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馬瓜ステファニーがMUFGアメリカとスポンサー契約締結|スペイン&ユーロリーグで2桁得点の活躍

馬瓜ステファニーがMUFGアメリカとスポンサー契約を締結


2025年7月2日、女子バスケットボール日本代表で活躍する馬瓜ステファニー(スペイン・カサデモント・サラゴサ所属)が、米国の三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFGアメリカ)とスポンサー契約を締結したことが明らかになりました。

自身のInstagramで「MUFGアメリカとスポンサー契約を結ぶことになりました」と報告した馬瓜は、「コートの上でも外でも成長を続ける中で、コミュニティや未来への想いを共有できるグローバルブランドとパートナーになれたことをとても嬉しく思います」と喜びを綴り、今後の活動への意気込みを語りました。

国内トップから欧州へ、進化を続ける馬瓜ステファニー

馬瓜ステファニーは1998年生まれ、愛知県出身のフォワード。身長182cmの体格を活かした力強いプレーが持ち味で、桜花学園高校時代には全国3冠を達成。日本の高校バスケ界でトップ選手として知られる存在でした。

卒業後はWリーグのトヨタ自動車アンテロープスに加入し、国内トップレベルの舞台で主力として活躍。2023年には新たな挑戦としてスペインリーグへの移籍を果たし、欧州屈指のクラブ・カサデモント・サラゴサの一員として戦っています。

欧州リーグで示した確かな実力

2024−25シーズンにおける馬瓜のパフォーマンスは高く評価されています。スペインリーグでは平均11.5得点を記録し、攻撃の中心として存在感を発揮。また、国際大会であるユーロリーグでも1試合平均11.1得点を挙げ、チーム最多得点という成績を残しています。

さらに同シーズン中には、世界最高峰の女子プロリーグWNBAのニューヨーク・リバティのキャンプにも参加。アメリカとヨーロッパの両舞台で高い評価を受ける実力者として、今後のキャリアに大きな注目が集まっています。

グローバルブランドとの契約の意義

今回のスポンサー契約は、馬瓜にとって単なる企業との提携にとどまりません。自身のSNSでは「この旅はバスケットボールだけでなく、次世代へのインスピレーションと文化をつなぐ架け橋でもあります」と語り、バスケットボールを通じて社会貢献や多様性の推進にも意欲を示しています。

MUFGアメリカは、グローバルな金融グループとして社会貢献活動にも注力しており、馬瓜の掲げる価値観と親和性の高いパートナーシップと言えるでしょう。スポーツとビジネスが交差する新たなステージに、馬瓜ステファニーは歩を進めています。

日本代表でも変わらぬ存在感

馬瓜は女子日本代表としても長年活躍しており、パリ五輪に向けた強化合宿や国際大会に継続的に参加中です。7月3日と4日にはデンマーク代表との国際強化試合が予定されており、両日ともに19時ティップオフで開催されます。試合はBSフジおよびバスケットLIVEで生中継される予定です。

馬瓜は今回の強化試合にも選出されており、欧州での成長をそのまま代表活動に反映させることが期待されています。新たなスポンサー契約を追い風に、さらなる活躍が注目されます。

まとめ:次世代に光を届ける国際派アスリート

馬瓜ステファニーは、プレイヤーとしての技術だけでなく、社会とのつながりやメッセージ性においても強い影響力を持つ存在となっています。欧州や米国でのチャレンジを経て、グローバルアスリートとしての存在感をますます高めています。

MUFGアメリカとのスポンサー契約は、彼女の活動をさらなる次元へと引き上げる後押しとなるでしょう。日本代表、スペインリーグ、WNBAと活躍の場を広げながら、彼女が目指す「次世代の架け橋」としての役割にも期待が集まります。

【3×3/EDEN.EXE】栃木から挑む新世代プロチーム。Z世代が仕掛ける3×3バスケ革命と未来展望

EDEN.EXEとは?Z世代が創設した新しいプロチーム


栃木県小山市を拠点に誕生した「EDEN.EXE(エデン・エグゼ)」は、2023年7月に発足した3人制プロバスケットボールチームです。国内最高峰リーグ「3×3.EXE PREMIER」に参入し、2000年代生まれの若き選手とオーナーが中心となって戦う姿勢が注目を集めています。チームカラーは黒、スローガンは「栃木と共に世界へ」。既存の強豪を打ち破り、日本一を目指す強い意志が込められています。

このチームの最大の特徴は、オーナー・選手ともにZ世代で構成されている点です。オーナーの春山歩夢氏(2000年生まれ/小山市出身)は建築士として大規模プロジェクトに関わった経歴を持ちながらも、安定したキャリアを捨て「夢を形にする」道を選びました。彼は「3年以内に日本一」を掲げ、同世代の仲間たちとともに新しい挑戦をスタートさせています。

選手紹介:若き精鋭ロスター

2025年度のEDEN.EXEの選手は以下の通りです。8名の平均年齢は20代前半。国体やインカレの舞台で実績を残した選手が揃っています。

– #61 鈴木雅之(栃木県出身/神奈川大学/インカレベスト16)
– #3 近藤虎ノ介(栃木県出身/大東文化大学/インカレ3位)
– #11 鴇田風真(東京都出身/日本大学/インカレベスト4)
– #17 若月遼(大阪府出身/明治大学/インカレベスト16)
– #13 菅野達海(東京都出身/青山学院大学/インカレベスト8)
– #35 アビブ・ジエン(セネガル出身/大東文化大学/インカレ3位)
– #59 山田真史(鳥取県出身/日本大学/インカレベスト4)
– #10 工藤魁(青森県出身/日本大学/インカレベスト4)

いずれもスピードやフィジカルに優れた世代で、5人制で培った力を3×3に適応させる挑戦を続けています。

リーグ成績と挑戦の歩み

2024年シーズンの成績は17試合で4勝12敗、勝率23.53%。総得点205に対して総失点は316と、初年度は苦戦を強いられました。しかし、シーズン序盤で初勝利を記録するなど、確かな一歩を踏み出しています。3×3.EXE PREMIERは全36チームが参加し、上位14チームのみがプレーオフに進出可能という厳しい環境。若いチームにとって経験の積み重ねが不可欠ですが、春山オーナーは「3年で頂点を目指す」と明言しています。

地域密着のスポンサー支援

EDEN.EXEの活動を支えるのは、地域企業との強力なパートナーシップです。特に2024年4月には、不動産事業「KAERU不動産」を展開する株式会社PLAYWORKとスポンサー契約を締結。地元コミュニティの一部としてチームを支援する姿勢が話題となりました。PLAYWORKの掛布篤行CEOは「若い選手たちが地域の子供に夢を与える活動に共感した」とコメント。スポーツを通じた地域活性化の象徴的な取り組みとなっています。

そのほかにも、エイジェック、TSUNAGU株式会社、星の杜中学校・高校、日光甚五郎煎餅など、地元栃木を中心とするスポンサーがバックアップ。若きチームに対する期待感が地域全体に広がっています。

アカデミーと育成事業

EDEN.EXEはトップチームだけでなく「EDEN.ACADEMY(U-12・15)」を運営。小学生から中学生を対象に、宇都宮・小山・日光でスクールを展開しています。プロ選手が直接コーチングを行い、基礎スキルだけでなく戦術理解やバスケIQを育成。1ヶ月無料体験やパーソナルレッスンの提供もあり、初心者から経験者まで幅広い層に対応しています。

さらに「EDEN Jr.」というバスケ塾も展開。試合に出られない選手やプロを目指す子供たちに機会を提供し、地域密着型の育成モデルを構築しています。これにより将来のスター選手輩出も期待されます。

ユニークな事業展開:スポーツとライフスタイルの融合


EDENはスポーツ事業に加え、宇都宮市内で脱毛・ホワイトニングサロンを運営。「選手も利用するサロン」としてSNSでも話題を集め、健康や見た目を含めたトータルケアを打ち出しています。これはスポーツとライフスタイルを結びつける新しい取り組みであり、Z世代チームならではの発想といえるでしょう。

オーナー春山歩夢の挑戦とビジョン

春山オーナーは建築士としてのキャリアを持ちながらも安定を捨て、未知の分野であるプロチーム運営に挑みました。宇都宮ライトレールの建設プロジェクトに参加した経験が彼の原動力となり、「自分の夢を叶えるだけでなく地域に還元したい」という信念でチームを創設。スポンサーやスクール事業での収益確保を通じて運営を安定化させています。

さらにAIを活用した戦略分析も導入。映像を解析し戦術を数値化することで、効率的にチーム強化を進めています。データドリブンなアプローチは、既存のチームとの差別化につながりつつあります。

メディアやファンの反応

地元紙「下野新聞」や3×3.EXE公式メディアもEDEN.EXEを取り上げ、若きチームの挑戦を「地域の希望」として紹介。特に「幼なじみで日本一を目指す」というストーリーは、多くのファンの心を掴みました。InstagramやTikTokでの情報発信も積極的で、Z世代らしいデジタル戦略がファン層拡大に寄与しています。

将来展望:3年以内に日本一を

EDEN.EXEはまだ若く、成績面では課題も多いですが、ポテンシャルは計り知れません。Z世代の挑戦心、地元企業の支援、最新テクノロジーの導入、そして地域に根ざした育成活動。これらが結びついたとき、EDEN.EXEは国内3×3シーンを変える存在となる可能性を秘めています。

「栃木と共に世界へ」というスローガンは単なる言葉ではなく、現実的な目標です。地域と共に成長し、3年後には日本一の称号を掴み取る――EDEN.EXEの未来から目が離せません。

チーム情報

チーム名:EDEN.EXE
ヨミ:エデン エグゼ
本拠地:栃木県日光市・宇都宮市・小山市
チームカラー:黒