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【3×3/TRYHOOP OKAYAMA.EXE】完全ガイド|岡山から挑戦を続ける3×3の新旗手──TRYHOOPスピリットを継ぐ挑戦者たち

チーム概要

TRYHOOP OKAYAMA.EXE(トライフープ オカヤマ エグゼ)は、岡山県岡山市を本拠地とする3人制プロバスケットボールチームで、3×3.EXE PREMIERに所属している。5人制プロクラブ「トライフープ岡山(B.LEAGUE B3)」の3×3部門として設立され、地域スポーツの発展と若手育成を目的に活動している。

チーム名「TRYHOOP」は、「挑戦(TRY)」と「バスケットゴール(HOOP)」を組み合わせた造語で、“挑戦する心を持ち続ける”というクラブ理念を表している。3×3部門であるEXEチームはその精神を継承し、スピード・創造性・チームワークを重視したプレースタイルを展開している。

クラブ理念と地域とのつながり

トライフープ岡山は、2016年に設立された地域密着型プロクラブ。5人制Bリーグでの経験を活かし、3×3という新たな舞台で地域・企業・ファンが一体となる“開かれたクラブ運営”を目指している。

3×3部門のTRYHOOP OKAYAMA.EXEは、岡山市・倉敷市・津山市など県内各地で開催されるストリートバスケイベントや体験会に積極的に参加。子どもたちにバスケの楽しさを伝えると同時に、岡山全体のスポーツ文化を広げる役割を担っている。

プレースタイルと戦術

TRYHOOP OKAYAMA.EXEのバスケットスタイルは、「スピード&シナジー」。3×3特有の短いショットクロックに適応し、連続的なボールムーブと即興的な判断を重視する戦術を採用している。

  • オフェンス:ピック&ロールからの展開が多く、インサイド外の両方でフィニッシュを狙う。コーナー配置を活かした2ポイントシュートも得意。
  • ディフェンス:スイッチを主体に、相手のミスマッチを即座に潰す。高いディフェンスIQで相手のリズムを崩す戦略が特徴。
  • トランジション:リバウンド直後のアウトレットパスから速攻を仕掛け、ショットまでのテンポが速い。

Bリーグ本体の戦術構造を簡略化・高速化した3×3仕様の戦略を展開し、短時間でも質の高いオフェンスを組み立てる点が特徴的だ。

チーム構成と選手層

TRYHOOP OKAYAMA.EXEは、Bリーグ所属選手や地元出身プレイヤー、さらに若手育成枠を含めた多層構造で構成されている。3×3と5on5を往来しながら、選手個々のスキルアップを促進する仕組みを導入している。

  • リーダー:B3経験を持つベテラン選手が中心。ゲームマネジメント能力と精神的支柱としてチームを統率。
  • スコアラー:スピードとステップワークを武器に、1on1から得点を量産。2Pレンジの成功率も高い。
  • ディフェンダー:長身で機動力があり、相手のトップスコアラーを封じる役割を担う。
  • ユーティリティ:攻守の切り替えが早く、3×3特有のスペーシング感覚に優れた万能型プレイヤー。

戦績と歩み

TRYHOOP OKAYAMA.EXEは、2023年に3×3.EXE PREMIERへ参入。初年度から粘り強いチームディフェンスで注目を集め、リーグ中盤以降は連勝を重ねてカンファレンス上位に進出した。
2024シーズンには、地元開催のラウンドで初優勝を果たし、岡山県勢として初の3×3.EXEプレーオフ進出を達成。地方クラブの可能性を広く示した。

クラブは現在、国内外の3×3大会への挑戦も計画しており、アジア圏での国際トーナメント出場を視野に入れている。

地域・カルチャーとの融合

TRYHOOP OKAYAMA.EXEは、「地域×スポーツ×教育」をキーワードに掲げ、スポーツによる地域活性化を目指している。
岡山市の中心街や商業施設で行われるストリートバスケイベント「OKAYAMA STREET COURT」に協力し、音楽・アート・ファッションを取り入れた総合型の都市スポーツカルチャーを創出している。

また、岡山大学・環太平洋大学など地元教育機関と提携し、バスケットボールを通じた人材育成・教育支援プロジェクトを推進。地域全体で「スポーツ文化の循環」を形成するモデルケースとなっている。

育成と普及活動

クラブは、3×3の普及を目的としたジュニアプログラム「TRYHOOP ACADEMY」を運営し、U12〜U18世代の育成に注力。3×3特有の判断力・個人スキル・協働性をバランスよく育てるカリキュラムを導入している。

また、地域企業と連携した「スポーツキャリア支援」を展開し、選手のデュアルキャリア(競技×仕事)を支える取り組みも進んでいる。

今後の展望

TRYHOOP OKAYAMA.EXEは、岡山県を代表するスポーツブランドとして、Bリーグと3×3の垣根を越えたハイブリッド型クラブを目指している。
3×3においては、国内タイトルの獲得だけでなく、FIBA 3×3 World Tour出場を長期目標に設定。

地域とともに歩み、挑戦を続けるその姿勢は、まさに「TRYHOOP」の名にふさわしい。
岡山から全国、そして世界へ──TRYHOOP OKAYAMA.EXEは、挑戦するすべての人に勇気と熱を与える存在であり続ける。