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Bリーグオールスター総選挙2026中間発表|富樫勇樹&比江島慎が得票トップ、地元・長崎勢も躍進

Bリーグオールスター2026、ファン投票中間結果が発表

10月27日、Bリーグは「りそなグループ B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2026 in 長崎」に向けたファン投票の中間結果を公開した。来年1月18日にハピネスアリーナで開催されるこの祭典は、奇数順位チームの選手が「B.BLACK」、偶数順位チームの選手が「B.WHITE」として激突する形式。ファン投票で決定するスターティングファイブの座を懸け、各クラブのスターが得票を競っている。

富樫勇樹&比江島慎が得票トップに

現時点で全体最多得票を獲得しているのは、千葉ジェッツの富樫勇樹(163,325票)。日本代表でも司令塔を担う彼の人気と実力が、投票結果にそのまま反映された形だ。続いて宇都宮ブレックスの比江島慎(132,828票)がB.BLACKのPG/SG枠で1位に立ち、リーグを代表する“2大エースガード”が中間発表を牽引している。

さらに、比江島と同じ枠では篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)が2位につけ、3位にはルーキーイヤーの富永啓生(レバンガ北海道)がランクイン。ベテランと若手が同時に選出圏内に並ぶ構図は、リーグの世代交代を象徴する光景だ。

B.WHITE勢は千葉Jの独壇場

PG/SG枠では千葉J勢が圧倒的な存在感を見せており、富樫に続いて岸本隆一(琉球)が2位、瀬川琉久(千葉J)が3位。さらに西村文男、田代直希、原修太らも上位に入り、“千葉ジェッツ王国”の厚みを感じさせる。
SF/PF/C枠では、渡邊雄太(千葉J)が147,681票でトップ。2位にはジョシュ・ホーキンソン(SR渋谷)、3位には地元長崎ヴェルカの馬場雄大が78,605票で選出圏内に入った。

馬場は「地元開催」の強い追い風を受け、SNS上でも“長崎の星”として支持を集めている。一方で同郷の田中大貴(SR渋谷)は惜しくも4位につけ、選出ラインにわずかに届かない状況だ。

中間発表の上位選手一覧

以下は、各カテゴリーの上位者リスト(10月27日時点)。

B.BLACK(PG/SG枠)

  1. 比江島慎(宇都宮)132,828票
  2. 篠山竜青(川崎)78,378票
  3. 富永啓生(北海道)69,129票
  4. D.J・ニュービル(宇都宮)53,272票
  5. 辻直人(群馬)51,309票

B.BLACK(SF/PF/C枠)

  1. 吉井裕鷹(三遠)111,847票
  2. アイザック・フォトゥ(宇都宮)90,309票
  3. クリストファー・スミス(広島)78,185票

B.WHITE(PG/SG枠)

  1. 富樫勇樹(千葉J)163,325票
  2. 岸本隆一(琉球)92,234票
  3. 瀬川琉久(千葉J)89,503票

B.WHITE(SF/PF/C枠)

  1. 渡邊雄太(千葉J)147,681票
  2. ジョシュ・ホーキンソン(SR渋谷)112,066票
  3. 馬場雄大(長崎)78,605票

ルール概要と選出方法

投票は11月3日まで実施され、各ポジションの上位選手がスターティングファイブに選出される。PG・SG枠とSF・PF・C枠に分かれ、同一クラブからの選出は上限2名。また、外国籍選手2名、アジア特別枠・帰化選手1名の制限も適用される。投票終了後、11月13日にBリーグ推薦を含めた全26名(各チーム13名)の出場選手が正式発表される。

投票傾向の分析|“スターの固定化”から“多極化”へ

今回の中間結果は、富樫・比江島というリーグの象徴的存在が依然として強い支持を集めつつも、富永啓生や吉井裕鷹ら新世代プレーヤーが上位に食い込む点で大きな変化を示している。特にSNS世代のファン層が厚い若手は、得票数の伸びが早く、“次のスター”としての兆しを感じさせる。

また、地元長崎開催という舞台が馬場雄大や川真田紘也(長崎ヴェルカ)の浮上を後押し。地域密着クラブがファン投票においても存在感を発揮し始めている。

ファン・選手・メディアの反応

SNS上では「富樫と比江島の1位2位は納得」「富永が3位はうれしい」「馬場が地元開催で輝いてほしい」といったポジティブな声が相次ぐ一方、「千葉J勢が多すぎる」「クラブバランスが偏る」といった意見も見られる。
メディア関係者の間では、“Bリーグ人気の中心が完全に全国区化した”との評価が広がっており、リーグ10周年を迎える2026年にふさわしい熱量が生まれつつある。

今後の展望|最終発表は11月13日

最終的な選出メンバーは11月13日に発表予定。ここから一週間、ファン投票のラストスパートに向けてSNSキャンペーンやクラブ主導の投票呼びかけが活発化している。富樫・比江島のトップ争いは続く一方、馬場雄大や富永啓生がどこまで票を伸ばせるかが注目点だ。

まとめ|“10周年オールスター”にふさわしい顔ぶれへ

今回の中間結果は、Bリーグが10年で築いたスター文化と、多様なファン層の広がりを象徴している。
富樫・比江島という象徴的な存在に加え、若手や地方クラブの選手が上位に並ぶ構図は、まさに「リーグの成熟」を示すものだ。
1月の長崎決戦では、地域・世代・国籍を超えた“Bリーグの全景”がハピネスアリーナに集結する。

千葉ジェッツが開幕連勝を“9”に更新|リトル25得点で主役、富樫の通算1200本目3Pと渡邊の万能性で圧倒【B1第5節/10月26日 SR渋谷戦レビュー】

試合概要|95-72、立ち上がりの“11-0”がすべてを決めた

2025年10月26日、LaLa arena TOKYO-BAYで行われたB1第5節・千葉ジェッツ対サンロッカーズ渋谷のゲーム2は、千葉Jが95-72で快勝。初戦に続く連勝で、開幕からの白星を“9”に伸ばした。開始直後の11-0ラン、前半での55-31と大量リード、そして要所でスパートを繰り出す試合運びは、優勝候補の完成度を象徴する内容だった。

主役の輝き|ナシール・リトルがキャリアハイ25点、富樫は通算1200本目の3P

この日の主役は、ベンチから投入されたナシール・リトル。第1Qの中盤に連続で流れを変える3Pを沈め、最終的に25得点13リバウンドのダブルダブル。フィジカルとレンジの両立でラインナップの重力を一段引き上げた。富樫勇樹は残り4分41秒にB1個人通算1200本目の3ポイントを成功。記録の重み以上に、相手の守備設計を根本から動かす“存在の脅威”を見せつけた。さらに渡邊雄太が13得点、D.J.ホグが10得点6リバウンドで続き、スターターとセカンドの両ユニットが理想的に噛み合った。

ゲームの分岐点|第1Qの23点差と第2Qの“揺さぶり”

千葉Jはティップオフ直後から5アウト気味の間隔でスペーシングを確保し、ムーニー—富樫—原—渡邊の連続得点で11-0。渋谷はタイムアウトでカバレッジを修正したが、千葉Jはラインナップを切り替えてもテンポを落とさず、リトルの3Pとオフボールのリロケートでさらに拡張。第1Q終了時点で23点差を作ると、第2Qは意図的にインサイドタッチとキックアウトを往復させて守備の足を止め、相手のローテーションに持続的な遅れを生んだ。

戦術分析|“0.5秒の意思決定”と2.5アクションの徹底

千葉Jの強みは、0.5秒ルール(キャッチ後0.5秒でパス・ドライブ・ショットのいずれかを決断)を全員で共有している点にある。1stアクション(ピンドウンやDHO)で優位がなければ、ショートロール—ハイポスト—コーナーの2.5アクションへ自然につなげ、守備の縦ズレを作る。富樫のハンドラーとしての脅威と、渡邊のカッティング&キャッチ&シュートの即断性、ムーニーのスクリーン角度の巧みさが、この“連続処理”を支える仕組みだ。

プレイヤープロフィール&役割最適化

  • ナシール・リトル:ウイングでのミスマッチ創出と2ndユニットの着火役。トランジションでは先頭を走り、ハーフコートではコーナー起点のドライブ/プルアップの二刀流。今季は“第6のスターター”としての価値が最大化。
  • 富樫勇樹:3Pのレンジが相手のラインを1歩外へ押し出す。2on2でヘッジを強要し、ショートロールの起点を作る。記録的通算数は意義深いが、本質はディフェンスの意思決定を歪め続ける“重力”にある。
  • 渡邊雄太:守から攻へのブリッジ。コーナー~45度のスロット移動で視野を確保し、ドライブ→キックアウトの“二次創作”を量産。守備ではチェイスとコンテストで相手の第1選択肢を潰す。
  • D.J.ホグ:ショートロールのハブ。エルボーで受けた際に逆サイドへスキップを通せるため、千葉Jの“2.5アクション”を滑らかにする。

キースタッツ(編集部推定の論点)

  • 第1Qのペイントタッチ数:千葉Jが上回り、渋谷のローテーションを早期から疲弊。
  • ベンチ得点:リトル中心に優位。相手の“ベンチで稼ぐプラン”を相殺。
  • ターンオーバー抑制:大差リードでもパス精度が落ちず、試合全体のテンポ主導権を維持。

渋谷の善戦ポイントと今後の修正案

渋谷は第2Q~第3Qにかけてペースを調整し、23点差のまま試合が荒れないよう被害を最小化した。とはいえ、初手のスイッチ—ローテに対する2手目のカバー案が薄く、コーナーのXアウトが遅れたのが失点の主因。次戦以降は(1)富樫のハンドラー起点へハードショー+バックサイドの早いタグ、(2)リトルのコーナー起点に対してはトップの浮き番が早めに“ショーアップ”する、(3)ドリル段階でショートロールからのエルボー・ハブに対するレーン封鎖を優先——の三点で対処したい。

歴史的比較|“最強の10月”をどう測るか

千葉Jはシーズン序盤の連勝を“内容”で支えている。単なる3Pの確変ではなく、リムプレッシャー、FT獲得、セカンドユニットの波状効果という複数因子が噛み合うため、“再現性”が高い。過去の開幕連勝チームと比べても、ベンチ起点の得点期待値と守備の継続性(ファウルコントロール、ディフェンシブ・リバウンド)が安定しており、持続可能な勝ち方だと言える。

リーグ全体の文脈|強豪が勝ち切る3条件

  1. クラッチでのFT%:僅差ゲームの勝率を左右。千葉Jは終盤もシュートセレクションが崩れず高水準。
  2. セカンドユニットの即効性:主力の負荷を軽減しつつスコアを伸ばす。リトルの存在が象徴的。
  3. TO由来失点の最小化:自陣での危険な横パスを避け、“縦”の意思で攻め切る文化が浸透。

数字で見る千葉J(概念指標)

  • eFG%:コーナー3とリムアタックの比率が高く、期待値の高いシュートプロファイル。
  • ペイント・タッチ→アシスト:最初のリムアタックがアシストに直結する“設計”が機能。
  • DFR(被ファウル率)管理:相手のFT乱発を抑制し、ランの芽を早期に摘む。

3×3視点の応用|“即時判断”は競技を超える共通言語

この試合が示したのは、ショットクロックが長い5人制でも、0.5秒の意思決定が攻撃効率を押し上げるという事実だ。3×3の12秒ショットクロック下で求められる「先読み—選択—実行」の回転は、千葉Jのオフェンスにも色濃い。育成年代やセカンドユニットの育成では、制約付き3on3(ドリブル制限/8秒ショット/片側スペース固定)を取り入れることで、判断の質を底上げできる。

メディア&ファンの反応|“強いだけじゃない、賢い”という評価

SNSやメディアでは、富樫の通算節目とリトルの大爆発に注目が集まる一方で、「勝ち方が理詰め」「セカンドの破壊力が反則級」という声が目立つ。渡邊の守攻にわたる安定感、西村文男のラストシーズンでの存在感など、物語性も十分。リーグ全体にとっても“観たいポイント”が多いチームだ。

今後の展望|中断までの強豪連戦が“真価テスト”

千葉Jは今後、秋田—A東京—三河—島根—越谷—宇都宮と強度の高いカードが続く。対戦相手が増やしてくるであろう“富樫起点のハードショー+バックサイド圧縮”への解答、リトル封じのコーナートラップに対するセーフティ導線の整備、そしてリバウンドでの継続的優位——この三点をクリアできれば、連勝は二桁へ現実味を帯びる。

試合ボックス(提供スコア)

最終スコア:千葉ジェッツ 95-72 サンロッカーズ渋谷
Qごとのスコア:千葉|34|21|25|15|=95/渋谷|11|20|23|18|=72

編集部Q&A|“なぜ千葉Jは強いのか”の一問一答

  • Q:3Pが入らない日も勝てる?
    A:はい。ショートロールとポストハブでリムを継続的に圧迫できるため、FTとセカンドチャンスで得点を確保できる。
  • Q:相性が悪そうな相手は?
    A:リムプロテクターが強力で、かつハーフで“ヘッジ→スプリントバック”が速いチーム。A東京、宇都宮などは良いテストになる。
  • Q:鍵を握る選手は?
    A:リトル。セカンドの得点装置として相手のゲームプランを狂わせられる。

まとめ|“再現性のある強さ”で10月を制す

95-72というスコア以上に、千葉ジェッツは勝ち方の構造を見せつけた。0.5秒の意思決定、2.5アクションの徹底、セカンドユニットの着火力、そしてクラッチでの無駄の無さ——どれもが再現可能なプロセスだ。連勝は通過点。中断までの強豪連戦を“学びの場”にできるなら、千葉Jはシーズンを通じてリーグのベンチマークであり続けるだろう。今節の一戦は、その未来を予感させるに十分な完成度だった。

男子バスケ日本代表がアジアカップ2025直前合宿メンバー発表!富樫・馬場・富永ら精鋭12名が集結

アジアカップ2025直前、日本代表が精鋭12名を招集


2025年7月24日、日本バスケットボール協会(JBA)は、『FIBAアジアカップ2025』に向けた男子日本代表の直前合宿メンバーを発表した。8月5日に開幕する本大会へ向け、戦いの最終段階を見据えた重要なメンバー構成が明らかとなった。

注目は、NBAサマーリーグを終えたばかりの馬場雄大と富永啓生、そして日本代表不動の司令塔・富樫勇樹の復帰だ。3人はいずれも世界での経験を武器に、チームに厚みとスピードをもたらす存在といえる。

エリート揃いの12名:若さと経験の融合

今回発表された直前合宿のメンバーは以下の通り。平均身長193.6cm、平均年齢25.7歳というフレッシュさと安定感が共存する構成になっている。

  • #2 富樫勇樹(PG/167cm/31歳) – 千葉ジェッツ。Bリーグを代表するポイントガード。
  • #4 ジェイコブス晶(SF/203cm/21歳) – フォーダム大学在籍。アメリカ育ちの次世代ウィング。
  • #7 テーブス海(PG/188cm/26歳) – アルバルク東京。視野と展開力が武器。
  • #13 金近廉(SF/196cm/22歳) – 千葉ジェッツ。大学バスケ界から急成長中のシューター。
  • #14 狩野富成(C/206cm/23歳) – サンロッカーズ渋谷。サイズと運動量で注目。
  • #18 馬場雄大(SF/196cm/29歳) – 無所属(NBAサマーリーグ出場)。爆発力あるアスリート。
  • #19 西田優大(SG/190cm/26歳) – シーホース三河。勝負どころで頼りになるクラッチシューター。
  • #23 ジャン・ローレンス・ハーパージュニア(PG/181cm/22歳) – サンロッカーズ渋谷。急成長中のフロアリーダー。
  • #24 ジョシュ・ホーキンソン(C/PF/208cm/30歳) – 帰化選手としてペイントを支配。
  • #30 富永啓生(SG/188cm/24歳) – レバンガ北海道。アウトサイドシュートのスペシャリスト。
  • #91 吉井裕鷹(SF/196cm/27歳) – 三遠ネオフェニックス。泥臭くも着実なディフェンダー。
  • #99 川真田紘也(C/204cm/27歳) – 長崎ヴェルカ。リムプロテクターとして期待。

この顔ぶれを見ると、Bリーグでの実績と大学・海外経験のバランスを取りつつ、現在の戦術にフィットする選手たちが慎重に選ばれている印象だ。

選外メンバーとその理由:河村勇輝の不在


デンマーク戦に出場していた中村太地や川島悠翔、湧川颯斗らは今回は選外。また、NBAのシカゴ・ブルズと2Way契約を結んだ河村勇輝の不在も注目されている。

2Way契約選手の派遣はチーム側の判断も関わるため、本人の希望とは別にクラブ事情が影響した可能性がある。いずれにせよ、パリ五輪予選後に台頭した若手のふるい落としは、代表における「競争の常態化」を示している。

富樫・馬場・富永のインパクトと再招集の意図

富樫勇樹は、アジアカップ2017以降、日本代表の司令塔として不動の地位を築いた。世界的には小柄だが、スピードと判断力はアジア随一。馬場はパリ五輪予選での3P精度改善が話題となり、富永は 和製ステフ・カリー の異名を持つ存在だ。

この3人の復帰は、日本代表が再び 実績 と 経験 に軸足を置いた証でもあり、初戦から確実に勝ちを狙う構えといえる。

ホーバスジャパンの 第2章 へ


トム・ホーバスHCはこれまで 勝てる文化 の定着を掲げてきた。パリ五輪予選での課題――リバウンド、得点効率、インサイドの厚み――を踏まえた今回の選考は、「理想」と「現実」のバランスを模索した結果だろう。

また、アシスタントコーチには川崎の勝久ジェフリー、琉球の佐々宜央らが並び、BリーグトップHCのノウハウを結集している点にも注目だ。

GL3x3との接点:3×3化する日本代表バスケ

近年の日本代表は5on5に加え、3×3への選手転用が現実味を帯びてきている。特に富永のような高精度シューターや、西田のようなフィジカルとクイックネスを兼ね備えた選手は、3×3においても 主役 を張れる。

GL3x3が掲げる スピード・スキル・エンタメ の価値観と、日本代表の近代化は極めて親和性が高い。代表選手の一部がGL3x3イベントに登場する未来も、現実味を帯びてきた。

ファンの反応と報道の評価

X(旧Twitter)では「富永は絶対に必要な存在」「馬場が戻ってくるのは心強い」「河村いないのは残念」など、賛否が交錯している。

一部メディアでは「現時点で最強の布陣」「富樫とテーブスのW司令塔体制が鍵」など、戦術的展望にも言及が始まっている。

まとめ:勝利のための12人、そして未来へ

『FIBAアジアカップ2025』は、日本にとって「再構築」から「定着」へと移行するフェーズを象徴する大会となる。過去の栄光やスタッツに依存せず、今を見据えた選考がされた今回のメンバーは、まさに 勝ちに行く ための構成だ。

GL3x3や3×3国際大会との橋渡し役としても、今回の代表は新時代の日本バスケを象徴する存在となるだろう。次なる飛躍への一歩が、ここから始まる。

富樫勇樹(Bリーグの顔・キャリアと進化を徹底解説!日本代表PGの軌跡と未来)

富樫勇樹とは?—小さな体に秘めた日本バスケ界の司令塔

1993年7月30日、新潟県新発田市に生まれた富樫勇樹は、日本バスケットボール界を代表するポイントガード(PG)として、長年にわたりその名を轟かせてきました。身長167cmという小柄な体格ながら、精密なパス、抜群のスピード、そして高精度のアウトサイドシュートを武器に、国内外での実績を積み上げています。現在はBリーグ・千葉ジェッツふなばしに所属し、日本代表でも不動の主将としてチームを牽引しています。

幼少期から高校時代—アメリカで鍛えた 世界基準 のスキル

小学生時代からバスケに親しみ、中学では全国大会優勝の実績を持つ富樫は、15歳でアメリカ留学を決意。メリーランド州の名門「モントローズ・クリスチャン高校」に進学し、NBA選手を多数輩出する環境で技術を磨きました。高校卒業後は大学進学の道を選ばず、プロ選手としてのキャリアをスタートします。

秋田でのプロデビュー—bjリーグで開花した才能

2012-13シーズン、bjリーグの秋田ノーザンハピネッツに入団。デビュー戦でダブルダブルを達成するなど、即戦力として注目されました。2013-14シーズンにはアシスト王とベストファイブに選出。プレーオフ進出にも大きく貢献し、国内トップレベルのポイントガードとしての地位を確立しました。

アメリカ挑戦—NBAサマーリーグで沸かせた 小さな侍

2014年にはダラス・マーベリックスのNBAサマーリーグに出場。11分間で12得点を挙げ、現地メディアにも取り上げられました。その後、NBA下部組織のテキサス・レジェンズに所属。25試合に出場しましたが、度重なるケガによりアメリカでのプレーは一時終了します。

千葉ジェッツ時代—国内最強PGとしての地位を不動に

2015年、NBLの千葉ジェッツ(現・Bリーグ)と契約。2016年のBリーグ発足後は、初代オールスターMVPやMVP(2019年)、アシスト王、月間MVPなど数多くのタイトルを獲得しました。2023-24シーズンには東アジアスーパーリーグで優勝し、自身もMVPを受賞しています。

日本代表としての活躍—東京五輪、そしてパリへ

富樫は2011年以降、継続的に日本代表に選出され、2021年の東京五輪では主将を務めました。2023年FIBAワールドカップでは、日本をアジア1位に導き、パリ五輪の出場権を獲得。精神的支柱としてもチームを支え続けています。

身長167cmの奇跡—技術と意志が生むプレースタイル

低身長というハンディキャップを克服するため、富樫はスピードと判断力を磨き抜きました。的確なピック&ロール、スクープショット、そして3ポイントシュートなど、多彩なスキルを駆使して攻撃を演出。守備でも屈強な外国人選手に対抗するための筋力強化を重ね、Bリーグでの最多3P成功数・アシスト数記録を更新し続けています。

これまでの栄光—記録と受賞歴の数々

  • BリーグMVP(2019)
  • Bリーグベストファイブ8回(2017〜2024)
  • Bリーグオールスター選出9回(2017〜2025)
  • 東アジアスーパーリーグMVP(2024)
  • 天皇杯MVP3回(第94、98、99回)
  • 日本人初のBリーグ1億円プレーヤー(2019)
  • 通算3P成功数・アシスト数でBリーグ最多記録保持

今後の展望—日本バスケをけん引する象徴

31歳を迎えた今もなお進化を続ける富樫勇樹。若手の台頭が続くBリーグにおいて、そのプレースタイルは次世代選手たちに大きな影響を与えています。彼のリーダーシップと経験は、国内外問わず日本バスケットボール界のさらなる飛躍に欠かせない存在です。今後の代表活動やクラブでの活躍に注目が集まっています。

【Bリーグ/千葉ジェッツふなばし】王者の歩み・強さの秘密・未来戦略を徹底解説

千葉ジェッツふなばしとは?

千葉ジェッツふなばし(Chiba Jets Funabashi)は、千葉県船橋市を拠点とするBリーグ所属のプロバスケットボールクラブで、2011年の創設以来、着実に成長を遂げてきた日本屈指の強豪チームです。国内ではB1リーグ優勝(2020-21)、天皇杯優勝5回、東アジアスーパーリーグ優勝2回と輝かしい実績を持ち、2026年からはBリーグ・プレミア(Bプレミア)参入が決定しています。

チーム創設の背景と発展の軌跡

2010年、bjリーグ参入に向けた準備委員会が立ち上げられ、翌2011年に「千葉ジェッツ」として正式にbjリーグに参加。名称には成田空港やジェット機に由来するスピード感と挑戦心が込められています。2013年にはNBLへ転籍、2016年からはBリーグ創設とともにB1東地区へと参戦しました。

千葉県全体をホームとしつつも、2016年からは船橋市を正式なホームタウンとし、船橋アリーナを本拠地として本格稼働。その後、2024年には収容人数11,000人を誇る最新鋭の新アリーナ「LaLa arena TOKYO-BAY」へ移転し、観客動員数・経営面でもリーグを牽引する存在へと成長しました。

注目の選手たちとリーダーたち

エースでありキャプテンの富樫勇樹は、BリーグMVPやアシスト王など多くの個人賞を受賞し、通算7000得点・2000アシスト超の記録保持者です。また、2024-25シーズンには元NBA選手・渡邊雄太が加入。彼の加入はBリーグ史上最高額と報道され、日本バスケ界に衝撃を与えました。

その他にもジョン・ムーニー(2024リバウンド王)、原修太(ベストディフェンダー賞受賞)、クリストファー・スミス(ベスト6thマン賞2回)など、タレント豊富なロースターを擁しています。

タイトル獲得と成績の推移

千葉ジェッツはこれまでB1優勝1回(2020-21)、天皇杯5回(2017, 2018, 2019, 2023, 2024)、東アジアスーパーリーグ優勝2回(2017, 2024)を誇ります。特に2022-23シーズンはレギュラーシーズン最多勝53勝、勝率.883というリーグ新記録を樹立しました。

また、2024年には海外遠征中にもかかわらず東アジアスーパーリーグと天皇杯の 2冠 を達成。BリーグCHAMPIONSHIPではSEMI FINALSまで進出するなど、年間75試合を戦い抜いた激動のシーズンとなりました。

運営と経営基盤の強さ

運営法人「株式会社千葉ジェッツふなばし」は、2017年にミクシィと資本提携。これにより新アリーナ建設、グッズ展開、SNS戦略など経営資源が充実し、2024年にはBリーグクラブ史上初の売上30億円超えを記録。スポーツビジネスの成功例としても注目されています。

エンタメ性と地域密着の取り組み

チームは地域密着の姿勢を大切にしており、社会貢献活動「JETS ASSIST」が「HEROs AWARD 2021」を受賞するなど、バスケ以外でも存在感を発揮。また、STAR JETS(チアリーダーズ)によるパフォーマンスや、マスコットキャラクター「ジャンボくん」も人気で、マスコットオブザイヤー3連覇・殿堂入りを果たしました。

ホームアリーナと観客動員記録

2024年に竣工した「LaLa arena TOKYO-BAY」は、音響・映像・ホスピタリティを追求した1万人超収容の新拠点。開幕戦では満員御礼となり、2024-25シーズンの観客動員は前年比212%増・29万5416人を記録。Bリーグ史上最高のホーム動員数となりました。

未来展望|Bプレミア参入と世界基準へ

2026年から始動するBリーグの新カテゴリ「Bプレミア」へ、千葉ジェッツは参入が決定済み。アリーナ基準・経営基盤・競技成績すべてをクリアし、真の日本バスケの象徴クラブへと進化を続けています。今後はアジア・世界での躍進も視野に入れており、渡邊雄太の加入はその象徴的存在といえるでしょう。

ジェッツの強さを支える多層的な仕組み

千葉ジェッツの強さは、トップチームの選手力だけに留まりません。ユース育成にも注力しており、U15・U18をはじめとしたアカデミーでは、全国大会でも結果を残すレベルの選手たちを輩出。将来的には自前の育成組織からトップチームの中心選手が生まれる体制づくりが進行中です。

また、広報戦略にも抜群の強さがあります。YouTubeやSNSを活用した 選手ファースト の情報発信が高く評価され、2024年には「スポーツPRアワード優秀賞」を受賞。単なる競技だけでなく、クラブのブランド力・ファンエンゲージメントも業界の模範的存在となっています。

まとめ|なぜ千葉ジェッツは強いのか?

千葉ジェッツの強さは、卓越した選手層と戦術の成熟、そして地域との絆と経営戦略に裏付けされた持続可能なクラブ運営にあります。富樫勇樹、渡邊雄太という日本代表クラスを擁しながらも、「地域・ファン・未来」に貢献する姿勢が、ファンを惹きつけてやまない理由です。

千葉ジェッツの今後の躍進からも目が離せません。Bプレミアの象徴、そして アジアの覇者 として、再び頂点を極める日もそう遠くはないでしょう。