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【3×3/ADDELM ELEMENTS.EXE】(アドエルム・エレメンツ・エグゼ)とは?──渋谷発のストリートスピリットとブランドカルチャーが融合する3×3チームの革新

チーム概要

ADDELM ELEMENTS.EXE(アドエルム・エレメンツ・エグゼ)は、東京都渋谷区を拠点とする3×3プロバスケットボールチームであり、国内トップリーグ3×3.EXE PREMIERに参戦している。
「ADDELM(アドエルム)」はスポーツアパレルブランドとして知られ、“BE ACTIVE, BE CREATIVE.”(動きながら創造する)をコンセプトに掲げる。そのブランド哲学をそのまま体現する形でチームが設立され、ストリート文化・ファッション・スポーツを融合した新たなスタイルの3×3クラブとして注目を集めている。

設立と理念

ADDELM ELEMENTS.EXEは、アパレルブランドADDELM(アドエルム)がプロデュースする“スポーツ×カルチャー融合型”プロジェクトから誕生した。
従来のクラブ型チームとは異なり、ファッション・音楽・ライフスタイルと共鳴する形で3×3バスケを再定義。「アスリートであり、クリエイターでもある」プレイヤー像を提示し、バスケを“カルチャーとして発信する”ことを目的として活動している。
チーム名の「ELEMENTS」には、“街・人・音・色・想い”など様々な要素(エレメント)を結びつける存在になるという意味が込められている。

活動拠点とカルチャー性

本拠地は東京都渋谷区。日本のストリートカルチャーを象徴するこの街を拠点に、3×3イベント・アート展示・音楽フェスなどに積極的に参加。
クラブは単なるバスケットボールチームではなく、ストリート×スポーツ×ファッションのハブとして存在している。
・渋谷PARCOや代々木公園でのイベント出展
・アパレルブランドとのコラボユニフォーム展開
・SNSやYouTubeでのビジュアルブランディング強化

これらの活動を通して、「観て楽しい」「着て楽しむ」「参加して感じる」スポーツ体験を発信している。

戦績と競技面での特徴

ADDELM ELEMENTS.EXEは3×3.EXE PREMIERの中でも、フィジカルよりもスキルと創造性を重視するプレースタイルで知られている。

  • オフェンス: トランジションの速さとピック&ロールの多様性。スペーシングを広く取り、即興性の高い1on1を仕掛ける。
  • ディフェンス: スイッチディフェンスを軸に、相手のリズムを奪う読み合いが得意。
  • スタイル: チーム全体が「魅せるプレー」に価値を置く。フェイク、ステップバック、ノールックパスなど、クリエイティブなプレーが多い。

単なる勝敗に留まらず、“アートとしてのバスケ”を表現することがチームの根幹にある。

代表的選手とスタッフ

ADDELM ELEMENTS.EXEには、国内外のストリートボーラーや元Bリーガー、モデル・映像クリエイターなど多様なバックグラウンドを持つ選手が集結している。
その構成は、まさに「エレメント(要素)」の集合体であり、バスケを軸にしたカルチャーミックスチームである。

スタッフ陣もブランド業界出身者が多く、試合運営だけでなく映像制作・デザイン・SNSブランディングをチーム一体で手がけている点が特徴的。
この“自己表現の連鎖”が、他チームにはない独自の魅力を生み出している。

メディア・ブランド展開

ADDELM ELEMENTS.EXEは、スポーツチームとしてだけでなくライフスタイルブランドの一部としても機能している。
・ADDELM公式ストアでのチームコラボウェア販売
・SNS(Instagram、TikTok、YouTube)でのプレイヤーズビジュアル公開
・映像クリエイターとのコラボによる試合ドキュメント制作

その発信力はファッション誌・音楽メディアにも波及しており、「最もカルチャーを感じる3×3チーム」として若年層の支持を集めている。

3×3への影響と意義

ADDELM ELEMENTS.EXEの存在は、3×3が単なる競技ではなく都市文化の象徴であることを再確認させるものとなっている。
音楽・ストリートファッション・デジタル表現との親和性を最大限に活かし、バスケを「観る」だけでなく「感じる」体験へ昇華。
リーグとしても、ADDELMの参入は3×3.EXE PREMIERに新たなクリエイティブ層を呼び込み、スポーツ×ビジネスの新たな可能性を示した。

今後の展望

ADDELM ELEMENTS.EXEは、今後も「PLAY & CREATE」の精神を軸に、アジア圏を視野に入れたグローバル展開を計画している。
特に、アパレル・音楽・映像・スポーツが融合した“カルチャープロジェクト”として、FIBA 3×3の国際大会やアートイベントへの出場・協業が期待されている。

「バスケットボールを着こなす」「バスケットボールで表現する」――
ADDELM ELEMENTS.EXEは、3×3というスポーツを通して新しい都市文化の形を提示する存在であり続ける。

【3×3/TOKYO VERDY.EXE】(トウキョウ・ヴェルディ・エグゼ)とは?──Jリーグ名門が挑む「緑のDNA」を受け継ぐ3×3チームの現在地

チーム概要

TOKYO VERDY.EXE(トウキョウ・ヴェルディ・エグゼ)は、Jリーグの名門クラブ「東京ヴェルディ」を母体とする3×3プロチームである。サッカークラブ発のスポーツクロスオーバープロジェクトとして、「ヴェルディ・ブランドの拡張」「地域・文化への還元」をコンセプトに2014年に設立。
国内トップリーグである3×3.EXE PREMIERに所属し、東京を拠点に活動。チームカラーはサッカー同様のヴェルディグリーンで、クラブスローガン「緑のDNAを、次のステージへ。」を掲げる。

設立の背景と理念

ヴェルディグループは「サッカー以外の競技にも、クラブカルチャーを広げる」という理念のもと、バレーボール・eスポーツ・アメフトなど多領域に進出。その一環として誕生したのがTOKYO VERDY.EXEだ。
設立当初よりスポーツ×エンターテインメント×地域共創を掲げ、若者層への新しいスポーツ体験を提供。渋谷・立川・稲城など東京都内のイベントやショッピングモールでエキシビションマッチを開催し、「緑のストリートバスケカルチャー」を発信している。

戦績と活動実績

TOKYO VERDY.EXEは3×3.EXE PREMIERの初期シーズンから参入し、国内外の強豪と対戦を重ねてきた。

  • 2015年:チーム再編期。若手主体でリーグ参戦。
  • 2017年:経験豊富な選手を加え、プレーオフ圏内で安定。
  • 2019年:リーグ全体の国際化に伴い、海外大会にも出場。アジア地域予選で上位に進出。
  • 2020年代:感染症流行下でもオンラインイベントや地域クリニックを継続実施。
    「バスケ×サッカー」コラボイベントも開催し、総合クラブとしての強みを発揮。

現在は若手育成・社会貢献型クラブとしての立ち位置を明確にし、地域バスケシーンの発展を支える役割を担っている。

プレースタイルと戦術的特徴

TOKYO VERDY.EXEの戦い方は、「組織的なディフェンス」と「流動的なボールムーブメント」が特徴。

  • オフェンス: ピック&ポップやスペーシングを重視し、ウィングからのスイングボールで相手のローテーションを崩す。
  • ディフェンス: チームでのスイッチコミュニケーションを徹底。2点ラインを守りながら、ローヘルプのリカバリーが速い。
  • トランジション: リバウンドから一気に展開し、早いショットクロックで主導権を握る。

個人スキルに頼るよりも、戦術的理解とチーム連動性を重視する点で、Jクラブ由来の「戦略的バスケ」を体現している。

代表的選手とスタッフ

これまでの所属選手には、国内外の経験を持つ実力派プレイヤーが多く名を連ねる。

  • 日本代表経験者やBリーグ出身者が参戦。
  • ヴェルディ・サッカー部OBとのコラボイベント出演も実施。
  • コーチングスタッフは育成年代との接点を重視し、アカデミー指導にも関与。

この「クラブ一体運営」の体制が、VERDY.EXEの特徴であり強みでもある。

地域・カルチャー・メディア展開

TOKYO VERDY.EXEは、「地域×カルチャー×スポーツ」を結ぶ新しいクラブ像を提示している。
・子ども向け3×3クリニック(多摩エリア・立川・稲城)
・サッカーイベント「VERDY DAY」との共催ブース
・アパレルブランドとのコラボユニフォーム制作
・SNS(Instagram, X, TikTok)での「3×3×音楽」発信

こうした活動を通じて、バスケットボールを単なる競技としてではなく「街のカルチャー」として根付かせることを目指している。

今後の展望

TOKYO VERDY.EXEは、2025シーズン以降に向けて「グリーンスポーツ・プロジェクト」を推進。サッカー、バスケ、eスポーツが連携する複合型クラブモデルの確立を目指している。
また、若手プレイヤーの発掘・海外挑戦支援・地域リーグとの連携強化など、3×3界全体の底上げを見据えた動きを加速。

ヴェルディのDNA――勝利への情熱、育成への誇り、そして「緑が繋ぐ未来」――は、コートのサイズが変わっても変わらない。TOKYO VERDY.EXEは、3×3を通じて次世代のスポーツカルチャーを創造する存在である。