唯一の3×3プロクラブ「FUz HOKKAIDO.EXE」とは


北海道岩見沢市で産声を上げ、現在は札幌市・北広島市など道内各地に活動の拠点を広げる「FUz HOKKAIDO.EXE」。3人制バスケットボール専門のプロクラブとして、北海道から全国、そして世界へ挑戦を続けているチームである。

クラブのモットーは「すべては、 ワクワク する未来のために。」。競技の普及と地域の活性化を両立するビジョンのもと、FIBA公認の3×3リーグ「3×3.EXE PREMIER」へは2022年から参戦しており、北海道を代表する3×3クラブとして着実に存在感を高めている。

運営会社と地域とのつながり

クラブの運営母体は「合同会社FU(FU LLC.)」で、2021年4月8日に設立。代表は田尻洋輔氏、副代表に松重宏和氏が名を連ねる。所在地は札幌市北区であり、チームの活動は北海道全域に広がっている。クラブとしてのミッションは単なる競技成績の向上にとどまらず、地域の青少年育成、スポーツ文化の発信、地域密着型イベントの開催など、多角的な視点で展開されている。

注目の登録選手たち


FUz HOKKAIDO.EXEの強みの一つは、幅広い年齢層とバックグラウンドを持つ選手陣の構成である。2025シーズン登録メンバーの一部を紹介しよう。

  • #0 木村 優斗:196cm・94kgの長身フォワード。東海大札幌から白鷗大学を経て、現在はブロックショットを武器に守備の要として活躍。
  • #32 田口 凛:180cm・76kgのシューター。仙台出身で室蘭とも縁が深く、新潟アルビレックスや江別ワイルドボアーズなどの経験を持つ。
  • #14 福田 真生:192.5cm・89kgのベテランシューター。青山学院大卒でプロ複数クラブを経験し、2ポイントシュートに秀でたプレーが持ち味。
  • #91 田中 翼:190cm・80kgの若手プレーヤー。帯広三条高校、小樽商科大学と地元で経験を積み、ドライブでディフェンスを切り崩す。
  • #77 堂薗 響:176cm・79kgと小柄ながらスピードとドライブで違いを作れるガード。東海大学札幌キャンパスで研鑽を積んだ。

このように、経験豊富な選手から若手までバランスの取れたロスターが魅力であり、地元出身者の活躍は地域ファンからの支持にもつながっている。

クラブの戦績と成長の軌跡

2025シーズンにおけるFUz HOKKAIDO.EXEの注目ポイントは、ラウンド4(八戸開催)での初勝利にある。Pool CではTRYHOOP OKAYAMA.EXEを18–14で下し、シーズン初白星を記録。続くSHONAN SEASIDE.EXE戦では惜しくも延長戦で敗退したものの、戦術面とチームの結束が確実に強化されたことを示す大会となった。

また、ラウンド5(札幌開催)ではホームアドバンテージの中、男子12チーム・女子3チームが参戦する大規模イベントとして地域に根差した大会運営も行った。グループステージでは惜しくも敗退となったが、平均14.7得点という攻撃力や、1P成功率50%のYosuke Tajiriの活躍は、着実な進歩を物語っている。

地域に根ざした育成と2032年構想


FUz HOKKAIDO.EXEは、競技活動のみに留まらず、育成事業にも力を注いでいる。北海道教育大学岩見沢校との連携や、子どものためのスポーツ教育メソッド「バルシューレ」の導入など、3×3を通じた未来人材の発掘・育成に注力。目標は明確に「2032年オリンピックでの金メダル獲得」を掲げており、地域発の才能が世界を舞台に活躍するシナリオを本気で描いている。

また、クリニックやスクール事業、グッズ制作、スポーツイベント運営など、多角的に地域との接点を増やしており、単なるスポーツチームではなく「北海道の象徴」となることを目指すクラブ像が垣間見える。

メディア・SNS発信とファンとの関係構築

FUz HOKKAIDO.EXEは、情報発信力の高さでも注目されている。公式サイトを中心に、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNS、さらにはPR TIMESなどのプレスリリースを活用し、クラブの動向や試合結果、選手の素顔などを積極的に発信。ファンとの距離を近づける施策も重視しており、今後のスタジアム集客やクラウドファンディング展開への布石ともなっている。

今後の展望と3×3界でのポジショニング

FUz HOKKAIDO.EXEの今後の焦点は、リーグ内での競技力向上と、FIBA 3×3 World Tourへの参入である。北海道でのWorld Tour開催を視野に入れた国際戦略は、地域にとっても経済効果やスポーツ文化振興という波及的メリットが期待される。

また、チーム強化においては、若手選手の成長を促しつつ、競技者としてのスキル向上に加え、観客を魅了するプレースタイルの確立も鍵を握る。

まとめ:北海道から世界へ──FUz HOKKAIDO.EXEの挑戦

FUz HOKKAIDO.EXEは、北海道という広大な土地を背景に、3×3バスケットボールの普及・強化・地域活性化を軸に据えた戦略的なクラブ運営を実践している。地域密着型の育成、透明な情報発信、多様なバックグラウンドの選手構成など、多くの要素が絡み合いながら「世界で戦う北海道発のクラブ」への道を着実に歩んでいる。

その挑戦は、北海道の子どもたちに夢を与えるだけでなく、日本の3×3シーン全体を活性化する存在として、今後さらに注目されていくに違いない。

チーム情報

チーム名:FUZ HOKKAIDO.EXE
ヨミ:フーズ ホッカイドウ エグゼ
本拠地:岩見沢市・札幌市・北広島市をはじめとする北海道全域
チームカラー:黒